魔力枯渇
●シル(メイプル・ルーチェ・スリジエ)(目線)
屋根に登るために外に出たんだけど、何か兵士達がやばそう
兵士A「うぷ気持ち悪い」
兵士B「目の前が回ってる〜クルクルクルクル」
兵士C「お腹が空いて動けない・・・誰か飯を」
兵士D「気分が悪いやつは医務室に、動けるやつは薬室に薬を貰いに行ってきてくれ!残ったやつは気絶してる奴を運ぶのを手伝ってくれ」
シル「今この格好で現れたら大変だしスルーしよう。上に上がる方法は脚力じゃ身体が重力で持たないし・・・風魔法で徐々に上がるしかない。風よ吹き荒れ舞い上げる竜巻となれ『風の舞』」
少しでも抑えるために完全演唱して魔力も1番少なくして発動した
それでも中級なだけあってかなり持っていかれる
カタ
シル「風帝と土帝の魔力が減ってる、よく感じたら炎帝も、魔法陣は魔法封じだけじゃないのかしら?」
炎帝「お前は誰だ!フードを外して顔を見せやがれ!」
闇帝「貴方は敵ですか?全員捕獲したと思いましたが残ってましたか」
シル「光帝さんに頼まれて来たんだよ〜帝会議でこのローブ見た事あるでしょ?僕はシルだよ、光帝さんの翻訳係だからね?」
炎帝「シル?あぁキメラの説明をする為に来てたなぁ。まさか魔法封じを解除するのをシルがやるのか?」
何か一気に警戒が解かれたんだけど・・・それでいいのか炎帝
他の帝は若干緩まったけど何か怪しい行動をすれば即座に動けるようにしてる
シル「炎帝さんは光帝さんから聞いてないの?僕、魔法陣だからお前に任せるって言われたんだよ〜あ、下の人に帝が呼ばれてたよ?名前は忘れたけど偉そうな貴族だったような気がする。」
呼んでたのは本当、下って言うのは廊下にいた人が帝が護衛しろって言ってた勿論帝は貴族より地位は偉いよ?地位はだいたい七属性大貴族と同等くらい
何で今そんな事を言ったのかは闇帝以外魔力を魔法陣に吸われているから、特に風帝はあんな勢いで吸い取られたらすぐ枯渇してしまうから
シル「〈〈ボソッ〉あの勢いじゃ魔力枯渇も時間の問題だし〉じゃあ僕は魔法陣やるから離れててね?」
炎帝「俺はパスだ。誰か行ってくれないか?」
土帝「儂が行こうかのぉ〜隊士か兵士で解決出来ないのなら儂らが行くべきじゃろ」
風帝「妾も行くわ〜1人では足りんかもしれないわぁ〜」
シル「〈〈ボソッ〉さっきの聞こえてた?まあいいや、それより魔法陣の方早くした方が良さそう。〉2人ともブレスレット着けてるなら遮断結界を張ってよ〜魔力消費を抑えられますし僕の魔力を遮断出来るからね〜」
炎帝「広範囲は無理だが自分だけなら、全てを遮断せよ『遮断結界』」
闇帝「魔力を遮断せよ『遮断結界』全て遮断する事ないですよね?」
シル「全くだよ〜んじゃ魔法陣を書き換えるから静かにしててね〜」
魔力だけ遮断すれば良かったのにまあ魔力が持つなら何も言わないよ、経験から学ぶこともあるのも事実だもん
シル「此処からが正念場だよね〜『身体強化、瞳』『水よ』(『ボックス』)偽りの線我が直そうそれが真実へと変わるように『フェイクライン』」
フェイクラインは魔法陣を無効化、もしくは書き換える時に使う魔法で属性は無属性
意味は偽物の線、まあ要するに回路を書き換える事で魔力吸収と遮断を無効にしようとしてるんだよ
シル「ー此処が此処にっーいっ」
全部の線の把握と操作後の記憶、次に何処に動かせばいいのか、何処に動かしたらダメなのか、魔法の維持、コントロール
頭が割れそうな程痛いぃー!!頭パンクしてるからもう詰め込まないでって言われてるように錯覚しそうなくらい脳から危険反応が来てる気が・・・コレ終わったら絶対熱出て倒れるなぁ〜
シル「後半分」
周りの音が遠くなっていく感覚、不思議なでも不愉快な感じ
身体の芯がどんどん冷えていってる、そろそろ身体が震えてきて魔力枯渇の重症が出てくる
順番に
魔力の抜ける脱力感に慣れてない人は気絶する
↓
身体中が痛くなり気絶する
↓
周りの音や重心が感じ取れなくなり気絶する
↓
身体の芯が冷えていく感覚がし気絶する←そろそろ気絶しないとかなりまずい、これ以上魔力を使おうとすると死ぬ
↓
身体が震えて何も考えられなくなり凍死、魔力完全枯渇により気絶
シル「おわ・・・」
闇帝「シルさん!」
炎帝「シル!」
シル〈パクパク〉(声出ないし終わったって伝えられたかな?眠い、おやすみ)
炎帝「下に急いで運ぶぞ!死ぬんじゃねぇぞ!」
闇帝「はい!シルさん死んじゃダメです!起きてください」
炎帝達が何か私に向かって叫んでる、ごめん聞き取れないやそれに眠いの寝か、せ・・てzzZ
PV3000突破!ありがとうございます!ユニーク700突破です!本当にありがとうございます!
12月初めにキャラ紹介を入れたいと思います、3つくらいに分ける予定です、ネタバレ注意




