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ルーマナ  作者: 黒キ万華鏡
第7話
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パーティ2

●アルセ・シャイン(目線)


貴族出席のパーティって嫌いだんだよな

遠回しに悪口言ったり、腹の探り合いだったり

まあそれでも貴族ってだけで命を狙われる事があるから守らないといけないし、正直周りの心を聞きたくないんだがしょうがないよな〜『神読』


(属性貴族って威張ってて嫌いですわ)

(第一王子の婚約者になってみせるわ!)

(パーティ早く終わらないでしょうか)


ルード「アル、光帝?ぼーとどうかしたか?」


光帝「そろそろ王子も出てくるから帝達が来るな〜と考えていただけだ」


ルード「そうか俺はクロード様の護衛じゃなく外になったからな(水帝として護衛するがな、アルセは他の帝に任せてのんびりとかしないよな?)」


心の声聞こえるようにしてるが糞みたいな奴ばかりだ。メイプルに会いに行きたい、他の帝が居れば大丈夫じゃねぇの?


光帝「そうか外なら暇になりそうだな。あ、偶にはギルドに来いよ、食事と酒くらいなら奢ってやるから」


ルード「真面目に護衛してくれ、奢りなら行く。暫く休みはないがな(水帝の方が調べる事多すぎて時間が空かないし昨日あたりから目の前がクラクラする。最後に寝たのいつだったか・・・)」


光帝「はぁ一時的でしかないが、天から降りし雨は天から貰いし命を癒す『女神の雨』」


女神の雨は水属性上級魔法で魔力消費に比例する魔法だ。

効果は眠気を抑えるのと身体の疲労を減らす物だ。治療にも使えるが今回は眠気と疲労限定で使った、副作用として挙げるなら使ったその日は身体が眠った瞬間から起きなくなる


ルード「楽になったありがとな(これで明日まで持ちそうだ。)」


光帝「帰ったらベッドに入って必ず昼まで寝ろ。朝の訓練は代わりがやってやるからいいな?絶対に今日は早く寝てゆっくり眠れ」


ルード「それは俺がやるべき事だ。アルセに迷惑をかけるわけには行かないし、寝ている時間が惜しい(アルセには悪いが寝る時間より仕事をしないと)」


光帝「はぁ・・・どうしてもって言うなら魔法で無理矢理眠らせてもいいぞ?俺が優しく言ってるうちに大人しく頷いとけ」


少し黒く言い過ぎたな。

首が千切れそうなくらい頷いてる

まあ流石に仕事を気にしないで1度寝たら何も言わなくても疲労と睡眠不足で昼まで寝てるだろう


(・・・いんだ)

(こ・・・殺せる)


!殺せるって言ったな、右側から聞こえた。

俺が聴けるのはこの部屋の半分程度で危険がない悪意のない奴の心は聞こえないようにしてるから、圧迫される事がなるべく少ないようにしてる


光帝「ルード右少し抜ける」


ルード「!分かった(敵が居るのか、怪我とかするなよ)」


男A「それでですね、最近出来た音が出るんですよ(第一王子が出てきた所に合図する)」


男B「いいですね。俺達は音を出すだけですからね。(俺は合図するだけだから楽だよな〜金もうまいし例え合図した奴らが失敗しても俺達は何もしてないから安全だし)」


男A「もうそろそろですね〜俺はそろそろ東に行ってきます。そちらも音の件検討してきてください(わざわざ2箇所にする理由があるのか?まあどうでもいいか)」


こいつらの会話は暗号か何かで話してるんだろうが心の声を聞いてればそんなの関係ないからな。

他の帝に知らせるか。あの喋り方不便だし念話の時だけ普通に喋れる設定にしようかな


光帝《光帝、2、敵、1、2監視、要請》


タッタッタッ


シード〈〈ボソッ〉光帝、敵を見つけたんだな。どいつだ?〉


光帝《シードから見て北北東のクリリ(栗)色の短髪に薄緑の服を来てるやつだ》


シード〈〈ボソッ〉了解!もう1人は光帝が見張るのか?〉


光帝「《誰も来なi 闇帝〈〈ボソッ〉来ました。炎帝も居たのなら私は要りませんでしたか?〉来たから闇帝に頼む》〈〈ボソッ〉いる、南東、こっち〉


炎帝(俺だけに念話したんじゃなかったのか、だから普通に喋ってたのかと、見失わないようについて行かないと)


あっちは大丈夫だな

問題は闇帝だ。フードも外してなかったから顔も知らないし、名前も知らないから実際知らない事だらけだ。

俺が信用されてないって事何だろうがな


闇帝「あの、光帝さんは何者なんですか?」


光帝「神秘の桜ギルドマスター」


闇帝「聞き方を間違えました。光帝さんは他国のスパイなんですか?」


光帝「違う、そうでも、否定」


闇帝「あ、そうですね。光帝さんは普通に話せないんですか?」


面倒だし念話は普通に話せることにしよう。会話が成立しにくい


光帝《念話なら普通に話せる。帝で知ってるのは多分炎帝達だけ。そろそろ敵の所に着くぞ、深緑の髪と服の男だ》


闇帝〈〈ボソッ〉そうだったんですか。じゃあ私はあの男を見張りますね、今度時間があれば話しませんか?〉


光帝《いいぞ。1人の時間がほとんど無いが王女も一緒でいいならお茶でもしながら話すか》


闇帝は子供っぽいし、声に魔力が乗りやすいみたいで感情が伝わってくる。これなら言霊とか使えそうだなぁ

お、始まるみたいだ。近くに行かないとな


風帝「あらぁ〜光帝じゃないの。念話聞いたわよ〜闇帝を行かせたけど大丈夫だったかしらぁ?(王子の護衛より王女の護衛をしたかったわ〜)」


水帝「私はクロード王子の護衛を任されていますので(炎帝が行くのを見かけたから行かなくていいと思ったが、この様子じゃ大丈夫だったな)」


土帝はいないのか?

帝全員が付くわけじゃないみたいだな

メイプルを護衛するのは俺の役目だ!

と、考えてる間に挨拶が始まるみたいだな


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