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ルーマナ  作者: 黒キ万華鏡
第5話
36/132

アランとの試合

誤字修正しました

29/10/13

●メイプル・ルーチェ・スリジエ(目線)


グレン君との試合は今後の事も含めて乗り越えなきゃいけない壁を出した

気絶しないギリギリの所まで抑えてるけどね、殺気の加減を間違えると本当に殺してしまう事もあるし

魔力暴走した時の魔力の感覚が少しでも分かってくれれば今回戦った成果はあったんだけどね


メイプル「はぁルードさんに話すって言ったけど何処まで話したらいいのかな?」


話した後記憶消す?いや、でもなぁ〜それは幾ら何でもね

元々誰にも相談するつもり無かったのに・・・本当何処まで話したら


アラン「メイプルちゃん朝練以外で来るの珍しいね、ルード様に用事?」


メイプル「うん、終わるまで待ってるから大丈夫よ?」


アラン「一試合お願いしてもいい?今日の相手体調不良でいなかったんだ〜」


メイプル「〈〈ボソッ〉考えが纏まるかも知れない〉・・・いいよ、ただし殺るからには本気で、ね?」


アラン「あれ、なんか凄く後悔してるんだけど、僕これでも大人顔負けなんだけどなぁ〜」


メイプル「大丈夫大丈夫。一試合なら死んだりしないよ?多分ね」


アラン「最後何て言ったの?っていうか一試合で死なないよ!これでも訓練がない日も復習とかしてるんだから」


アランさんってやっぱり努力家だよねぇ〜

グレン君と戦わせてみるのもいいかもしれないなぁ


メイプル「そうよねサボって無かったのなら尚更有り得ないわ。先に1本とった方の勝ちね?」


アラン「纏めると魔法の使用は禁止、先に1本とった方が勝ちの実戦形式でいいんだね?」


メイプル「うん。よろしくお願いします」


アラン「こちらこそ」


バキ


木刀同士をぶつけてジャンプして下がって着地した時点から試合開始

アラン君の戦いを見るのは初めてだからまずは軽く打ち合いしないと力加減分からないから攻撃は流すか躱す


アラン「はぁ!子供で力がないから流したの?いつも1人でやってるのに対人戦も出来るとは、流せるだけでもメイプルちゃんは剣の才能あるよ」


メイプル「アランさんだってまだ数年なのに形が出来てるし自分のことよく分かってる所とか凄いと思うよ」


バキバキキ


アラン「メイプルちゃんって力弱いね?押し負けてるよ」


魔法の使用は禁止って言われちゃったからね

軽く肉体強化もしてないから自力何だよね〜

技術だけだとやっぱり相手の力を利用するしか方法がないし

男と女、年の差、体格差、どれも不利で唯一の魔法も封じられてれば負けるよ。普通の人ならね?


アラン「たぁ!はぁ!やぁ!はぁ!」


バキガキバキッスカ


アラン君は相手の隙を突くのはそれ程得意じゃなく攻撃で体制を崩させて無理矢理隙を作らせてる、でもそれじゃあ私には勝てない

まあ今は訓練で指摘して貰えるし死ぬことはまず無い、隊士だったら緊張感が薄れる人が多くて困るけどアラン君は訓練が実戦に関係してくるって分かってるからこそ自分の全力を出すんだろうなぁ〜


メイプル「アランさん重心が左に寄ってるよ、剣はもう少し引き締めて。ふっ!はぁ!」


バキッバキ


アラン「はぁはぁメイプルちゃん隙つくの上手いね、そこだ!」


フェイントは弱いのかな?ここは突っ込んできたらダメな所何だけど、まあ試合だし本番に生かせればそれでいいかな


バキッ

スッ


メイプル「ふぅ隙を突いたのは良かったけど態とかそうでないかを見極めないとカウンターで死んじゃうよ?」



アラン「ぅ〜ありがとうございました!ふぅ、メイプルちゃん強いよ〜いつも訓練してたのは知ってるけどどんなメニューなの?」


メイプル「いつも回数は体調次第でバラバラだけど、今日は少なめで城中10周と腕立て、腹筋が250回弱と素振り500回だよ?アランさんはどんなメニュー?」


アラン「うわぁ〜そりゃ体力もあって強いはずだよ。僕達二番隊は訓練場20周と素振り100回をペアで交互に2回ずつをした後に一試合して悪い所を言い合った後もう一試合して、その後隊士たちで掃除して終わりだよ」


へぇ〜私より少ないんだ、 20周なら城を3周ちょっとくらいだし途中参加が多かったから正確なメニュー知らなかったなぁ


メイプル「今日はたまたま合同だったの?」


アラン「今日は3番隊が訓練で2番隊は自由参加だったけど結構来てる人は決まってるかな〜僕も予定がない時は殆ど来てるよ。3番隊の人の方が知ってる人多いから2番訓練場に来てるし」


1番訓練場は修復魔法とか防音とか魔法練習対策がしてあって(アルセと協力して魔法陣を描いたんだよねぇ)魔法を使っても安全なように結界があるんだよ

この魔法陣結構複雑でアルセ以外複写出来なくて価値がやばい、この訓練場は確か白金貨10枚だったと思う

私も魔力殆ど使って描いたからかなり持つようになってて普通の人が描くなら1000人以上いるね、魔力コントロールと質、魔力拒絶とか色々あって協力して描くとか現実的に無理なんだけどね


メイプル「そっか〜あ、ルードさんがこっちに来てるね」


ルード「メイプル様何故こんなに早く来てるんですか!?」


メイプル「ルードさん訓練の指揮はいいの?」


ルード「そんな事よりメイプル様です」


メイプル「訓練をそんな事って言っちゃダメだよ?私はアランさんと一試合してただけだよ、ルードさんの隊士が見てますよ。行ってあげて下さい〈〈ボソッ〉様付けや敬語を使ってると私がルード副隊長より偉いとバレちゃいますよ?知ってる人が居ない時に付けると怪しまれちゃいます〉」


どちらかと言うと私を見ているような気もする、運動後で顔を赤くしたまま

見られるのはいいんだけど何だか熱っぽい視線を感じるんだよね、もしかしてルードさんの傍にいるから女性が嫉妬して?でも男性からも・・・何でかな?


ルード「そうでs、そうだな。ちょっと指揮して来るから待って、ろ。」


ルード「イルミ素振りと片付け任せる。メイプルさ、んと出かけてくる」


イルミ「分かりました。今度何か奢ってくださいよ」


ルード「飯奢る。メイプル、行きましょう」


イルミさんはハーフで次の副長って言われてるくらい強い

最後にボソッと気を付けるようにって言ったと思う、多分小声で、読唇術でだから声の大きさ関係ないんだけどね

まだ訓練は終わらないし疲れてる人もいるけど、ギルドと同じで応援されたらやる気出るらしいし


メイプル「最後まで手を抜かず頑張ってください〈ニコ〉」



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