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ルーマナ  作者: 黒キ万華鏡
第14話
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嫌な感じ

アルセは魔力察知してなかったのか、入ってくる10秒前くらいにしか気付いていなかった

私?私は風帝が城に入ってすぐだよ


ガチャ

ギギギー


風帝「む?甘い香りねぇ~今噂されてるしゅーくりームとクッキーってやつかしら?」


陣帝「やっほー風帝さんこのお菓子そんなに有名なの?風帝さんも食べる?」


風帝「ありがとねぇ~有名よぉ~貴族も平民も食べたいランキングトップ5に入ってるものぉ~」


炎帝「そうだぜシュークリームだって入ってるのにレシピが回ってこないから限定品だって言われてるぞ、実際回ってるのかどうかは知らねぇがな」


陣帝「公開されてないの?光帝さん、知ってるのってサクさんと僕達だけ?」


光帝「最初に追い払った時にかなり脅して聞きに来なかったから忘れてたんだ、その内誰か来るだろ」


ギルドの何処から漏れたのか分からなかったけど新作出したらギルドに商人や料理人達が来てたなぁ~態度と性格悪かったし女性の手癖も悪かったから、アルセが剣を喉元に寸止めしつつ最上級に近い上級を頭上に見えるようにして脅したら尻尾巻いて帰っていったっていう事なの


陣帝「死にかけたのに戻ってくる人なんてそうそういないよ~命知らずか馬鹿だけでしょ~水帝さん来たね」


光帝「本当だ来たな、陣帝また上手くなったか?」


陣帝「そうかな~僕はしro、家で周りを探ったりしてるだけだよ?作業してる時はずっと気を張ってるからそれかも~それに嫌な感じがしたし」


水帝「扉が開けっ放しでしたよちゃんと閉めてて下さい、光帝、陣帝どうかしましたか?」


光帝「うわぁ~」


陣帝「・・・水帝さん体調悪くない?」


水帝「(シルよく分かったな、少し頭痛がする程度だし問題ない)いや大丈夫だ」


光帝「・・・陣帝、水帝に何か違和感を感じないか?」


『身体強化』

さっき感じた嫌な感じは光帝も感じ取っているみたい

モヤみたいな何かが水帝の左手から胸に向かっているように見える、あのモヤが嫌な感じがする


陣帝「う~ん確かに目を身体強化すると水帝さんに変なモヤみたいなのが付いてる《ルードさんが体調が悪いのはこのモヤのせいじゃないよね、アルセ分かる?》」


光帝「シルで身体強化しないと見えないなら闇属性だな、俺には黒い触手のようなものが巻き付いてるように見える。体調が悪いのはそのせいだろ《闇属性は無理矢理するのは危険な事が多い、メイプルはモヤに見えてるなら左手に付けてる魔法陣解析出来るんじゃないか?俺には覆い隠されて見えねぇ》」


水帝「闇属性?モヤ?触手?なんの話ですか?」


陣帝「水帝さん椅子に座ってその左手に付けてるブレスレット見せて、解くから『防音、魔力遮断結界』《土帝と闇帝が来たら先に始めてて》水帝さんそのブレスレット何処で買ったの?」


呪い、封印、半分、負、感情、蓄積、操作

なかなか嫌な単語ばかりね

負の感情の半分を貯めて魔力を封印し呪いにかけて操作するってところ


水帝「大臣の娘から貰った物です、無理矢理渡された物でも貰ったからには使わないとと思いまして、これが私が体調不良になっている原因なのですか?」


陣帝「見つけるのが早くて良かったよ~この手の魔法陣は手遅れになる事が多いからね、多分水帝さんじゃなく王族を殺してしまう為に渡したんだよ、王族に信用されてるでしょ?水帝としてじゃなく、ね」


水帝「・・・何故王族に信用されてると」


私がルードさんだって知ってるから

だって副隊長で帝なんだもん信用されてない方が不思議だよ

それは言えないし知らない事になってるから、アルセを言い訳で大丈夫だよね


陣帝「色々理由はあるけど光帝が信用してるからかな~顔まで見せてるってことはそれだけ信用に置けてなおかつ強いって事だからだね~終わったよ、しばらくは付けて大臣を捕まえてくれると助かるかな~」


水帝「ありがとうございます、シルはアルセの顔を見た事があるんですよね、信用されてるんですか?」


陣帝「どうだろうねぇ~僕は情報屋だし大金を払えば王族の個人情報でも売るかも知れないなぁ~」


私が情報を売るのはアルセだけ、そもそもお金を貰ってるのだって他の人がいなかったらしないし、形式上やってるだけ

設定を無視する訳にはいかないしね♪


水帝「シルはそんな事しません、それにやるなら今やった魔法陣を解除するのもお金を取りますよ(シルは何だかんだ優しいな)」


陣帝「あ~/////はいはいじゃ結界解くよ『解除』光帝さんどこまで進んだ?あ、闇帝さん久しぶり~」


フードの隙間から見えた目にビックリしたと同時に恥ずかしくなった、触れていたからかルードさんの声も聞こえたし

つい照れて素っ気ない態度取っちゃったかも、ごめんね


闇帝「お久しぶりです陣帝」


光帝「群れ、魔族、近々」


水帝「土帝説明してくれますか?」


土帝「前回より目立って群れる確率が少ない高ランクの魔物が群れている事と魔族を見かけたものが多数寄せられてたのじゃ、近々攻めると聞いたものがおったそうじゃのぉ〜」


水帝「魔族が・・・その聞いたものは確かなのですか?」


マオ君がやったと思えない、魔王に黙って独断でとか?マオ君が許可したのが信じられない

手紙のやり取りとかでもそんな事を話した事は無いし、そもそも書いてきたことが無かった

こういうのって本人の知らぬ所で進んでる事が多いし直接本人に聞いてみよ


メイプル《マオ君今念話大丈夫?》


マオ《大丈夫だよ〜今丁度マヤと休憩してる〜》


メイプル《えっと、単刀直入で聞にくいんだけど近々私の国を攻める話を聞きたいんだ》


マオ《え?何のこと?そんな話聞いてないんだけど・・・マヤも知らないってそっちの勘違いじゃない?》


マオ君との距離がかなりあるから念話集中しないと通じにくいんだよね〜

マオ君もマヤちゃんも知らないって言われた事に安心した、関わっていないようでなによりだけど、魔族の事だし伝えておいた方がいいよね?


メイプル「光帝さんちょっと知り合いから情報の念話入ってるから少し意識外すね〜《多数目撃されてるし魔族がそういう話をしてたって情報も入ってるんだ、そっちも少し調べてくれないかな?》」


マオ《分かったマヤに頼むよ、一応そっちの話も詳しく聞かせてもらえる?というかそっちに行ってもいい?》


メイプル「アル、光帝さん知り合いをこっちに呼んでもいい?帝以外入っちゃダメなんだろうけど〜《マオ君がこっちに来たいって》」


光帝「情報、いい、最優先《マオの正体が土帝と風帝にバレなきゃいいなぁ、その時はその時だが》」


水帝「情報があるのなら私は構いません」


風帝「妾は国にとって危険でないのなら構わんと思うぞ?」


土帝「風帝と同じじゃのぉ〜」


闇帝「皆さんが賛成ならいいのではないかと」


陣帝「じゃ呼ぶね〜」


炎帝「俺は無視かよ!」


陣帝「まあまあそんなに怒ると禿げるよ?《マオ君来ていいよ、場所分かる?》」


私を基準して転移してくるのなら中央に立ってた方が良いかな?魔族って魔法に長けてるから壁にめり込むとかは無いと思いたいけど、念の為にね



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