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ルーマナ  作者: 黒キ万華鏡
第14話
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帝は強制参加?

●アルセ・シャイン(目線)


アナ「マスターコレが最後です。アルセさん今日は帝会議って言ってましたよね?」


アルセ「ん?そうだが、それがどうかしたか?」


アナ「ギルドでは何かやらないのですか?」


アルセ「?祭りやりたいのか?それなら夏にでも開くぞ」


アナ「あ、いえ。大丈夫です、受付の仕事があるので戻りますね」


アルセ「帝会議と何かあるのか?今日の会議は定期会議だが、何時もと大して変わらないとは思うんだがなぁ」


暇だし誰かいれば聞いてみるか

取り敢えず転移で来たが来るのが早すぎたのか誰も居なかった、ぼーと10分程待ってるとシードが近付いて来るのが分かった


炎帝「お、アルセ今日は来るの早いな」


光帝「そうだな、ギルドでやる事が早く終わって暇になったから早めに来たんだ」


炎帝「へぇ~あ、そういえばもうすぐ学園で魔闘技大会があるだろ、帝として参加するがアルセは何に参加するんだ?」


光帝「は?何だそれ」


炎帝「今日の会議はそれを決めるのがメインだぞ、俺は実況しかやった事がないがな、確か実況、開催式、閉会式の挨拶、優勝者との戦闘を毎年帝がやるんだ」


光帝としては挨拶と実況は無理って事は戦闘だな、国民に強さをアピールする為ってところか


光帝「帝全員って事は陣帝も出るのか?あれ魔法陣だから手加減出来ない筈だぞ」


炎帝「毎年余っ程の事がない限り参加だからなぁ会議の時に直接陣帝に聞いてみた方がいいな、流石に生徒を殺したら今後参加出来なくなるかもだし」


アナが言いたかったのは他のメンバーの事だったのかも

前回の会議の後にも何か決まりましたか?って聞かれてたしな

私闘(死闘)は禁止してるし、訓練では本気出させない、欲求不満なのかも知れないな

もしそうなら戦闘狂共がその辺で騒動を起こすかも知れない、そんな馬鹿がうち(ギルド)に居るからなぁ~

死合無しの全力勝負、魔闘技大会の後になるがアナとスケジュール調節して開くか

そんな事を考えてるうちに(この間2秒)メイプルの魔力を感じ取った、転移だな


光帝「噂をすれば影がさすってか?本人が来た」


●メイプル・ルーチェ・スリジエ(目線)


服装よし、魔法陣、魔法の不具合なし、時間も過ぎてない

よし、準備OK!


陣帝「シードさんとアルセもう既にいるんだ、アルセが早いのって珍しいなあ~まだ20分前だしお菓子でも食べて時間潰そ『転移』」


シュン

スタ


陣帝「シードさんとアルセさんじゃんやっほー。まだ20分前で全員来てないしお菓子食べる?」


炎帝・光帝「貰おう」「食べる」


陣帝「『ボックス』アルセさんはモンブランだよ。シードさんは何がいい?多分何でもあるよ、僕はチョコケーキ」


そういえばこの間材料を数年分くらい買い込んで分身に作ったなぁ~アルセに出すケーキはランダムでなるべく被らないようにして飽きないように工夫してるけど、そろそろ飽きたかな?


炎帝「何でもって言われると悩むもんだぞ。あ、しゅークリームってやつあるか?有名で美味いらしい」


陣帝「シュークリーム~シュークリーム~あった、チョコとカスタードとノーマルどれにする?全部でもいいよ、ついでにクッキーも出しとくよ~」


炎帝「カスタードとノーマル、噂はノーマルだったがカスタードも食べてみたい」


光帝「俺もカスタードくれ、食堂に行く機会がなかなかない上に高い」


陣帝「《教師してる事バレるよ?私はバレたら困るからなるべく意識してるけど》僕もカスタード食べよ~んぅ~美味しい」


炎帝「う、美味い。甘くて口の中で蕩けて甘い香りと味が全体に広がる、噛む度に中のクリームってのが出てくる、やばいこれハマるぞ」


何でか面白く思う、これだけ喜ばれると嬉しい♪

美味と言葉で表してくれると私も作った甲斐があったと思えるし!


