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ルーマナ  作者: 黒キ万華鏡
第14話
123/132

魔力を吸う糸

誤字修正しました

30/2/17

うん、悩んでても時間が過ぎるだけ、取り敢えず聞いてみて駄目だったら戻ろう


コンコンコン


メイプル「メイプル・シンです入ってもよろしいでしょうか?」


ガルド「どうぞ」


ガラガラ


アルセ「メイプルどうした?《ってその手に持ってるのは何だ?嫌な感じがする》」


メイプル「アルセ先生少しお話よろしいでしょうか?《糸だよ、クロード兄に付いてた。魔力を吸って糸が伸びてる、どうしたらいい?》」


アルセ「ガルド学園長出てもいいか?」


ガルド「構わんよ、大方決まったしのぉ~《王族に危険がある可能性があるのならしょうがないのぉ~第一王女が理由もなく会議の邪魔をするとも思えんしのぉ》」


アルセが念話して伝えてくれた返事は私にもやっぱり聞こえてくる

範囲に居ればアチェロにも聞こえるんだろうな、私とアルセとアチェロは同じ魔力だからね


アルセ「そうか行くぞメイプル」


メイプル「学園長ありがとうございます、失礼します」


アルセ「その糸触ってて大丈夫なのか?」


メイプル「私は人より自然回復の方が早いから大丈夫、クロード兄だと夕方には眩暈、吐き気、幻覚の症状が出てたかも」


アルセ「飴食べとけ、にしても糸か」


メイプル「魔力を吸って長くなる糸って何かあったっけ?」


アルセ「ぱっと思いつくのは蚕とか蜘蛛系だな。その糸魔力吸ってるんだよな?魔法で調べられるのか?」


メイプル「言われてみれば、試してみる。作られし全ての物を解析する力『分析』・・・魔力が吸われて詳しく見れなかったけど蜘蛛の魔物の糸、触れている相手から魔力を吸収して相手を弱らせて食べる為の糸。名前までは見れなかった」


アルセ「魔物、か・・・それって長くなったら魔力を吸う量も多くなるのか?(王族を故意に狙われているような、気の所為か?メイプルは狙われていないよな)」


メイプル「少しずつ増えてるよ、この糸意識して普通に触ったら火傷したから指に少し魔力を流してるけどこのまま徐々に増えていくとしたら長くなる程危険が増すし」


これ1度魔力にくっついたら外れないから面倒だな、魔星石にくっつけとこ


アルセ「魔星石にくっつくならそうしとけ、魔力が切れれば自然と糸もなくなる。誰にも触られないように俺の部屋・・・・にでも置いとけ、勝手に入って来るようなやつは今のところいない」


メイプル「ふふ勝手に入ってこられたら困るでしょ、アルセは魔力探知出来るんだから勝手に入られたか分かると思うよ。」


私は分かる、秘密を知られない為にボックスに入れていないものもあるから。罠も作動したら分かるようにしてある

いつまで秘密を隠せるか分からないけど・・・せめて1人くらい教えたいなぁ


アルセ「そう、だな。そろそろ戻るか(そろそろ魔力切れ、これ以上時空を維持出来ない)」


メイプル「飴ちゃん食べながら教室戻ろ、時じゃなくて時空使ってたんでしょ?魔力切れが起こっても不思議じゃないんだから」


アルセ「やっぱりバレてたか、時属性だけで良かったな部屋に転移してくれるか?」


メイプル「分かった『転移』アルセ大丈夫?教室の前まで転移しようか?」


アルセ「・・・いや大丈夫この時間だと生徒と鉢合わせする可能性がある、メイプル行くぞ」


アルセはいつも無茶をする、私以外アルセの体調不良に気付いていないから私がしっかりアルセを見なきゃいけない。私の事はアルセかルードさんが気付いてくれる、まぁそれでも私が作ったからかお互いに無茶するのは変わらないんだけどね


アルセ「メイプル?教室に着いたぞ先に入れ」


メイプル「え?あ、うん」


ガラガラ


サナエ「メイプルちゃん心配しました~何処に行ってたんですか?」


メイプル「職員室に行ってました話はまた後で」


アルセ「座れ~全員いるか?」


サナエ「全員居ます」


アルセ「サナエありがとう、全員おはよう」


「おはようございます」

「おはよー」

「おはようございますですわ」


アルセ「おー元気だな、2週間後に魔闘技大会の予選がある、個人戦と団体戦があり団体戦は4人1組だ、メンバーは今から配るプリントに書かれているからちゃんと読んで次の俺の授業でメンバーで集まって並ぶように」


