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ルーマナ  作者: 黒キ万華鏡
第6話+
49/132

??目線

少し変更しました

28/11/5

誤字修正しました

29/2/11

??(目線)


俺達は金になりそうな男女を攫って売ることで金を貰ってる

この仕事は嫌いだ、売買相手は子爵だから女は特に高く買ってくれるけどやめたい

好きで人攫いなんてしてるわけじゃない、でも辞めるわけにいかない。こんな事でもしないと金がまったく足りないんだ

子爵が用意してくれる医者が必要だから・・・医者を呼んで貰うのと治療費、薬が高くて真っ当な仕事じゃ間に合わないに足りないんだ

此処の建物は黒闇の入口、俺からしたら悪魔の住処だ。その悪魔の住処の扉を今日も叩く・・・


コンコンコン


「世界の裏は」


「闇」


「光は」


「ギルド」


「俺達すべては」


「闇ギルド」


ガチャ


合言葉は毎回変わるけど、3パターンしかない

ここに来る時に何処からか観察されてるらしく左目を隠して右側の髪を結び、剣の鞘を右手で持っていないと扉を叩いても裏の者は出て来ない、裏での安全対策と言っていた

これ(格好)も何か役職的な意味があるらしいが詳しくは教えてもらえなかった

俺?俺は人攫い(左目を隠す)0〜60日以内(右手で持つ)だ


「エム、3日ぶりだな。今回もか?」


俺のコードネームはエム本名はムツキ・ムーランド

ここ(裏)で本名を名乗るのはご法度だ。

ここ(闇ギルド)に初めて来た時に、本名を名乗れば(表で)夜に後ろから殺られるかもなって言われたからだ


エム「あぁ、黒炎今回は上玉だ。高値で買ってもらえそうだ」


黒炎「目標額までいくらだったっけ?にしてもエムはバレずに連れてくるから子爵様も喜んでいたぞ。お前も立派な裏の一員だな」


エム「・・・後白銀7枚と金貨3枚だ。俺は金さえ入ればどうでもいい」


俺は彼女さえ救えれば方法はどうだっていい。医者に治療させればここをすぐに去るしな

彼女の為なら俺の感情など消してみせる


黒炎「相変わらずだなエムは。じゃ早速仕事に入るか〜何人連れてきた?」


エム「7だ、男2の女5。種族は知らねぇが貴族の玩具でもいけるんじゃねぇかな?」


人攫いして治療費を集めたなんて彼女が聞いたらどうなることやら・・・

今回連れてきたのは男はドワーフ、獣人。女は貴族の人間、平民の人間2人、獣人、エルフと人間のハーフだ。ハーフは珍しいから高値で売れるらしい


黒炎「こいつがハーフか?確かに高値で売れるか。金が入り次第連絡する、いつもの前金白銀貸4枚だ」


商品が脱走したら金は入らないが前金の半分は貰えるようになってる。商品が売れたら前金に追加という形で金を貰える。


エム「確かに受け取った。もうそろそろ開催されるのか?」


黒炎「ん?あぁ1週間後だ。見に来るなら金貨5枚からだぜ?」


エム「高い。いつか余裕が出来たら行く」


黒炎「エム、ここ最近裏オークションを調べてるやつがいるらしい。行動も発言も気をつけろよ」


黒炎は闇ギルドの中でかなり有名だ。金の亡者みたいな俺を手助けしてくれる物好きだ。と言ってるやつもいるが俺のようなすぐに抜けていく奴をサポートしてる事が多い

何故闇ギルドに居るのか疑問なくらい気遣いが出来る、此処に居なければいい奴だと言えるくらいに


エム「俺はエムだ、目的が終わるまで俺は死なない。じゃあまた8日後に来る」


ガチャ


ムツキ「これで金が集まる。やっと彼女を助けられる、それまで死なないでくれ」


「本当に助けて貰えると思ってるのか?」


気付けなかった!闇側に行ってから油断したことは1度も無かったのに、いつも細心の注意をはらってた

さっきの話聞かれてたのか?


