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ルーマナ  作者: 黒キ万華鏡
第5話
31/132

悩み

少し変更しました

28/10/25

●メイプル・ルーチェ・スリジエ(目線)


フラッシュで目眩ししてダッシュで父さんがいる部屋に入って事情を話してカナさんを保護して貰おうとしたんだけど

あの男が後から入ってきて説明の邪魔をしてきて言い合いをしてたら

父さんがベルを鳴らして数分後にルードさんが来てハーザイを眠らせて牢に連れて行ってくれたの

まさか連れていく時に顔色が違うのがルードさんに気付かれてるとは思わなかった。

気をつけないと・・・


カナ「あの、メイプル、さん助けてくれてありがとうございました」


メイプル「いえ、助けたのはお父様ですし私は彼処から連れ出しただけですのでお礼を言われる程のことじゃありません」


カナ「彼処から連れ出してくれた事、感謝してます。メイプルさんが居なかったらどうなっていたかと思うと私、私怖くて」


メイプル「(『ボックス』)飴舐めて落ち着いて、私も部屋で待機だからカナさんと一緒にいれません。何かあればあのベルを鳴らしてくれれば誰か来てくれます」


幸いアルセと距離があるから精神的にまいってる事が伝わらずバレないけど、まあ今の心の状態で心話がきたら色々とバレるけど・・・

念話は魔力を使うけど、心話は私の分身に魔力を使わずに心に話しかけるから敏感な人でもバレずに会話出来るから便利だけど、分身には嘘がつけないし、体調がバレる

こういう時は寝るに限る


メイプル「ん、朝?・・・気持ち悪い、魔力暴走してる。魔封じつけなきゃ」


ベッドに入ってカツラを被ったまま泥のように寝たのに、魔力が安定しないし、頭の中がぐちゃぐちゃで気持ち悪い

お風呂入ってからいつものメニューにしよう


アラン「メイプルちゃんどうしたの?太刀筋が乱れてるよ?」


メイプル「乱れてる・・・はぁ少し走ってくる」


アラン「悩んでる事があるなら話してよ、いい答えは出せないけど話すだけでも楽になるから」


話すだけでも・・・悩んでる、私は一体何に悩んでるの?

そもそもカナさんを助ける時に感じた違和感は何?また助けられないって思った。私はカナさんを知らないと思って聞いたけど向こうも初対面って言ってたし

ディーオに聞いてみようかな


ルード「ま、・・様、メイプル様!」


メイプル「!はぁはぁはぁ、ルード、さん、ちょっと、待って、ください。ふぅ、もう大丈夫です、ルードさんどうかしたんですか?」


無意識に走り続けてた。ルードさんは鋭いからバレないようにしないと


ルード「大丈夫じゃなさそうですが・・・いつもはこの時間帯には訓練に来てなかったのでやはり何かあったのかと」


メイプル「何でも、ありません。私は部屋に戻ります、昼食はいりませんから夕食の時に呼びに来てください」


ルードさんは凄い。何時でも私の感情を読み取ってくれる、父さんや母さん、クロード兄も気付いていなかったのに


ガチャ

バタン


メイプル「私は・・・メイプル・ルーチェ・スリジエでも私は誰?分からないアレは何?」


知っているようで知らない、分かっているようで分からない。本能は知っているのに記憶が無い、そんな感じ

正しくその通りなんだと思う、記憶が抜けてるから心にぽっかりと穴が空いているような気分になるのも本能が分かってるのも思い出せない前世の記憶のせい


メイプル「うわぁーー!分かんないよ!全然分かんない!もう寝る!知らないもん!」


分からないものはいくら考えても分からん!

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