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ルーマナ  作者: 黒キ万華鏡
第15話
131/132

賢者と帝の違いは?

ブックマークして下さっていた方お待たせ致しました

久々の更新です

次話は8月1日0時に更新です

アルセ・シャイン(目線)


1週間・・・思ったより長く感じたな、メイプルという癒しがなかったし


カツ


メイプル「アルセただいま!どうかな?」


アルセ「髪と片目は変わらなかったか、綺麗だ」


メイプル「/////ありがと。ほぼ完璧にコントロール出来ても封印しないと戻らないみたい、流石にこのまま外には出れないし鬘とカラーコンタクトしていくよ」


今の容姿は白銀の髪に空色と紅色の瞳左が空色で右が紅色、神秘的でまだ幼いから可愛いの部類だ。綺麗でもあるがな

普段は青緑の髪で空色の瞳なんだが色の違いで別人に見える


アルセ「封印はしないのか?今コントロール出来てるなら今後増える時のためにしておいた方がいい」


メイプル「ん〜アルセがそういうなら、確かに今後の事を考えるなら適切だもの」


アルセ「明日は魔闘技大会当日だ、封印したらすぐ寝ろよ無理矢理寝かせるがな」


メイプル「わぁーアルセこわーい、おーそーわーれーるー(棒」


アルセ「なんつう棒読みだよともかくちゃんと寝てさえくれればいいんだ」


演技してない時の嘘は棒読みだ、下手過ぎるだろ。演技の時は本当のことのようにさらさら嘘をつくのに

ちゃんと封印して寝たな、何ヶ月中に居たんだか


アルセ「ふぁ〜朝か、いつの間にか寝てたみたいだな・・・用意完了『転移』」


シュン

カタ


ガルド「!何じゃアルセかのぉ〜おはよう」


アルセ「おはよ、今日の優勝者とそのクラスの担任にボーナスがあるってのは本当か?」


ガルド「儂等帝も来るからのぉ〜そのくらいあって当然じゃのぉ」


アルセ「へぇ〜1年は何かハンデはあるのか?いや、当然S組といえど何かあるんだろ?」


魔力量(5000)とか考慮するとメイプル押しで優勝するのはきついだろうし

なくても治療として回復させても今年は大丈夫だ、ルールになかったからな


ガルド「S組は指輪の使用じゃのぉ〜A組以下はブレスレットじゃ」


アルセ「指輪・・・くく、優勝は貰ったな。王子に持たせて優勝でいいか」


ガルド「指輪に何を込める気じゃ、指輪限定じゃぞ」


そんなのメイプルが作って国宝級以上の魔法陣にするに決まってるだろ、魔力は指輪に予め込めてそこから消費する用にすれば誰でも優勝出来る!


ガルド「最初から指輪を使うのは禁止じゃぞ、同学年と決まっておるからのぉ、来年からはハンデもないし今年は他の教師には悪いことをしたのぉ」


アルセ「王子が納得して受け取るとは思わねぇしシロガネにでも優勝させるのもいいかもな〜あいつその内帝になるだろうし」


ガルド「帝じゃと?そんなに甘くないのぉ賢者ならなるかもしれんがのぉ」


アルセ「賢者?帝とはまた違う分野なのか?」


ガルド「賢者は━━━という事じゃ」


成程な〜簡単に纏めると、帝は戦えるけど賢者の中には一般人並にしか戦えないのか、国から守られるか国を守るかの違いだな

新しい魔法陣や知識があれば賢者になれるが、帝は力と人望があればなれる。人望は元々人気があった奴もいれば俺みたいに後から信用されて頼られるって奴もいるからハッキリとは言えない

あれ?てことは俺とメイプルって賢者になるんじゃ?


アルセ「魔法陣の開発はシルと俺がやってるが賢者じゃないのか?」


ガルド「帝と賢者両方の称号も持っとる奴がおらんかったからのぉ〜帝を辞めた時になれる筈じゃ、今賢者になるとしたらメイプル様かのぉ」


アルセ「冗談だろ?今目立ったら10になる前に発表だぜ?」


ガルド「賢者の予備軍は主に未成年が当てはまるのじゃ、なれる年が決まっとるのじゃよ。」


実際賢者は年齢は関係無いが未成年は囲われたり攫われたりする可能性が高いから予備軍と言うのが適応されるんだとか

賢者と予備軍は変わりないが予備軍は一定年齢になったら手動的に賢者になる事が出来て、賢者になったら国税やらが免除になったり、住処を与えられたりと特典が色々とあるらしい


アルセ「へぇ〜メイプルはある程度理由がなきゃならないだろうがな。そろそろ教師が来るしローブ着るか」


ガルド「いつも思ってたんじゃがそのローブ意味があるのかのぉ?授業の時はしとらんのじゃろ?」


アルセ「なるべく人に見せたくないんだよ、元々人には見せるつもりはなかったんだが、一応教師やってるし生徒には顔見せなきゃだろ。幻魔法で顔を誤魔化してるから、大抵の奴は問題ないそれに、人が来たからいいや」


後2分くらいなら話声が聞こえる可能性が高い、帝は機密って言われてる

人質を取られて抵抗出来なくなる可能性があるから

前全帝はそれで殺されたんじゃないかと噂されてる、帝の間では自称魔王と過激派魔族を同時に相手していたのではないかと魔族の大量の死体を見てそう推測してるらしい

全帝の死体は未だ見つかってない


ガラガラ


「おはようございます〜あ、学園長じゃないですか〜珍しいですね〜アルセ後輩もおはよ〜」


アルセ「はよ、朝宜しく」


「こちらこそ〜アルセ後輩って戦闘以外って怠そうだよね〜あ、学園長明日係もない生徒は来なくてもいいんですか〜?」


ガルド「自由参加じゃのぉ〜休む者は少ないと思うのぉ」


大イベントだしなぁ〜何もなきゃいいけど、あフラグか?やっちまったかも

なるようになる、予知夢じゃねぇんだし気にしないぞ


アルセ「そろそろHRだ、行ってくる」


ガルド「集合は先に体育館じゃ、遅れると減点対象になるのぉ〜」


アルセ「分かった、んじゃまた後で」


ガラガラ


魔闘技大会ねぇ、別に興味ない

誰が優勝しようがどうだっていいが生徒が周りを見返すいい機会だ、肉体強化だけで充分渡り合える


キーンコーンカーンキーン


ガラガラ


アルセ「5秒以内に座れ〜遅刻にするぞ〜欠席はいるか?」


「いません!」


アルセ「んじゃ体育館に移動する、遅れたやつは宿題があるからなぁ〜だりぃ《メイプル魔法陣に軽く肉体強化出来るようにする事は出来るか?軽くだぞ》」


メイプル《シロガネ君に?もう作ってあるよ、本人にも肉体強化のやり方教えてまだまだボロボロだけど出来るようになったから補助するタイプの魔法陣だけどね》


アルセ《成程そっちは考えてなかった、ハンデは指輪だけだからそれに付けといてやれよ。まだ公開してないから終わったら回収しねぇとな》


もしもの時は陣帝に頼んだとか色々言い訳出来る、陣帝は魔法陣の帝って事になってるからな




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