表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ルーマナ  作者: 黒キ万華鏡
第5話+
38/132

グレン目線とアチェロ目線

少し変更しました

28/10/26

誤字修正しました

29/2/5

●グレン(目線)


先生がメイプルちゃんに一太刀入れたら教えてくれるって言ったのは剣を使った武器強化

今の僕に教えても使えないから教えないって言ってたから多分まだ使えないんだろうな

それでも僕は使いこなしてみせる!

メイプルちゃんと姉様の為に強くなるんだ!


分身「グレンは何でもありでメイプル様は魔力の使用禁止の実技試合、開始!」


グレン「メイプルちゃんに一太刀当ててみせる!はあぁ」


バキ


かなりスピード出てたと思ったんだけどな

小刻みに動きながら、先読みされないように不規則に木刀で攻撃しつつ相手の表情、視線、規則を見つける


メイプル「グレン君は何の為に力を求めるの?」


グレン「僕は何度聞かれてもこう答えるよ、メイプルちゃんと姉様の為」


メイプル「そっか。じゃあ私とグレン君のお姉さんがいなかったら、いなくなったら力を求めないの?」


メイプルちゃんと姉様がいなかったら・・・僕は力を剣術を魔力を求めたのかな?

僕は・・・


メイプル「求めていた力を手に入れても守れるとは限らない、何よりも強すぎる力は恐怖の対象になる。それでも力を求めるの?」


守れるとは限らない・・・分かってる僕が四六時中見ていられる訳がない事も、自分と少し違うだけで不気味で怖いって思う人がいる事も。それでも僕は、力がなかったから助けられなかったと後悔したくない!例え周りから怯えられても助けられるのなら、僕は力が欲しい!


分身「いいねいいね、もう一段先の技術を与えてあげるよ、地獄を渡れるなら渡ってごらん。俺はお前を気に入ってるからなぁ〜今なら死ぬ方がまっしな特訓に出来るぞ」


死ぬ方がいいって僕生きてギルドに入れるかな・・・


グレン「それで力が手に入るのなら死なない程度によろしくお願いします」


分身「死ぬ一歩手前で止めてやるから大丈夫だ。さぁ〜て試合を続けて逝ってこい」


メイプル「私はアチェロと違って引き出すタイプだからな〜そうだね、じゃあ私ちょっと本気を見せるから気絶しないでね?」


ちょっと本気?

手加減されてるのは分かってたけど・・・!!何!?メイプルちゃんから逃げなきゃ!逃げなきゃ死ぬ!!

ぅ、怖い!怖い怖い怖い怖い怖い!嫌だ死にたくない


ブォー


メイプル「来たね。グレン君その溢れて漏れ出てる物を木刀に集めるように集中して」


痛い怖い力が抜けていく・・・木刀?そんな余裕ないよ、メイプルちゃんが言うなら頑張ってみる


●アチェロ(目線)


魔力はまだ使えないと思うんだがな〜武器強化、自身の魔力を剣や盾に纏わせることで様々な効果がある上級技術の1つで考え方にもよるけど部分強化より難しいとされている。

俺やメイプル様は武器も体の一部と考えてるからそれ程難しく感じないけどな


グレン「ぐ、うぅ、ぁ」


おぉ〜大雑把だけど武器強化出来たな

やっぱ才能あるな〜潰しg、鍛え甲斐がありそうだ

よく見たらメイプル様がグレンの周りだけに結界張ってたから周りの物と部屋が魔力で壊れてなかったのか


メイプル「アチェロ、グレン君が魔力を使用する時は結界を張ってくれないと家の一部が崩壊するから注意して特訓して。《魔力多めに渡しておくけど足りないのなら森でやって》」


アチェロ「《少なめでいいです!外でやるので魔力は少なめがいいです。メイプル様の負担が大きすぎます》分かりました、グレン喋れるか?」


ただでさえメイプル様に魔力を頂いてるのに

特にアルセ様はかなりの量を貰っていると聞いているし


グレン「は、い。さっき、の、森でも、ありま、した?」


アチェロ「気付いたか?あれはお前の魔力だ、だがコントロール出来なければ周りの人や物が死んだり壊れたりする。コントロールが出来るようになれば魔法が使えるようになるって事で今日から特訓メニューに追加するのは魔力コントロールと扱い方だ」


正直コントロールは無意識で膜を張れるように出来ないと森には出せない


グレン「魔力・・・僕は盲魔で、だから魔力がなくて」


アチェロ「ここに来た時、正確にはウルフに襲われた時に覚醒したんだ。メイプル様が教えなかったのは覚醒してもコントロール出来ない力を教えて自身の魔力で死ぬことを考えての事だ」


メイプル「上手くコントロール出来ないと自分の内部を傷つけて死ぬ事があるの。魔力量が少なければ傷つけるだけで済むんだけど、グレン君は多いから教えることが出来なかったし、剣を使いたいって言ってたから武器強化の時に教えようとアチェロと話したの」


メイプル様は精神的に大人だから感情で魔力が暴走しないが、グレンみたいに死の恐怖から逃げたいと思った時に暴走して風を起こして遠ざけようと放出し過ぎて魔力枯渇で死ぬことだってある


グレン「僕、魔力あったんだ。うぁぅ〜」


メイプル「今は泣いていいよ、魔力が理由だったんだから。おいで」


メイプル様に抱きついて!羨まし、くなんかないぞ、断じてないんだから、な?

俺も抱きついていいですか?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