ムツキ「誰だ!」


「俺?俺は・・・いや、名乗らないでおく。それよりさっきの質問答えろ」


ムツキ「・・・子爵が医者を呼んでくれるんだ!その医者が彼女をn 「その医者が治せないとしても?一時的に緩めただけで完治しない病だとしても?それでも一時的に進行を緩める為にずっと裏で稼いで生きていくのか?」ど、どう、いう」


「病の事知りたいなら教えてやるぜ?俺のところにはそういうのがわかる奴が居るからな〜本当に真実を知りたいのならこの紙に書いてある場所まで来い。この紙を受付に渡せば通して貰える様にしておく、よく自分の頭で考えろ。」


闇に紛れて消えた。

病・・・治せる方法があると子爵は言っていた。この紙なんて書いてあるんだ?


[神秘の桜ギルドマスターアルセ・シャイン

聞きたくなったらギルドに来い。

誰か連れてきても構わないが信用における人物のみだ。

彼女を直接連れてくるのもいいかもな]


ギルドマスター・・・確かに子爵が呼んでくる医者が確実に治してくれるとは限らない。よく考えれば子爵は1度も完治するとは言ってない

神秘の桜ギルドマスターアルセ・シャイン・・・か。行くだけ行ってみるか


ムツキ「・・・って事があった、シャナどう思う?」


シャナ「どう、と言われても、少し、話したのでしょ?どう思ったの?」


ムツキ「俺は・・・聞きたい・・・妙だと俺も少し感じてたんだ、アレに言われる前から・・・だから、その」


シャナ「貴女が、聞きたいなら、私も行くわ。1人、で行くのが、怖いなら、私も一緒にゴホゴホッ」


ムツキ「薬!・・・落ち着いたか?良かった出掛けない方がいいんじゃないか?」


シャナ「ムツキの感覚は、大切よ?ゴホ1人で居るより、貴方と居たいわ」


ムツキ「分かった、一緒に行こう」


もし途中で倒れたなら背負ってすぐに引き返す、本当は連れて行きたくないでも彼女が望むのなら俺は必ず叶える俺の何を犠牲にしても・・・



アルセ「ムツキとシャナは今後どうするんだ?暫く裏の仕事を続けるのか?」


結果から言うとシャナは助かった、毒が原因だったみたいだ、自作自演だと気付かなかった俺は何てマヌケなんだ!あの猫に俺が気をつけていれば

それよりも助けてくれた娘のメイプルさんとやらに感謝だな

何かあれば俺はあの2人に協力する、シャナの命と俺の人生を救ってくれたのだから


ムツキ「俺は・・・このギルドに入って強くなりたい、誰よりも強くなってそれで」


それでもし頼まれた時に何でも出来るようになっていたい、そういえばここのギルドマスターの噂何処かで聞いたことあるような?悪い事じゃなくて凄い事だったのは覚えてるんだが


アルセ「分かった。今すぐに入れるのは出来ないが入れるように手配しよう、シャナもついでにギルドに入っておくか聞いといてくれ。1週間後に来てくれれば入れるようにしておく」


ムツキ「了解した。下に居た人達はかなりの強者が多かったし楽しみだ」


アルセ「終わったみたいだ迎えに行くか〜疲れて動けないらしい、メイプルは寝るみたいだ」


ムツキ「あぁ!」


アルセ「どうした?そんなにでかい声出さなくても聞こえてるぞ?」


ムツキ「な、何でもない。シャナの所に行こ」


思い出した!神秘の桜は金、権力、実力で入れるギルドじゃなくて何か決められた条件を満たした者しか入れないって噂だ!面接とか経歴を調べられたりしなかったりするとか何とか

俺、もしかして今人生で1番良いこと起きてるんじゃ?あ、後で調べてみよ思い出したら気になったし


ムツキ「アルセさん普通に喋ってたよな?噂は出鱈目だな、他にも噂と違う所調べるの楽しいかも・・・」


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