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ルーマナ  作者: 黒キ万華鏡
第15話
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1年S組のトラウマ

アルセ「並べ〜委員長任せた」


「名前順に並んでー男女別よ〜」


これ楽だなぁ〜他の生徒は遅いし少し寝るか

最近寝る回数が増えて寝れる時間が減ったからな、帝その内辞めようかな・・・


「・・先生、アルセ先生、起きろ、アルセ先生」


アルセ「んぁ?どした?先輩先生」


「先輩先生って何だよ、俺の名前は 「それでは学園長のお話です」だ」


アルセ「聞こえなかった、何て?」


「だから ガルド「今日は・・・不正なく頑張ってくれ」」


アルセ「悪い名前だけ邪魔されてな」


「今度こそ、俺は 「有難うございました、それでは次は1年のハンデについての説明を生徒指導隊長ルーシー・ヒーラルド先生お願いします」・・・もういい」


アルセ「ハハハ、また聞くわ」


ルーシー「チッ!1回しか言わねぇ聞きそびれたやつは死んどけ、聞いてた奴は聞いてねぇ奴に教えとけよ。1年のハンデは・・・」


死んどけって言って少量(俺にとって)殺気で気絶した奴もいるのに無視してたな、多分選別も兼ねてたな〜

1年Sは指輪、それ以外の1年はブレスレットだ。何故ブレスレットの方が指輪よりハンデになるかは魔法陣を描く面積が多いから、メイプルや俺にとっては大差ないが商品にしてる奴は大分違うらしい


ルーシー「・・・以上だ!不正した奴はもれなく生徒指導室行きだ」


ふぁ〜眠ぃ後は俺に関係ないし寝る


メイプル《アルセ起きて、生徒を闘技場に移動させなきゃダメだよ》


アルセ「ふぅぁ〜終わったか、闘技場に移動するぞ遅れたやつは授業で見本になってもらう」


「ひぃ!」「あれだけはあれだけはー」

「あれは嫌だわ」「恐ろしい」

「落ち着けお前ら遅れなきゃいいんだ!」

「そうね!急ぎましょう」


そんなに授業見本が嫌なのか?

ただ俺が作ったアローに追いかけられるだけだろ?走り続ければ当たらないし威力だって下げてある、こんなふうに敵を追尾する用に魔法を動かすんだって説明するだけなのに


メイプル《あれは一般人には怖い、アロー数十本が逃げても逃げても追いかけて来るのはある意味恐怖だもん。やられた人はその日悪夢のように追いかけられる夢を見るらしいよ、アルセもしかしてトラウマを植え付ける為にやってるんじゃないよね?》


アルセ「《俺達は数十本所か数十倍は増やして訓練してるだろ?あれくらいでトラウマになるわけが無い。そこに回避した事で次の回避が出来なくならないように数を多くしてるんだ、この程度俺のギルド員なら誰でも出来る。B以上なら瞳を瞑ったままでも魔力察知して躱せる筈だ》眠ぃんださっさと来い」


メイプル《確かに・・・ここの人達が弱いだけね。私が間違ってたわ》


洗脳完了、てか?一般人に比べればこのクラスは優秀だ、俺のギルドじゃD+くらいだが他のギルドならCかBくらいいくんじゃないか?

そもそも俺のギルドはランクアップは基本的に他のギルドと違うからな


アルセ「そこの6人体力がないな、後でグランドを走らないとな?」


6人「ひぃ!」「また、か」「死にたくないよー!」


アルセ「うるせぇ、死ぬ事はない死ぬ2歩手前まで連れていくだけだ。他の奴らは息切れを若干してる奴もいるが合格だ、次の最初の休みに6人以外は夕飯をレストランで奢ってやる」


