カトラ目線
今後全く出番がないカトラ王妃の懺悔を書いてみました〜
少し変更しました
28/10/23
●カトラ・ケルート・シューべ(目線)
呪ってやる、私の初恋の人を奪ったリリーフを!憎い憎いニクいニクイニクイニクイ
「呪っても憎んでも何も生まれない、生まれるのは苦しみと孤独と悲しみ、負の感情だけだわ」
だ、誰?私の世界に入ってきてるのは誰なの?
「私は貴方の光の心、貴方はカイル様が手に入らなかったから、カイル様の言葉を聞いたからリリーフさんが憎いんでしょ?リリーフさんはカイル様に何もしていない、むしろしたのは私達だわ」
私?何を言ってる?リリーフはカイル様を間接的にだけど殺そうとしたのよ!そのリリーフを殺そうとして呪って何が悪いのよ!
「違う。間接的に殺そうとしたのは私達よ、カトラ。私は貴方の光、つまり正義、真実の心、記憶。私という存在を貴方は私を否定して手に入らないのなら誰かに壊して貰って側に置いておこうとした。都合の悪いことは忘れていい事だけを見ようとした結果がリリーフさんが間接的に殺そうとしたと思い込んでしまったのよ」
そんな・・・わ、たしが?私は・・・
カイル様に送った手紙の中に刃物を入れたりカイル様に告白した女を虐めたのはリリーフで・・・リリーフで・・・ちがぅ、それをしたのは私で、リリーフがやってるといつしか思い込んでた
でも今の私は卑怯者、いい所だけ見ていた、思い込むことで紛らわしていた
「カイル様が傷つくのは見たくない、カトラ、貴女だってそうでしょう?まだ間に合うわ、こっちに戻ってきて」
・・・戻、る?・・・
それ、は、嫌だ、でも私もカイル様が傷つくのは見たくない・・・うん、決めたわ。私はカイル様に会うわ、その為にこの空間から出たい!
忘れててごめんなさいもう一人の私・・・
そしてカイル様ごめんなさい
私は拒絶されてもカイル様達に謝るわ
「光帝様に感謝しないとね、心の闇で弱って死にかけてた私に未知の魔法で一時的だとしても回復させて私と話させてくれたのだから。もう聞こえていないでしょうけど」
光帝「終わったか?わざわざ引き出させてすまなかったな、暫く身体を動かせないかも知れないが心が戻ったのならちゃんと言葉が届くはずだ。メイプルに感謝するんだな」
メイプル、様?聞いたこと無い名前だわ
光帝様、メイプル様ありがとう




