表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ルーマナ  作者: 黒キ万華鏡
第3話+
21/132

カトラ目線

今後全く出番がないカトラ王妃の懺悔を書いてみました〜


少し変更しました

28/10/23

●カトラ・ケルート・シューべ(目線)


呪ってやる、私の初恋の人を奪ったリリーフを!憎い憎いニクいニクイニクイニクイ


「呪っても憎んでも何も生まれない、生まれるのは苦しみと孤独と悲しみ、負の感情だけだわ」


だ、誰?私の世界に入ってきてるのは誰なの?


「私は貴方の光の心、貴方はカイル様が手に入らなかったから、カイル様の言葉を聞いたからリリーフさんが憎いんでしょ?リリーフさんはカイル様に何もしていない、むしろしたのは私達だわ」


私?何を言ってる?リリーフはカイル様を間接的にだけど殺そうとしたのよ!そのリリーフを殺そうとして呪って何が悪いのよ!


「違う。間接的に殺そうとしたのは私達よ、カトラ。私は貴方の光、つまり正義、真実の心、記憶。私という存在を貴方は私を否定して手に入らないのなら誰かに壊して貰って側に置いておこうとした。都合の悪いことは忘れていい事だけを見ようとした結果がリリーフさんが間接的に殺そうとしたと思い込んでしまったのよ」


そんな・・・わ、たしが?私は・・・

カイル様に送った手紙の中に刃物を入れたりカイル様に告白した女を虐めたのはリリーフで・・・リリーフで・・・ちがぅ、それをしたのは私で、リリーフがやってるといつしか思い込んでた

でも今の私は卑怯者、いい所だけ見ていた、思い込むことで紛らわしていた


「カイル様が傷つくのは見たくない、カトラ、貴女だってそうでしょう?まだ間に合うわ、こっちに戻ってきて」


・・・戻、る?・・・

それ、は、嫌だ、でも私もカイル様が傷つくのは見たくない・・・うん、決めたわ。私はカイル様に会うわ、その為にこの空間から出たい!

忘れててごめんなさいもう一人の私・・・

そしてカイル様ごめんなさい

私は拒絶されてもカイル様達に謝るわ


「光帝様に感謝しないとね、心の闇で弱って死にかけてた私に未知の魔法で一時的だとしても回復させて私と話させてくれたのだから。もう聞こえていないでしょうけど」


光帝「終わったか?わざわざ引き出させてすまなかったな、暫く身体を動かせないかも知れないが心が戻ったのならちゃんと言葉が届くはずだ。メイプルに感謝するんだな」


メイプル、様?聞いたこと無い名前だわ

光帝様、メイプル様ありがとう

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