「やった〜!」「何処のレストランですか?」「楽しみ〜」

「頑張って死にかけた甲斐があった!」「他の生徒が羨ましがるなぁ」「太っ腹ですシャイン先生」


アルセ「ちゃんと親に伝えておけ、忘れた奴は家に帰らせて伝えさせるからな、他のやつを待たせる事はするなよ〜1人3人前までなら持ち帰りも出してやる」


飴と鞭は大切だからな、金の心配?ないない

魔法陣の開発代、その魔法陣の利益の数割が勝手に振り込まれるし、帝の依頼と普段の依頼、そしてギルド員から数%の成功報酬、ギルドで売られている物の開発代と利益の数割

挙げてると限りがないが・・・まぁともかく金の心配は必要ない、ギルド名義の孤児院とか建ててるくらいだしな


メイプル《初めの休みってギルドで大会やるんじゃなかった?晩御飯までには終わると思うけど》


アルセ「《ぁ、忘れてた。どうせなら観客も入れるか》お前ら注〜目!6人も含め最初の休みに朝の9時から来るやつは神秘の桜で行われる第2回最強決定トーナメント戦の観客として来れるように手配してやるが来るやつはいるか?誰が勝つかの賭けもあるぞ」


「行く!」「神秘の桜!?」「今1番注目されてるギルドの!」「楽しみ〜」

「対決を見れるのか」「強さの秘訣とか見れるかも」「賭け事があるなら」

「うあー!朝からは行けねぇ!畜生!」「バイトが、休んで行きたい・・・」「友達も連れて行っても良いですか?」


アルセ「友達は1人2人までだ、今の自分の実力を試したい奴自由参加の枠が5名ある、クラス代表で参加してもいいぞ?」


メイプル《その参加枠って超難関じゃ・・・ルードさんや隊長さん達もやるって言ってたよ?毎日鍛えてる人達の中で残れるとは思えないんだけど》


アルセ《そんなの当然だろ?俺の目的はシロガネとクロード王子が参加する事だ、面白くなりそうだろ?》


メイプル《王子相手って気付かず全力でやりそうだねギルドメンバーは。予め教えるつもりも無いけどねぇ〜大会には身分の権力関係なく個人として参加し不正道具を使わず優勝すれば豪華景品と戦闘権が与えられるだもん》


戦闘権ってのは普段戦ってくれない相手に使う事で決闘形式で戦うことが出来るカードの事

勿論決闘形式だから命令権も存在するし自分が殺しても周りに文句は言われない

ギルドメンバー以外に決闘を申し込みたい時はそのカードを見せて決闘出来るけど、それ以外の人だった場合根回しやら色々やって決闘に持ち込むまでが主催者である俺の役目だ


アルセ《第1回は俺の圧勝で終わって今回から参加資格ないもんなぁ〜準優勝に譲る羽目になったし数日後もう一試合することになって》


メイプル《そうだったね、勝利内容も時間がある時の対戦を1度だけ10回に1回を俺にしてくれだったもんね〜ずっとは無理だけどもう1人くらい増やせるよ?》


アルセ《もう少し成長してからにしろ今でもギリギリだろ?あまり酷使し過ぎの同時発動すれば脳が焼き切れる事だってあるんだからな》


実際に300年ほど前の勇者が調子に乗って魔法を同時展開で使いまくった結果脳が焼き切れる事件があった為その時出来ていた者以外の同時演唱や同時展開は本に死ぬ可能性有って書いてある、そんなの読んでるやつも少ないし時が流れて忘れられているけどなぁ〜3以上同時展開出来る奴が誰1人居なくなってそれ以降死んだ奴がいないからだ


メイプル《294年前の事を言ってるんでしょ?あれは脳内の圧迫と情報量が持ちこたえられず死んでしまっただけで、私がそんな危険な事はしない事分かってて言ってるでしょ》


