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ルーマナ  作者: 黒キ万華鏡
第5話
30/132

救出

少し変更しました

28/10/23

28/11/11

⚫︎メイプル・ルーチェ・スリジエ(目線)


大臣とギルドで捕らえた人の話をグレン君が特訓している時に父さんに伝えた


カイル「その話を伝えるように言われたのか。アルセ本人は何処に?メイプルを信用しているのは分かるが」


メイプル「アルセ、さんは孤児院を探ってくるから、アーク・ハーザイに聞かれないようにお父様に伝えてくれって言ってました。国家反逆罪の証拠は書類にして送る、です。」


敬語が可笑しくなっちゃったよ〜普段アルセだからそのまま呼び捨てに仕掛けたし


??《助け・・て》


メイプル「誰?」


カイル「メイプル?」


??《嫌、だ》


誰の声?念話なら頭に直接響くのに、念話とは少し違うような・・・


メイプル「いえ、用事が出来たのでまたアルセ、さんから何かあれば来ますので。」


??《誰で・・・けて》


カイル「あぁ、何もなくても来てくれていいんだぞ?」


メイプル「・・・あ、はい。では失礼します。」


??《嫌!・・で!・・助けて!》


助けを求めて必死な声っていうのは分かるんだけど・・・魔力が微量過ぎるな〜


メイプル「ほっとく訳に行かないじゃない、魔力よ耳に纏われ『部分身体強化』」


普通の身体強化、肉体強化を全体にかけるより部分強化の方が難しい。魔力操作が繊細になるから

まぁ私は魔力操作は魔力量が溢れないように安定させる為に24時間寝てる時もしてる、今でこそ自然に魔力操作してるけど最初はそれは酷かった・・・魔力封印をしてたのに少し違うことを考えると魔力が漏れ出て結界の中と結界がボロボロに・・・土魔法使えなかったら今頃バレて部屋がとんでもないことに


??《放し、て!・・・や!》


メイプル「弱々しくなってる?それにこの魔力・・・後で考えよう。(『部分肉体強化、脚』、『風の護り』)」


足だけ強化したのは動きやすくする為と魔力消費を防ぐ為。風の護りは風属性小級魔法で風や重力を多少軽減出来る魔法、完全に無効には出来ないから魔力消費も少ない。やろうと思えば魔力量次第でほぼ完璧に無効に出来る


??「・・・ぁ・・・ぃ・ゃ」


アーク「お前の父親は!お前を捨てたんだよぉ!大人しく俺様に従う!なら少しは!自由にしてやる!」


小さい少女を蹴って殴ってる。従えば自由にしてやるって?


??「・・・ぃ《ぃゃ・・・たす・て》」


このままここで引き下がる訳にいかない!

私はまた・・・また?

ってそんな事考えてる場合じゃなくて、『風の知らせ』中はベッドと大柄な人と細めの人っぽい人だけ

室内は窓からの光だけ、という事は中は暗いはず


メイプル「《今助けるから3つ数えて0の時に眼を瞑って。3、2、1、0》『フラッシュ』」


ピカー

ガチャ


??「ぐわぁぁー目がー」


メイプル「こっち、眼を開けて逃げるよ」


少し年上かな?女の子、シーカさんって人の娘さんがこの子ならカナさんね。話は後にしなきゃこの子がいるし相手を殺すわけじゃないから強い魔法が使えない


??「何処から入った小娘!」


メイプル「ちょっと失礼します、質問は後で聞きますから口閉じてないと舌噛みますよ!」


子供と大人じゃ足の長さが違いすぎるこのままじゃ追いつかれる

はぁしょうがない肉体強化はまだ使わないようにアルセに言われてるけど、緊急時なら許してくれるでしょ


メイプル「〈〈ボソッ〉『部分肉体強化、脚』『風の護り』〉」


右、左、二本先を左、そのまま真っ直ぐ、彼処を左に曲がった先!の筈

良かった記憶には自信があったもの

やばっ!いきなり止まれないぃー!


ドコォン


カイル「誰だ!・・・メイプル!?」


ごめん父さん後でちゃんと修理するから・・・

ってそんな事よりも保護して貰わなきゃ


カナ「助けて下さい!私、3日監禁されててこの子が助けてくれたんですがアーク・ハーザi「やっと追いついたぞ!」ひっ!」


げっ、撒けなかったの?結構スピード出てたと思ってたのに

私が第一王女だと知らないなら私がバレたらマズイって事よね

一芝居しますか〜


メイプル「カイル様、私はメイプルと申します。先程この男はカナさんを襲おうとして居ましたので保護して来ました。現行犯ですよね?」


アーク「なっデタラメだ!この様なガキの言うことを信じるのですか?俺はこのガキがカナを連れ去ったから追いかけてきただけです!」


カナ「っち、違います!私は攫われて監禁されてました!この子が助けてくれただけなんです」


カイル「アークこの子供たちが言っていることは本当か?」


うーんこれは現場を実際に見てないからハーザイの嘘の証言を聞きたいって事かな?最悪不敬罪で捕まえればいいんだけど


アーク「国王様は信じてくださらないのですか、この様なガキよりも側にいた時間が長い俺のことを信じてくれますよね?」


私の方が多分長いよ、5年間1度も見たことないし

直接言う事は出来ないけどさ〜

それに父さん静かに怒ってる?


メイプル「カイル様、私はアーク・ハーザイを知りませんが大臣の1人です、事情聴取をして貰えませんか?」


カイル「確かに必要だな。アークは牢に、メイプルは自室で2日謹慎処分とする。カナとやらは客室で事情聴取後しかるべき罰を言い渡す、以上だ」


うん、怒ってる。しかも冷静が欠けかけてる自室って言ったもん

ハーザイに怒ってるんだ、完全に眼が軽蔑と怒りに染まってる冷たい視線と殺意、ハーザイは感じとらないのかな?


アーク「待ってください!何故俺が牢に入れられなくてはいけないのですか!」


カイル「メイプルに手を出そうとしている者を牢に入れることは当然の処置だ。〈チリンチリン〉」


ピーチクパーチク煩いなぁ黙って大人しくしてれば少しは待遇が良くなるかも知れないのに、もう遅いけど

父さんの怒りを買うなんて馬鹿だよね〜あぁこの国を敵に回してる時点で馬鹿よね


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