炎帝の恩人
私の少し隣に転移してきた
服に付いてるフードを着けてるけど変装してって言うの忘れてた角隠してるだけで肌の色とかそのまま
マオ「何かこの場所転移しにくかったんだけど〜フードしたままでいいの?」
炎帝「ここの転移防止魔法陣大丈夫かよ・・・」
陣帝「魔法陣壊されて入られるよりマシだよ〜マオ君左から炎帝さん、水帝さん、風帝さん、土帝さん、闇帝さん、光帝さんで僕が陣帝だよ〜」
マオ「破壊するほど転移が下手じゃない。ローブの色違いで名前も覚えやすいな、アルセは光帝でシルが陣帝だよな?と、自己紹介だなまおu アルセ・シル「ん、んん"」魔族研究と魔族を友達にもつマオだ」
今魔王って言いかけたよね?そんな事言ったら即行で攻撃されるよ、問答無用で
魔族と魔王は別物って訳じゃないし魔族の王が魔王だから魔族じゃないって訳でもない
魔族にも穏便派と過激派があるってマオ君が言ってたけどこっちが知ってるかどうかは別だもの
水帝「魔族が友達、ですか?」
土帝「今の者にはありえんことじゃのぉ〜穏便派の者かのぉ」
風帝「過激派が仲良くするはずないじゃない〜進んで人族殺そうとしてるのぉ〜」
闇帝「そうなんですか?初めて知りました」
光帝「炎帝?」
炎帝「いや、昔助けてくれた魔族と同じやつかなとか思っただけだ、魔族は顔が変わらないらしいから見てみたいと(俺を食べようとした魔物を殺して助けてくれたのが後になって分かったが魔族だったんだよな)」
マオ「変わらないわけじゃないよ、変化が人やエルフに比べて遅いだけエルフも似たようなものでしょ。その魔族の名前って分かる?」
炎帝「あの時は様付けで呼ばれてたから貴族かと思ったがマーテリヤ様って言われてたぞ」
マオ「マヤ?赤っぽい肌に少しつり目で額の中央が少し膨らんでて無口な子じゃない?」
炎帝「あ、あぁ知ってるのか?(もしそうならお礼が言いたい!あの時は魔物に襲われた恐怖で言えなかったんだ)」
マーテリヤって名前だったんだ〜てっきりマヤって名前かと、もしかしてマオ君も本名じゃなくてあだ名?
マオ「僕のよく知ってる人だよ〜まさかあのマヤがねぇ〜今暇だから大丈夫だって呼んであげようか?」
炎帝「いいのか!?たn 水帝「この部屋に呼ぶのは控えて下さい、呼ぶなら違う部屋に」帝専用会議室だったな、悪かった水帝。マオこっちだ」
陣帝「僕達はどうする〜?マオ君ついて行ってもいい?《マヤちゃんには魔族の魔力を抑えて転移防止魔法陣を壊さないように入ってくるように念話して》」
私が念話しても良かったけど、お兄さんからの念話の方が嬉しいと思うし
まあ念話が両方来るからなるべく使わないようにしてるけどね、間違えた時に誤魔化すの大変ってのが理由たけど
マオ「いいよ〜アルセも来る?《了解、マヤには僕から伝えるよ。ところで僕は魔族だって言ったらダメなの?》」
陣帝《魔族の王が顔を知られて大丈夫ならいいんじゃない?魔族の中でも魔力は多めって言えば行けると思うけど、土帝と風帝には魔力で人族じゃないと多分バレてるよ》
光帝「行く、部屋、提供」
陣帝「転移よろしく〜行く人は光帝さんに触ってね〜ついて来るのは魔族に攻撃しない人だけだかららねぇ〜」
マオ「そんな事する奴は馬鹿だけだよ〜穏便派に手を出したが最後魔族全員と魔王が人族に戦争を持ちかけるからねぇ〜(この2人は理由があって攻めれば邪魔したりしないだろうし、むしろ協力してくれるかもね〜)」
水帝「魔族1人が殺された事で戦争になるのですか?(魔族と魔王は仲間思い?)」
マオ「なる、と言いたいところだけどそうでもないかな〜穏便派を殺せばなりかねないってのは本当、殺した奴を殺したいと思って過激派に行くことは多いからね。逆に復讐が終わったり怪我したりしたのが理由で穏便派に来る人もいるよ〜とこんな話をしに来たんじゃなかったね、来るのは陣帝、光帝、炎帝、水帝でいいのかな?んじゃ光帝転移お願い」
光帝「了解『集団転移』」
シュン
スタタ
「キャ!ま、マスター達でしたか/////そちらは新しい帝の人ですか?」
光帝「いや、友人?のマオだ、書類を持ってきたのか?」
アナ「はい、マオさんよろしくお願いします、マオさんは何歳でしょうか?」
アナさんが年齢を聞くのは年上と偉い人には敬語、そうじゃない人はタメ口というか素の口調なの
陣帝がメイプルだって知らないからローブを着てる時は敬語着てない時はタメ口なんだよね
マオ「何才・・・忘れたなぁ〜長く生きてるけど途中から数えてなかったし。その人はいたままで呼んでいいの?」
アナ「下がりましょうか?マスター」
光帝「アナは差別とかしないし居たいなら居ていい」
