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ルーマナ  作者: 黒キ万華鏡
第7話
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パーティ4

●メイプル・ルーチェ・スリジエ(目線)


アルセは私を助けた後外の奴を生け捕りにして来るって言ってテラスから飛び降りた。

何だか嫌な予感がするから止めた方が良かったかな・・・

今は魔法が使えないけど、魔力察知と気配で外の様子を知ることが出来るから外の様子を伺ってる


メイプル「相手は魔法を使ってるのに私達が使えないのは何故?相手は魔星石を使ってる?違う、魔法を封じる魔法陣の中に例外があるとしたら?相手と私達で違うところ、服装、飾り、武器で尚且つ同じ物をつけている・・・服装は少し違うし魔力を感じない。手首に魔力を感じるって事は飾り?」


水帝「メイプル様こちらに避難して下さい。まだ外に残っていますので。」


メイプル「光帝さんが帰ってきたら避難します。それよりもあの男の人が付けているブレスレット少し貸してくれませんか?」


水帝「?いいですよ。どうぞ」


やっぱり裏側に魔法陣が書かれてる。解析したら無くても使えるかな?

・・

・・・

ん、出来た。もっと時間があれば変わったかも知れない、複製は出来ても魔法陣は必要って結論しか導き出せなかったや

これが終わったらアルセと解析兼相談ね


メイプル「水帝さんこれと同じ物をこの人達から取って自分達に付けてください。光帝が外で解析したみたいです」


メイプル《アルセ相手が付けてる緑色のブレスレットを自分がつければ魔法が使えるようになるよ》


アルセの心話が通じない?通じない事は1度も無かったのに、行ったほうがいい!


水帝「分かりました。光帝本人はどちらに?」


メイプル「今から迎えに行きます。水帝さんついて来てくれませんか?」


水帝「はい。ですが危険なら引き返します」


男D「この剣・・・あれば大した・・・なかったな!」


男E「最初・・・がまさか・・・簡単な手に・・・なんて」


アルセが死んだら私には分かるから生きてる、でも心話は魔力がなくても返事も聞くことも出来るはず。寝ている時でも聞こえているし無意識に返すことだって出来る

なら何故聞こえないの?


水帝〈〈ボソッ〉メイプル様危険そうなので引き返してください〉


メイプル〈〈ボソッ〉私は帰るとは一言も言ってません。私が居れば魔法を使える場所が分かりますよ〉


アルセも無意識に違和感に気付いたはず。なら外で魔法を使おうとしたはず何だけどな・・・

それに肉体強化が出来る状態で負けるとも思えない


メイプル「それにあちらも私に気付いている様ですので逃げられませんよ」


水帝「チッ!なるべく離れないで下さい。私が相手しますので」


男E「綺麗な嬢ちゃんだぜ!持って帰って愛でてやろうぜ!」


男D「お前ロリコンかよ。10年ぐらいたったら俺は犯してやるがな」


メイプル「水帝、そこで待ってろ。殺ってくる」


男DE「こ、子供にま、負ける、わけ、ないだろ!」


水帝「え、あ、どうぞ」


殺気出てるんだろうけど出し過ぎたかな?

無性に腹が立った、コロシテヤロウカナ?


メイプル「『肉体強化』、全てを風で遮り守れ『風の護り』」


肉体強化はギリギリ私が筋肉痛を起こさない程度の軽めで、風の護りはこの程度ならほぼ無効で大丈夫かな


バキボキ

ドスッ


もう1人は植物で倒そうかな。『ボックス』種を胸元から取り出した振りをして、相手に投げる!


メイプル「木々が芽吹き天まで登るどこまでも登る『木々よ』」


木々よは種から芽を伸ばして花を咲かせ種や実を作り枯れるまでを早める植物属性中級魔法。早めるのは時属性で思われそうだけど、植物関係は時属性より魔力消費が少なくなる。

それに元があればそれほど魔力も消費しないしね

例えば地面に生えてる草とか木とかを媒体にすれば中級でも他の小級並ですむし


メイプル「私、貴方達みたいな人興味無いんです。2度と穢らわしい目で見ないでくれます?聞こえてないでしょうが。水帝さん終わりました、水帝さん?光帝さんを探しに行きますよ」


水帝「・・・はっ!一体何が、いつの間に倒したんですか?」


メイプル「ショートしてたの・・・それより光帝さんですよ。行きますよ」


メイプル《アルセ聞こえるなら返事して!アルセ》


ダメ。念話も心話も通じない

念話は弾かれるって事は魔法にかかって眠ってるか夢を見せられてるか気絶してるかのどれかのはず


メイプル「あそこに4人倒れてるよ。4人?アルセ!?アルセ!しっかりして」


水帝「アルセ!どうしたんだ!」


メイプル「アルセを私の部屋に連れて行ってください!」


また失いたくない、もう二度と私は・・・

嫌だよ、アルセがいなきゃ私一人じゃ出来ないこと多いんだよぉだから目覚めてよぉ!

っ泣くより起こせる方法を探らなきゃ!私が今やる事は泣く事じゃないっ!

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