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ルーマナ  作者: 黒キ万華鏡
第7話
57/132

空間結界

誤字修正しました

28/12/16

●メイプル・ルーチェ・スリジエ(目線)


アルセ「何を言ってるんだ?お前・・・本当に・・・」


アルセ・・・


男A「・・て・・・て」


メイプル「ん、んぅ〜あと少し」


男A「・・・った。」


メイプル「ん〜ふぁおはようございます。えーと私はメイプルです、お名前を伺っても?」


男A「俺はスーモ・シルフェントだ、俺はお前についていけと言われたんだ」


この人って真面目で直球なのかな?死んだことを信じたり、私と行動する事をちゃんと実行してるし思いっきり本人には説明無しだけど


メイプル「シルフェントさんよろしくお願いします。あ、光帝さんが眠ったまま起きないのですが治す方法を知りませんか?」


スーモ「光帝が自力で自分で作った世界を壊さないと起きないんだ、申し訳ない」


自分が作った・・・それは戻れないんじゃないの?自分の思い通りに行く世界、そんなの抜け出すのが辛くて嫌な人の方が多い。自分で作ったと気付いていなかったり気付いていて尚そこに居たがる人も必ずいる

私の声少しだけ届ける事が出来たならもしかしたら気付いてくれるかもしれない!


メイプル「《アルセ!今いる世界に私はいないよ!帰ってきて、私にはアルセが必要なんだよ!》いえ、気にしないで下さい。魔法封じがある所為でここでは魔法が使いづらくて、全員連れて来れるかな?」


スーモ「俺達がつけていたブレスレットをつければ使えるはずだ。解除方法は屋根に描いた魔法陣を正確に消すしか方法がないな、生憎解除出来る奴は誰も居ない方法だけだ」


屋根?かなり高かったと思うけど上がる時に誰も気付かなかった?考えるのは後にして

この事声をアルセに似せて連絡回した方がいいわね、相性が良いのはルードさんだけど寝てるし炎帝が適任かしら?『音の音色』『念話』


メイプル《悪いが屋根に魔法陣が描いてある所を探しておいてくれるか、全て終わって起きたら文句は聞くし、何か奢ってやるよ炎帝》


メイプル「まずは私達は捕らえた者達をこの部屋に連れて来ましょうか。ローブは着た方がいいです、フードは着くまでは着ておきましょう〜シルフェントさん行きますよ」


魔法封じを無効にするブレスレットは自分の近くに魔力を出すことが出来るだけで遠くに伝える念話や転移は出来ない。攻撃、防御魔法も自分を中心に一定範囲しか魔力がないから発動出来ないし

私が念話出来るのは無理矢理魔力量でゴリ押しして繋げているから。

寝て少しは回復したけど、シルフェントさんに黒の領域使いすぎた所為で全開じゃないから眠気とダルさが消えない、行儀悪いけど着くまで食べ歩きしてる

・・

・・・

さて全員回収したし後は部屋に帰って話を聞けば今日、と言うよりもう0時過ぎてるけど終わりかな


スーモ「メイプルさんって地位が高いお嬢様何ですか?」


メイプル「一応ね、でも今まで通りでよろしくお願いします。ん?」


スーモ「分かった、どうかしたか」


あれはグレン君がいた部屋だったよね?何で結界が張ったままになってるの?

とっくに魔力が切れて消えてるか、グレン君が開けた時に魔素に戻る筈なのに・・・ん〜ん〜?魔力が自然に魔素を戻るのを遮断してる?

本来魔法が自然に消えるのは私達が体内の魔力が魔素に属性を付けるのをやめたから。

属性を付けるのをやめると魔力が消えていき、魔素に戻ってしまうから魔法が消えてしまう。

今回使われた魔法封じは魔素になるのを防ぐ攻撃系統ではなく補助に使われる魔法陣みたい。

魔法陣早く見たい!改良したい〜!


