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ルーマナ  作者: 黒キ万華鏡
第15話
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魔法陣の作成を

お久しぶりです

次回の更新は未定ですが何月かの1日に投稿します

魔闘技大会まで2週間、学校はちゃんと通い授業中は魔法陣をどう改良するか考えつつノートを取っている

昼休みと放課後はアルセと私の部屋に集まり意見を貰い試しながら改良を続けた


アルセ「此処は左の線にやるより右から斜めにした方が良くないか?」


メイプル「そうするとこの辺りが機能しない、でも斜めって考えは悪くないかも」


お互い喋りながら作業してるけど手を抜いてるつもりは一切無い

正直無茶振りをしてる自覚はある

のんびり作って2ヶ月くらいで完成させる予定だったし、そもそも私は自分の魔力を使って発動させた方が魔法陣が効率よく使えるタイプにする事が多い

それを魔力を使わずに常時発動出来る上に曖昧な発動条件を満たした時に発動するように作るのは難しい

血を一定量とかにすると治療が間に合わない事や、致命傷を外して攻撃を喰らいつつ敵を倒す場合だってあるわけだから

それを大丈夫なように2週間で作るだけなら何とかなる可能性はあっても、量産しろって言われれば物凄くキツい


メイプル「一旦これで着けてみて」


アルセ「駄目だな。魔法陣が邪魔して自分の魔法が乱れる、俺なら問題ないが生徒でと言われれば魔力暴走しかねない」


メイプル「む~魔素の関係なら此処と此処と彼処、これ以上余計な線を入れると魔力を与えるか吸収量を下げるしか無いし・・・上級に近い中級くらいまでは吸収出来るようにしとかないと危険だしなぁ」


アルセ「魔力を与えれば出来るのか?例えば魔星石とかでも」


メイプル「出来ない事は無いよ。魔星石は魔素が集まって、出来、た!?そうだよ!何で気付かなかったんだろ!?魔星石は発動する時に消費するんだよ!つまり転移分の魔星石を用意して魔星石の転移を作った時みたいに地点を決めて」


新たな紙に魔法陣を描き頭を高速回転させて焼き切れるんじゃないかって後になって思ったりする

アルセが居なかったら描いてる途中で魔力切れして倒れてたよ、集中するとどうにも魔力の感覚ってのが鈍くなるみたいで途中で止められて飴を舐めろって言われた


アルセ「完成したか?」


メイプル「ある程度は。此処から削れそうな所を探したら完成かな」


アルセ「ダメージ吸収と出血で転移か。上級に近い中級以上か血が2割出る攻撃を吸収して壊れて、壊れたら転移が発動って事だな」


メイプル「うん、ただ物理で血が出ずに気絶させられたらどうしようも無いって言う欠点と指定した範囲内で壊れないと発動しないって言う条件も付けてある」


アルセ「戦争防止には必要不可欠だから仕方ねぇーな」


戦争に使われたら溜まったものではないからね~

それを抜きにしても制限を設けないと悪いことに利用されちゃうし


メイプル「今年は公開無理かな」


アルセ「学園用って事で公開しなくても大丈夫だろ、年々改良していって大丈夫そうなら公開すればいい」


メイプル「んーだよね。なるべく便利になる様に魔法陣は公開していきたいけど焦って後に犯罪者の手助けしちゃった何て笑えないし」


アルセ「サナエが来たな」


コンコンコン


メイプル「見たいだね。はーい!誰ですか?」


シロガネ「メイプルちゃん今、大丈夫かな?」


メイプル「いらっしゃい。奥でアルセが居るから入って待ってて、飲み物持ってくるね」


サナエ「分かりました。失礼します。マスターお久しぶりです」


アルセ「学校で何時も会ってるがな。学校は楽しいか?」


サナエ「え、っと。そうですね、楽しいです」


アルセ「命令を二の次にされても困るが楽しむことも大事だぞ、学園生活は今しか出来ないから目一杯楽しめ」


サナエ「はい!」


アルセ「メイプルもだぞ?」


メイプル「充分楽しんでるよ?お兄様もアルセも居るし毎日が楽しい」


何かあったら動かなきゃいけないけどそれでも楽しいと言うのは変わらない

学園の行事も用意するのに忙しいのは事実でも凄く楽しみにしてて楽しみたいから頑張ってるんだし


アルセ「何かあっても大抵の事は無視してていいぞ」


サナエ「そういう訳にはいきません!」


アルセ「そもそもサナエが動かなくても他の奴が何とかするし、もし動くとしたらクロード達を避難させる事だろう」


サナエ「!?クロード様をですか!?」


メイプル「アルセが相手をしてこちらに来るなら逃げの一択しか無いよ」


その時は私もアルセと一緒に陣帝として戦うし、そんな状況になったら1番確保したいのクロード兄の、友達の安全だもん

クロード兄も強いけどそれは世間一般から見てで、クロード兄は第一王子で戦う立場でも無く護られる立場の人

まぁそれは私も一応そうなんだけどね

自分の安全を確保しようとするなら尚更私は戦う事を選ぶ、私の大切な人達を守る為に、安全な場所を確保する為に、ね?


アルセ「もしもの話だ。この学園には帝達が居るし1番狙われやすいのはクロードだ、そしてもしもの時俺はお前に逃げろでは無くクロードを逃がせと言った」


サナエ「私がクロード様を護衛しながら安全な場所へ逃がすと言うことですね、メイプル様は?」


メイプル「私は王女だって公開して無いから狙われる確率は低いの。お兄様も私と一緒に逃げようとするだろうしね」


アルセ「魔闘技大会に紛れて近付いて来る馬鹿もいないとは限らん。サナエも楽しみつつ見張っていてくれ」


サナエ「了解しました。見つけた時は念話で宜しいですか?」


アルセ「あぁ。出来なかったらメイプルに、それも無理ならアナに伝えてくれ」


サナエ「はい!」


アルセに連絡した時点で私にも伝わるんだけどね〜

アルセか私どちらかが対応すればいいし、教師に加え帝の仕事も一応ある

念話にしたのはその時の為だと思う


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