アルセ《俺は分かってても周りは知らないだろ?シルの事も陣帝の事も知ってるのは俺だけだ、他の奴から見れば危険行為にしか見えない》


メイプル《分かってるよ・・・それでも私にはやらなきゃいけない時もあるんだから》


メイプル《しなくていいなら私だって、私だって!》


アルセ「《っ!落ち着け俺だって分かってるから!》メイp」


「うぉーー!」「いぇーい!」「ピューゥピュ」


メイプル「っ!びっくりしました〜」


いきなりの大声で驚いて思考が止まってくれたのか、良かった


アルセ「メイプルちょっと来い、参加者共〜呼ばれたら俺を待たず行け」


メイプル「アルセ先生何で怒ってるんですか?」


アルセ「『不可視、防音結界』さっきの念話何処まで覚える?」


メイプル「え?さっきまで話してたのに?脳が焼き切れるって話の所だったじゃない、アルセ魔力不足なの?」


アルセ「・・・大丈夫だ、メイプルが出るのはかなり後だ寝てろよ」


まだ魔力が安定してないんだよな〜本人も気付かないくらいの乱れだが今は何も考えさせない方が先だ『フェアリースリープ』やっぱ魔力使ったら気付かれるか、もう対策しても遅いがな


アルセ「おっと、危ねぇ後ろに倒れるのは予想外だった『部分身体強化、耳』周りの応援は2回目からでいいや《シル〜メイプルは俺が眠らせたから大丈夫だ、抜け出さず勤めを果たしてくれよ〜水帝がメイプルの事聞いてきたら誤魔化しておいてくれ》」


シル《ん、了解。アルセさんメイプル様の事よろしくね〜》


何で口調が違うんだ?シルはアチェロと違って魔法重視だからか?

俺はあいつらとは違うからなぁ、まだメイプルには言えないがその内、な。


「そこまで2年B組の気絶により勝者2年A組「パリーン」」


「きゃーー!」「かっこいいわぁ!」


「うぉー我らの希望がー!」「くっそー!リア充め!」


う、うるせぇ!司会者以外の声だけを都合よく聞けねえから仕方ないちゃそうなんだが何かいい方法がないかちょっと考えてみるか


「1年で出場する方は受付に行き控え室に移動してください。繰り返します、1年で出場する方は受付まで行ってください。それでは次お願いします」


アルセ「メイプル起きろ、メイプル」


メイプル「ふにぁ?あるちぇ?」


アルセ「/////メイプル1年の予選がもうすぐ始まる起きろよ/////」


寝起きはやばい!半目+涙目+上目遣い+甘い声

誰にも見られてなくて良かった、ここが血の海になる所だった。現に俺も忠誠心を流してるからな


メイプル「よせんぅ?」


アルセ「/////み、『水よ』め、メイプル起きたか?」


メイプル「ふぁ〜おはようございます。アルセ何故無理に寝かせたのですか、勿論ちゃんとした理由があるのですよね?」


敬語やばいなぁ完全に怒ってる、これで真実を伝えずに納得出来る説明をしなきゃいけないんだよなぁ無理だろ、やるけどさ


アルセ「修行の疲れが残ってた見たいだからな、無理矢理眠らせるって言っただろ?」


メイプル「昨日は眠らせなかったじゃないですか、それはどうしてですか?」


アルセ「・・・あの後用事が無いのを知っていて俺の仕事も結構終わっていたからだ、それならメイプルに寝ろって言うだけで素直に寝ただろう?」


あっぶねー!昨日は乱れて無かったし少し疲れてたようだから一言二言言うだけで寝ると確信してたのを実行したのが裏目に出た

完全に納得出来ないけど一応筋は通ってる、でもアルセ何か隠してるなぁって顔してる


メイプル「はぁ私は何処に行けばいいの?」


アルセ「表の受付だ。間に合わないから転移して行け、俺が強制転移させたって言い訳すればいい」


メイプル「ん、了解。何かあれば念話か心話してね『転移』」


シュン


アルセ「『ボックス』さて俺は光帝になって水帝と雑談でもしに行くか『解除』『転移』」


雑談という名の光帝が居ますよアピールなんだがな〜教師と帝1人2役とか少し無茶言うよなぁ

バレたら色々面倒だし結局やらなきゃ

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