メイプル「シルフェントさんこの中に入って今後の説明と大臣やナッシェルトから何か全員に配られた物があったら出しておいて下さい、外せない物は無理に外そうとせず後で教えて下さいね。私は少し隣の部屋に行ってきますので、30分程で戻ります・・・やっぱり私の魔力が消えていない、中で出れなくなってる?吸収するべきか同調して中に入るべきか・・・う〜ん魔力は私のだし同調にしよう。」


魔素を取り込んで魔力に変わるのは心臓の近くに(地球では存在しない)臓器が魔素を魔力に変えて全体に回しているから。魔力は一つ一つ違う。

臓器は魔力に変えられる量に個人差があって使い続ければ魔力に変えることになれて魔力量が多くなる。

ただ体内に回す量が多すぎると臓器や血管、細胞を傷つけてしまうから、治療法として臓器に封印してもらう。もしくは封印された状態で産まれてくる事がある、後方は盲魔と呼ばれる人達の事だ


メイプル「きゃ、とと危ない顔面をぶつける所だった」


今の私じゃ同調出来るのは1〜3秒程度で手をつけてもたれかかった状態でしてたから同調した途端にすり抜けちゃうんだよね〜

2人を探したら流石に日付が変わってたらベッドで仲良く寝てた。念の為眠り魔法『眠りの風』よし、かけ終わった


メイプル「ん?あれ?ここは普通に魔法が使えてる?『水よ』出来る、私が作った空間結界魔法だから?ここならアルセに声が届くかな?《アルセ!私の声を聞いて!そこはアルセが作った世界!飲み込まれないで!帰ってきて!》・・・・・・ダメね、少しでも異変に気付けば自力で出てくると思うけど」


ここで普通に魔法が使えるなら必要な物は今のうちに取り出しとかないと・・・うぅ〜流石に子供の身体だから少し寝てもまだ眠い。私の魔力の塊を取り込んで、眠気と疲労を軽減する飴をボックスから18個と念の為自白の薬を3つくらい


メイプル「色々してる間に1時間も経ってたし、私の部屋に行って話聞かないと。あ、その前に同調またしなきゃいけないのか・・・はぁ」


ガチャ


メイプル「コレ(空間結界)消した方がいいかしら?えーと確か」


出る前にグレン君に手紙書いてた方がいいかなって[今日1日は外に出たら危険だから部屋の中に居て、この部屋は人が入れない結界があるから安全だよ。メイプルより]って書いたわね、うん消さないでおくちゃんと食材もこの部屋と私の部屋だけは問題ないし


コンコンコン


メイプル「メイプルですがシルフェントさん開けてもいいですか?」


ガチャ


スーモ「ここにいる全員に話しておいた、その飴はなんだ?」


メイプル「こっちが気持ちが落ち着く飴でこっちのは自白薬です。自白薬は使うつもりはありませんが何かあった時に必要かもと思いましたので。シルフェントさん渡された道具ありました?」


スーモ「あぁメイプルさん達が奪ったブレスレットとチョーカーだ。これを付けていれば身体が軽くなるから帰ってくるまで外すなと言われている」


チョーカー?もしかして『部分身体強化、瞳』目に魔力を集中したら弱った精霊が奥に見えた大変!じゃなくて魔法陣だよ魔法陣、えーとちゃんと肉体強化って描かれてる、っ!


