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ルーマナ  作者: 黒キ万華鏡
第7話
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治療の報酬話

●メイプル・ルーチェ・スリジエ(目線)


流石に姉弟の再開を邪魔したくないし姉弟水いらずの方がいいでしょうし撤退しよ〜足音を消して気配は徐々に消していけばバレないでしょ


カチャ

パタン


メイプル「『防御結界、防音結界、遮断結界、発動』結界は自然と魔力切れで消えるように多めに入れといて。〈キョロキョロ〉周りに人はいないね『転移』」


シュン

スタ


アルセ「ん?メイプルパーティーはどうした?」


メイプル「姉弟の再開だから転移で抜けてきた、ムツキさんだったよね」


ムツキ「少ししか話してないのに覚えてたのか、改めてムツキ・ムーランドだ」


アルセ「この間は詳しく説明しなかったが例の件の関係者だ、と言ってもある意味人質を取られて脅されてた奴だ」


メイプル「へぇ〜じゃあ纏まったら教えてね私は書類やってるから、昼間には一声かけてね『風よ』」


書類は重いから重力を変えるのもあるけど、消費量と効率を考えたら風魔法の方がいい。アルセみたいに身体が成長してれば重力とどっこいどっこいになるかな?


「アルセさん。さっきの話ですがそれだけで本当にいいんですか?」


加入申請多くなってきたな〜何か対策たてないと対処しきれなくなる

魔法陣じゃ出来ないし、誰か雇うとか?

私利私欲な考えを持ってない人なら誰でもいいけど、そう簡単に集まらないだろうし。

あんまり好きじゃないけど奴隷を買おうかな


アルセ「それで構わない、場所は分かっても無理矢理力技では殲滅出来ない事だからな」


ムツキ「前にも言ってましたが俺は本当について行かないでいいんですか?ルールとか色々あるのは説明しましたよね?」


アルセ「あぁこれ以上踏み込むのは危険だろ、それに嫁にも黒いことしてたって言うのにこれ以上重ねるのは嫌だろう?」


ムツキ「今更重ねても変わらない、ですがアルセさんに任せます。俺は報酬に情報を提供するって事でしたし」


この間治療したシャナさんの報酬が情報だったんだ、身体の負担的にそろそろやばかったのは事実でアルセも予めこんな症状って治るのかって何気なく聞いてきてたからムツキさんの周辺を調べてから話しかけてたんだと思う。


アルセ「メイプルそろそろ正午だ、行くか」


メイプル「あ、うん。ムツキさん情報ありがとうございます、必ず役立てますので闇はきっぱり切り捨てて前を向いて下さいね」


ムツキ「えっとその切り捨てる事は俺には出来そうに無い、彼女には真実を話してその上でどうしたいか聞きたいと思う」


アルセ「過程はどうであれお前と彼女は助かるんだ、技術がついたとでも思っとけ。それに嫁さんは感謝こそしても文句は言えないはずだ助けられた側だからな、言ってくるなら別れた方がいいぞ将来苦労するぞ」


シャナさんはそんな性格じゃなかったから大丈夫だと思う、ただ後押ししてるんだ言う事があと1歩踏み出せないから

ムツキさんは迷うなら言わず留めておくタイプで誰かに指摘された時に凄く困ってしまう人だ、だからシャナさんとも気が合うんだろうなぁ〜


ムツキ「アルセさんメイプルさんありがとうございました!俺、シャナに言いますシャナが何て言うか分かりませんが言ってみたいと思います!何か相談があれば言ってください来ますから!」


メイプル「気を付けて帰って下さいね」


アルセ「何かあればな、お菓子でも買って帰ってやれ」


ガチャ

バタン


メイプル「アルセムツキさんに話しかけたのってシャナさんの状態分かってたから話しかけたんでしょ?」


アルセ「逆だ、シャナの体調が悪くて首に痣があったからメイプルに聞いて其処からムツキに行き着いたんだ。まあ勘で何となく関係してるとは思ったのも事実だが」


メイプル「そっか・・・ごめんね勘違いしてた。あ、そろそろ戻らなきゃアルセ速く行こ!」


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