「個人戦の予選はどんな事をするんですか?」


アルセ「プリントを読め、3日間山に全員転移のサバイバルだ」


うわぁ山でサバイバル楽しそう

予め下準備はしてあるんだろうけど全生徒が山って人数的に数個に分けてあるんだろうな


アルセ「プリント以外に質問があれば職員室の誰かに聞け、俺にはなるべく聞くなよ」


「はーい」

「(怠慢教師)」

「(質問は担任じゃないの?)」


アルセ「俺に質問したいなら委員長が紙に纏めて提出しろ、何か報告はあるか」


「はい、魔闘技大会用の武器を購入しておくようにと」


「こっちも魔闘技大会の3日間の食料以外での用意をリュック1つで入る量を各自で用意するように」


「分かった」

「了解」

「分かりました」


キーンコーンカーンキーン


アルセ「授業は遅れるなよ」


イル「2週間後か~メイプルちゃん一緒に買いに行かない?」


サナエ「ダメ!私と一緒に買いに行くの」


シロガネ「良かったら一緒に行こ?」


クロード「先約済みだメイプル行こう」


何で私と一緒に行くので喧嘩?必要な物はボックスに入ってるから買いに行くつもりなかったのに


メイプル「皆で一緒に行きませんか?それなら喧嘩する事ないですよね?それでも喧嘩するなら1人で買いに行きます」


〈〈ボソッ〉何であんな餓鬼に王子が〉


サナエ「今メイプルちゃんの悪口言ったのは誰!」


クロード「何だと?今すぐ名乗れ!」


イル「メイプルちゃんを悪く言わないで!」


シロガネ「メイプルちゃんの悪口は言わないで」


「落ちこぼれが歯向かうな!」

「俺達は正論を言っただけだ」

「そもそも釣り合っていないんだよ」


王族であることを言えない以上仕方ない事って分かってる

それでもクロード兄の傍に居たいと思うのはいけないことなの?地位が低い人は話すことすらダメだって言いたいの?


メイプル「クロード君に話しかけることもしない人に言われたくありません、まだ言いたいことがあるのなら魔闘技大会の予選で私を合法的に倒せばいい、それすら出来ない負け犬の遠吠えなど聞く価値もありません。次の授業が始まるので席に戻ります」


「餓鬼が調子に乗りやがって」

「魔闘技大会で潰してやる」

「強がるメイプルちゃん、いい、あの柔肌に僕のピーを擦り合わせてピーを幼児の小さなお口に無理矢理詰め込んでピーすれば、はぁ気持ちいいな」


最後の人!背筋が凍って鳥肌が立ちましたよ!?

そもそも釣り合ってないって言ってた人です、目が犯罪に入る二歩手前のようにギラついて狩猟者の目と変態をかけて2で割ったような

もう今の言葉を了承を得ずに実行したら確実に犯罪者です、しかも刑が重い方の


キーンコーンカーンキーン

ガラガラ


「授業を始めます、そこ早く席に座りましょう」


メイプル「あはーい!」


先生グッジョブ!

さっきの彼は中立派で過激派の人達と一緒に居て学園ではそれなりに有名だったらしい

聞いたことをありのまま言うとマジパネェロリコンスーハーのド変態でドSでドMで超鬼畜、だそう

脳内変換してわかりやすく言うと小さい子が大好きで抱き締めてその子の匂いを嗅いで興奮する変態で虐めるのが大好きで小さい子に虐めてもらうのが大好きで人が無理と言ってるのを聞かずに血も涙もない無茶振りをさせる人

男でも女でも小さければ誰でもいいらしく、私もその対象で物凄く体型や仕草が好みだと言い触らしているとその情報をくれた人が言ってた

何故かこの次の日には不慮の事故にあって自宅治療になったそうな、事故って言うのが何故か転んでその先の毒草に顔面からダイブしてしまって炎症を起こしたんだとか、大丈夫かな?アルセはお見舞いに行くなと言ったから行ってないけど、炎症酷くないといいな・・・

まさかアルセが転ばせ毒草にダイブさせたなんて露ほども考えてなかった

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