光帝「《シュークリームが美味しすぎて聞いてなかったな、ある意味助かったな》おいそれは俺が狙ってたやつだ」


炎帝「先に取った俺が食うんだぞ!同じのがあるだろ」


光帝「これはダメだ!これはメイ、とにかくダメだ!」


炎帝「1番美味しそうに見えたがそんなに必死に言うなら」


あれよく見たら葉っぱ模様をのせた私が作ったやつだ、分身が作ったやつと見分けやすくしてくれると有難いって言われて付けたけど、数個作ったから喧嘩しない筈なんだけどなぁ~


光帝「おぉありがと、ってシルに聞くんじゃなかったのか?お菓子で忘れてたが」


陣帝「シードさんどうしたの?僕に何か聞きたいことでもあるの?」


炎帝「忘れてた遙学園は知ってるよな?その学校はガルドさんが学園長なんだが毎年数回帝が何かするんだが光帝は戦闘でいいとしてシルは何をやるつもりなんだ?」


陣帝「えぇ!そんなの聞いてないよぅ~それって絶対何かしなきゃダメなの?」


炎帝「基本的に参加しなかった奴は居なかったんだ、用事が入ってた奴は後らへんの役をとってたから実際その時だけ来てたし」


陣帝「僕は表向きにはなるべく出ないつもりなんだよね、その日は1日中忙しいし、顔出ししなくてよくて帝がやったって分かるような・・・どんな事をして欲しいとかどんな事が毎回困ってるとかないの?」


炎帝「そうだなぁ~後を絶たないって言えば観客や親を装って生徒を誘拐していく奴とか?騎士も見廻っててもやっぱり毎年一定数はいるな。でも捕まえるのは居なきゃいけねぇだろ?」


学園以外の人を一時的に捕らえるとかなら普通の結界で出来たんだけど・・・悪意があるだけじゃ屑貴族が引っかかるし


光帝「なぁ生徒が全員参加するサバイバルって生徒に何か安全策とかしてるのか?」


炎帝「いや、教師が隠れて監視と採点をしてるぞ、残念な事に教師の数が少ないから全員見きれなくて魔物や自然に殺される奴もいる、教師が居なければ生徒が生徒を殺しても気付かないしな」


陣帝〈〈ボソッ〉ダメージ吸収?足りないそれじゃ死ぬ、どれだけ受けるか分からないから一定量に設定して・・・〉


炎帝「シル?どうsi 光帝「炎帝止めるな、数分もすれば考えが纏まって生徒が死なない答えを見つけてくれるはずだ」あれだけはどうしようもなかったからなもし出来る方法があるのなら待つぞ」


それで転移?生徒の中には魔力を使う人はいるそれじゃ魔力が足りなくてそのまま殺されちゃう、瀕死なら尚更転移してきた所で人手と魔力が足りなくてそのまま死ぬだったらどうする?魔力は必要、魔素に還っていくから・・・魔素?そういえばあの時イル君とセレナさんが部屋いる部屋にかけたのは魔素に戻ってなかった・・・って事はそれを組み込めば・・・うん出来るやってみなきゃ分からないけどやってみせる


陣帝「纏まったよ~ただ魔法陣は非公開、渡した生徒全員分は必ず回収する事が条件だよ~ガルドさんには一応サンプルは渡しとくけど解析なんて辞めてよ?」


あれは戦争とかで使われたら相手はうん、言うまでもないね、何か防止出来るように考えておかないと父さん達はしなくても他は分からないもの


光帝「そんな事する王族はいないがその次の次は分からないからな、今知ってる王族は別だが」


炎帝「カイル達は無くても周りは分からん、黙って導入しようとしている奴もいるかもしれん」


陣帝「そこはちゃんと改良するし実際に使ってみるけどもし不具合があれば言ってね?あ、それとこの魔法陣片手間に作れない複雑さだからアルセと僕は大会まで依頼も顔見せも出来ないから」


光帝「全員分だろ?かなりギリギリだな始まるまで果たして何時間寝れることやら・・・」


時魔法をかけ続けるのは出来ないし交互に寝ることになると思う。飴量産してて良かった

魔法陣の改良は今の内に考えとくとしてどのくらい持つか調べるのも丁度いいかな~


炎帝「〈〈ボソッ〉それは金で変えられるものなのかよ・・・〉何か必要な物があれば言ってくれなるべく力になるぞ」


光帝「頼んだ、ん?これは風帝か?」


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