アナ「差別?亜人の方ですか?それとも傷が酷く治療する人とか?」
光帝「亜人、だな。人間じゃなきゃ亜人になるだろ。どうする?」
このギルドに差別する人はいない、寧ろ割合的には亜人の血の方が多い
亜人は人間においてどれか一つは優れてるから人間は普通は敵わない事が多い
劣等感からか支配しようと奴隷にする奴が後を絶たない、この国では奴隷は禁止だけど裏ではまだまだいる
アナ「仕事があるのでやめておきます、ギルドに入る方ですか?」
光帝「まだ決まってないな、入ってはいけないって事はないしマオ達次第だ《法律に入ってなかったよな?》」
陣帝「《法律的には、ね。街に入れない訳じゃないしただ周りの人間が見つけ次第攻撃するだけ》マオ君呼んで〜念のため魔力は抑えるように言ってね〜」
シュン
スタ
マヤ「マオ〜私に人族の知り合いってどれ?」
パサ
シード「おr私だ、です。マーテリヤ様ですか?」
マヤ「無理に敬語使わなくていいよ?人を助けたのは20年ほど前ね、その時の子かな?」
シード「ありがとう。21年前だ、覚えているのか?」
マヤ「私が久々に外に出た時だっだからね〜人族がいるのにフード外したのも多分あれが初めてだったしね」
バサ
シード「変わってない、あの時と殆ど同じだ。その、21年前魔物から助けてくれてありがとうございました!」
マオ〈〈ボソッ〉あのマヤが人前でフードを外してたのか、珍しい〉
マオ君が呟いた言葉を偶然隣にいたから聞き取った
マヤちゃんがフード外すのって珍しかったの?
陣帝〈〈ボソッ〉そうなの?僕達の前で外してたじゃん、城では普通に外してるの?〉
マオ〈〈ボソッ〉聞こえてたの?魔族でも人族でもフードは僕以外がいる時は外さないよ。そういえばアルセとシルがいたのに普通にフード外してたな〉
陣帝〈〈ボソッ〉怪しい格好でマオ君と話してたのにね。警戒されたい訳じゃないけど何でなんだろ〉
マオ〈〈ボソッ〉多分匂いだと思うよ、何だが気持ちが落ち着いて安心する優しい感じの香り、人族以外は分かるんじゃないかな〉
陣帝〈〈ボソッ〉前もそんな事言ってたね、アルセからもしてるの?〉
マオ〈〈ボソッ〉してるよ、後は一瞬で分かりにくかったけど多分アチェロって呼んでたやつもかな?何か共通点ないの?〉
私の魔力を持っているって事かな?
でもそれは言えないし・・・
陣帝〈〈ボソッ〉・・・ない、年齢も違うし何より使える属性も違う〉
マオ〈〈ボソッ〉そっか〜ま、僕は君達の傍にいる時は休まるって覚えててくれれば何も言わなくても傍に居てもいいでしょ、休憩だって思ってくれてていいから〉
陣帝〈〈ボソッ〉分かった〜たまに時間見つけて休憩して貰う為に行くよ〜代用で飴ちゃん定期的にマオ君とマヤちゃん限定で売ろうか?〉
マオ「ほんとに!お願い!」
マヤ・シード「マオ?どうしたの(か)?」
マオ「急に大声出して悪い、シルが定期的に俺達2人にあの飴を売るって言ってくれてつい、ね」
マヤ「え!ほんとなの?やった!あれこの国の街どこ探しても売ってなかったのよね、似たようなのはあったんだけど優しい感じがなかったのよ」
えぇこの国まで探しに来たの?ギルドとかで売られてるのは普通の飴ちゃんだもん
疲労回復諸々があるのは私が作るメイプル特製飴ちゃんだけで何処にも売ってない、悪用されないように全部ボックスに入れてるし
普通の飴ちゃんはこの世界になかったから本物(メイプル特製飴ちゃん)を食べてない人は甘さで癒されてるからバレないしね〜
勘違いしてる人もいるかも知れないけど飴ちゃんって言ってても薬品だからね?薬草とか混ぜて調合してるし
光帝「1日最大3、4個までにしとけよ、どうしても疲れがとれないならこっちの草を熱湯に1分浸してから飲め、草は食った方がいいが苦いから捨てても構わねぇ」
陣帝「あれ水に浸すだけなら甘くて美味しいのに何で草は苦いんだろ?謎だよね〜」
光帝「普通の奴は水に浸す事すら知らねぇよ、こっちの話は終わったがどうする?」
陣帝「そうなの?じゃ解散でいいね〜後で契約書送るからマヤちゃんにもサイン貰って送り返してね〜僕これからやる事あって抜けるから《ガルドさんとシルフさんの所でお茶と報告してくるから》」
光帝「代表者は俺にしとけそっちはマオだからな、代理の所をシルとマヤだ。ギルドマスターの方が色々楽だからな《魔闘技大会の事を詳しく聞いとけ、帝にも役割があるからな》」
陣帝「了解〜んじゃ皆また今度ね〜『転移』」
魔闘技大会、か・・・予選の事何か対策考えないとね
魔力量敵にも少ないから何か作戦考えおかないと活躍なく終わっちゃうし