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ルーマナ  作者: 黒キ万華鏡
第7話
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パーティー1

●メイプル・ルーチェ・スリジエ(目線)


転移で帰って父さんと母さんに学校の話をして飛び級出来そうならって事で許可を貰った

家庭教師をつけるって言ってたけどグレン君と一緒にアルセに教えて貰ってるから大丈夫って断っちゃった

グレン君も一緒に中学校に行く事になった。父さんは私の護衛としてグレン君を学校に行かせたかったんだって


最近少し魔力が安定してきたから魔力コントロールを中心に鍛錬してる。

魔力コントロールのやり方は人それぞれで、私は身体全体に薄い膜を何層になるように層と層の間はなるべく狭く均等で何処もくっつかないようにする、これがかなり難しい。意識を逸らせなくて朝か寝る前以外は出来ないしね〜


慣れてきたのかグレン君は早起きが出来るようになって一緒に鍛錬する事が多くなったよ

最近は私の数日前のメニューと同じ内容とグレン君用の魔力コントロールをやって早く私に追いつきたいらしい

因みに私の鍛錬は少し前に比べて少し増えて城中15周、腕立て200〜500、腹筋400〜600、素振り600〜800になった。身体はまだ子供だから体調の善し悪しが極端でその日の調子で回数が変わるけど


グレン「ルードさんおはようございます。」


ルード「グレン、メイプル様おはようございます」


メイプル「ルードさんおはようございます。今日はパーティだったよね?」


ルード「はい。グレンとメイプル様は主席なさるのですか?」


メイプル「私は最初に顔出しするだけかな?グレン君が居るから誰も来ないだろうし」


私に興味を示す人は居ないはず、今回参加する人で王族だって知ってるのは家族、アルセ、ルードさん、グレン君とカナさんくらいだし

属性貴族は私の存在を知ってても顔は知らないから王族だって言わなければ問題ない


グレン「僕は姉様に会えるなら隠れて会いたい。だから出たいな」


あ、グレン君が火属性貴族だって事はルードさんにも話してある。この事を知ってるのは家族とアルセと神秘の桜メンバー1部と3番隊の人達の1部だけだよ、隊士の中にも貴族はいるから


ルード「出るのはいいが面倒ごとを起こすなよ、今回来るのは属性貴族もいる守り切れるか分からないからな」


グレン「はい、気をつけます。心配してくれてありがとうございます」


ルードさんが心配してるのは誰か侵入者が来た時じゃなく、地位の高い人がグレン君に絡んだ時副長の地位で庇えないかも知れないから絡まれないようにしろよって意味だよ

それとパーティーでは私はメイプルじゃなくメイ、グレン君はイル君って偽名で出席するの。名簿にはメイプル・シャインとイル・シャインって書いてある


メイ(メイプル)「イル君彼処が会場だよ」


イル(グレン)「メイp、メイちゃんも来てくれない?」


メイ「ここに入る時にも注意したけど、そのブレスレットはグレン・ファイヤーだって認識出来なくなる魔法陣がかかれてるから、外すと顔が知ってる人が居れば生きてることがバレるから」


イル「アルセさんに感謝しないとね。〈〈ボソッ〉あ、あの人がぼくの姉様だよ〉」


メイ「前もって出席リスト見てたから顔も分かるよ。じゃあ頃合いを見て連れ出しに行こう」


なかなかチャンスが無かったけどクロード兄の挨拶の後、つまりダンスとかでバラバラになる今なら行けると思う

私がイル君におしえたのはなるべく丁寧に挨拶して弟、つまりグレン・ファイヤーについて話したいことがあると言って呼び出す方法、駄目なら一旦離れて私が連れ出すことになってる出来れば出番は無いといいなぁ〜


イル「火の属性貴族セレナ様でしょうか。僕はイル・シャインと申します、こちらが」


メイ「メイ、メイ・シャインです。少しお話よろしいでしょうか?」


セレナ「・・・いいわよ。何?」


無理に作った表情?って言うのかな何だか嫌だけど公の場だからって感じ、冷たい目もその奥には暖かさが見える気がする

此処からはイル君次第ね


イル「〈〈ボソッ〉セレナ様のお父様に内緒でお願いします。セレナ様の弟の事で話があるのですが〉向こうで少し話しませんか?」


セレナ「!!いいわよ。お父様少しこちらの方々とあちらでお話して来ます」


セレナ父「昼が始まる前に帰って来なさい。」


セレナ「分かりました」


メイ「左のテラスの所に行きましょう案内します。イル君セレナ様付いてきてください」


イル・セレナ「うん。」「えぇ」


確かこの辺りに脱出用のスイッチがあったはず〜あ、あったあった


ポチ

ゴゴゴ


へぇ〜意外と広かったんだ、脱出用だから1人が通れる程度だと思ってたのに見た感じ人が2人くらい通れそうな穴が出来てる。子供だからって訳じゃないよ大人が2人くらいだから


イル「これって隠し通路?何処に繋がってるの?」


メイ「部屋に繋がってる、何処から聞かれるか分かりませんから。『光よ』ほら2人とも行きますよ」


セレナ「演唱破棄!?この年で、それに隠し通路を何故知ってるのかしら?」


メイ「立派な城の関係者ですよ、演唱破棄は城の関係者なら出来ないと困りますから」


人質にされててその状態から相手の隙を作るのに演唱してる暇が無いとかクロード兄も演唱破棄は出来るようにさせられたらしい、誰にさせられたのかは聞けなかったけど




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