メイプル「爆!?そのチョーカー!・・・シルフェントさんそのまましゃがんでて下さい」


魔法陣に書いてあるのは肉体強化と遠隔爆発

遠隔操作でこのチョーカーの対を壊すか無理矢理外せば爆発する仕掛け、こっちがチョーカーを壊しても向こうは爆発しないから失敗した時に全員殺す気だったと推測出来る

少し回路をずらせば機能しなくなるから相手がそういうの専門だったら無効化されて役に立たなくなるからもし描いた人が私だったら改良してる


メイプル「もう大丈夫です、全員並んでこちらに来てください。終わった人は飴を舐めて全員終わるまで待っててください」


魔力消費する事ばっかりやりたくない、今度から封印魔力から補給できる封印に改良しなきゃ

この人数でこの魔力量ギリギリ足りる、と嬉しい

・・

・・・


スーモ「メイプルさん大丈夫か?ふらふらしてるぞ、分けて少し寝るか?」


メイプル「いえ、シルフェントさん達と話が出来るのがそこで寝てる水帝さんが起きるまでです、それまでに話を聞いて脅されて今回無理矢理やらされた事とシューべ国王が牢に入れられている事を証明出来なければ水帝さんに連れて行かれて牢に入れられるか早いうちに殺されます。」


スーモ「申し訳ない。水帝ってあそこのベッドで寝ているやつか?帝でもこれだけ騒いでるのに起きないんだな」


メイプル「光帝さんの魔法の効き目が切れてその反動で疲れて眠ってますから。最近そちらの大臣達のせいで数日間まともに寝ていないんですよ、それを光帝さんに頼んで眠気などを薄めて貰ってました」


朝になっても起きないでしょうけどね

ルードさんはもう少し身体を大切にして欲しい

私とアルセもそうだけどやる事があればそれが終わるまで寝たり食べたりしないけど、ルードさんがそれをすると倒れる


スーモ「本当に申し訳ない・・・それで話なんだが・・・」


やっぱり情報少ないなぁ

数人が聞いたことがあるらしく、キメラを作った人はやっぱりベルって名前みたい。それとシューべ国では姓がない人はスラムの人間か奴隷になるって

奴隷は正規ルートなら調べられるけど裏ルートだとかなり難しい。書類がない事が多いし、売った奴らは買ったやつを詮索しない暗黙のルールがあるって聞いた

大臣は大胆な動きをしているから調べれば出るから裏に誰かいないか注意だけしていればいい


メイプル「大臣が隠れてあったりしてる人とか知らないですか?噂でも何でもいいですから」


男C「噂でいいなら僕知ってるよ!大臣には女が居てその女は怪しい男と密会してるって噂〜女は結構頻繁に会ってるとか何とか」


男F「俺が聞いた噂は女が複数の男に囲まれている所を何回も見たって噂だったぜ?」


男G「女は自分の身体の色が肌色以外の色をしてたって噂もあったな〜」


噂の女、か

面倒な予感・・・調べてみるのはいいとして分身に調べさせるか、それとも分身を置いて私自身が調べに行くか。どっちにしても魔力を回復させてからだから今は出来ない


スーモ「ふぁ〜もうすぐ5時か、話すことなくなったがもう少し話し合うか?」


メイプル「ん・・・ん、シルフェントさん何か言った?」


スーモ「話すことないからもう寝るかって聞いたんだ」


今聞けることは全部聞いたし寝ても大丈夫かな?私はもう少し考える事があるから寝れないけど


メイプル「皆さんはこの部屋で寝てください、私は水帝さんを連れて行きますので。ベッドがなくて申し訳ありません」


スーモ「国王様が居なくなってからずっと良くて雑魚寝だったから大丈夫だ」


メイプル「そうですか、この部屋に寄る人は少ないですがもし誰か来てもなるべく早く迎えに行くので時間を稼いでくれると助かります。それではおやすみなさい」


ガチャ


ルードさんは客室のベッドに寝かせて、その後炎帝の所に行かないと

・・・アルセ早く目覚めてよ

メイプル「・・・どうやって運ぼう?」


はい、何で運んだかと言うと







風魔法で空中に浮かせて運んだ。でした!

誰か正解しました?転移って思った人ハズレでした〜☆


俵運びじゃ真ん中を持ったら両方引き摺るし脇に抱えると更に引き摺る、お姫様抱っこは面白そうでしたが手の長さ的に無理だなぁ〜って事で結局魔法になりました

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