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ルーマナ  作者: 黒キ万華鏡
第14話
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魔力封印、解除

アルセの居る場所を感知して、シロガネさんと職員室に行く

他の先生も居るからノックしてから扉を開ける

職員室でのルールは自分が入ってから扉を閉め名前を名乗って用事の先生が居るか聞く、この時視界に捉えていても自分から歩み寄ったり名乗らないと指導対象になるから注意が必要

目の前に居たら歩み寄ったりしてしまうでしょって言いたいけどそれをしないと横暴な貴族達が面倒事を引き起こすかららしい


メイプル「メイプル・シンです失礼します、アルセ先生はいらっしゃいますか?」


「アルセ先生〜いいでしょ〜?」


えっと、こういう時どう反応したらいいのかな?女の先生が胸をアルセの腕に押し付けてデート?に誘われてる、時間を改めて来た方がいい?それとも助けた方が・・・


アルセ「メイプル!やっと来たか、この女煩くてどうしようか悩んでた所だ」


「な!何よ!私はこんな事するの滅多にないのよ!なのにあんな餓鬼に!」


アルセ「あぁ?(『風よ』)うるせぇぞてめぇみたいなクソ女は泥に塗れて消え失せろ。メイプル、シロガネ行くぞ」


よ、容赦ないなぁ〜風魔法を無演唱で使って頬を3箇所も切るなんて、まあそれ程深くないし問題ないだろうけど


アルセ「着いたぞ」


ポフ


メイプル「ぅ」


アルセ「/////だ、大丈夫か?」


メイプル「大丈夫だよ、入らないの?」


アルセ「気付いてないならいい、入る・・・さて、封印を解くんだな。シロガネ脱げ」


シロガネ「はぁ!?な、何を/////」


メイプル「シャツは着たままでいいけど上着を脱いでくれないと封印が解きにくいって言ってるんですよ、アルセ先生が誤解を招いてしまってすいません」


封印を解くって言っていきなり脱げって言われたらそりゃそうなるでしょうよ、私だったらぶん殴って転移して逃げる


シロガネ「/////そ、そうだよね!勘違いしちゃってごめんなさい。脱いだけど次はどうしたらいいですか?」


アルセ「楽な姿勢になれ、後は魔力は水お前は器だ、器に水を満たして蓋をしろ。」


メイプル「必要なのはイメージです、魔力を留めることだけを考えてイメージしてください。まずは不完全な方から解きます、これはそれ程苦労しませんので『魔力封印、解除』」


なかなか不完全な状態のものって難しいんだよね・・・私に出来ないことは多分ない、といいな〜

私にとって出来ないことは才能よりも努力が足りなかったと思ってるし


シロガネ「ぁ、何か霧みたいなのがこれが魔力?」


アルセ「それが魔力だ、それを出し続けて切れれば死ぬかもな、さっさと内側に戻せ」


シロガネ「え!?死ぬんですか!わ、分かりました。ん、ぅ、出来ましたか?」


アルセ「あぁ少し休憩したらもう一つの封印も解くか、それとも数日おいてから解くか?《魔力は大丈夫か?少し乱れてる、休んでろ》」


息切れはしてないけど流石に封印を解くのに集中し過ぎて頭が痛い

魔力はそれ程使わなかった、もう一つの封印はかなり使うし魔力遮断結界使わないと無理そう

後アルセ必死に覚えさせる為でも出し尽くしても死なないのに死ぬかもって言うのは駄目だと思うよ

精々全身筋肉痛+脱力感が数日続く程度だし


シロガネ「解きたい、です」


メイプル「やる前に水分補給と特製飴ちゃんを食べて下さい、自分で思ってるより魔力を収めるのに緊張してます。」《少し頭痛がするだけ、今回は空間属性使ってるんだから早く終わらせるよ》


アルセ「俺も食う、食べ終わったら始めるぞ(メイプル特製飴ちゃんは相変わらず美味いなぁ〜これって薬何だがな)メイプルとシロガネもう大丈夫か?」


メイプル・シロガネ「うん(はい)」


メイプル「シロガネ君もしどうしても魔力を収める事が出来ないと思ったらこのブレスレットを付けて」


食事には少量だけど鎮静剤が含まれてて少しはマシだとは思う程度、ブレスレットには魔力制御の魔法陣が描いてある

私は今の魔力量はほぼ完全にコントロール出来るからブレスレットは付けてない

勿論魔力察知出来る人が見れば魔力が年の割に多いってバレてしまう


メイプル「それじゃ、行くよ!」


私の魔力をシロガネさんへ身体を1周するように流す

封印されている場所を両側から弄れるようにする為

両側から魔力を流したから今だから分かったけど2重になってる

無理矢理こじ開けてしまうともう1つの封印が邪魔して近くの臓器を魔力が傷つけてしまう

封印を解いた後はシロガネさんに掛けることになりますが


メイプル「シロガネ君魔力が溢れるから、行くよ!」


ブォーピキ

ピキピキ

パキーン


シロガネ「ぅ・・・痛、ぃ」


メイプル「シロガネ君しっかりして下さい!魔力を抑えて、気をしっかり持って下さい!これ以上放出すれば本当に危険です!」


シロガネ「ぁ、ぅ、メ・イプ・・ル、ちゃ」


メイプル・アルセ「『魔力吸収』」


アルセも同じ事を考えていたんだ

魔力量を少しでも少なくすればコントロールも少しはしやすくなる

ギリギリまでは自分でやらせないと意味が無いとアルセも分かっていたみたいだしね

まあ何はともあれ


メイプル「よく頑張りました、おやすみなさいシロガネ君」


アルセ「お疲れ、少し眠れ」


シロガネ「あり、がと」


アルセ「シロガネは寝たぞ、メイプル空間魔法は維持しておくから大丈夫だ」


メイプル「っ、ありが、と」


我慢してたけど物凄く痛い!!

筋肉痛とか軽く超えて痛い!!

剣で滅多刺しレベル?いや、本当に線維筋痛症の悪化バージョンみたいな

痛みで気絶出来ないのが逆に辛い、アルセも失神とかしたら不味いのが分かってるからフェアリースリープが使って貰えないし


メイプル「ーーー!」


あ、何か痛過ぎて痛くなくなった・・・

あーうん、何かある意味助かったかも

次に痛くなった時は治る時だから我慢すればいいだけだもん、嫌だなぁ


メイプル「ぃっー!」


痛、痛い!

どれだけ封印に使った呪いがきつかったんだか

廃人になっても可笑しくない程の痛さ、途中痛くなくなったけど


メイプル「大分治まった、かな。もう今すぐ疲労で倒れそうだけど。アルセ」


アルセ「・・・なんだ」


メイプル「もう大丈夫」


アルセ「っ!聞こえたのか」


メイプル「?空間魔法解かないのって言っただけだよ?何か難しいこと考えてたの?」


アルセ「いや、マオから手紙返ってきたか考えてただけだ。『解除』メイプルは寮に帰るか?」


メイプル「あ〜うん、魔力使って疲れたし今日は帰る。アルセも今日は仕事しないでちゃんと寝ること、いいね」


アルセ「・・・あぁ、シロガネは部屋に連れて行っとくからメイプルは先に帰ってろ」


メイプル「その間は何?ちゃんと寝なさい、命令だからね。じゃあ私は帰るね、バイバイ」


部屋に着いてから転移して貰えば良かったって思った

疲れててそこまで頭が回らなかったのは認めるけどアルセの様子がおかしかったのも原因の1つなんだよね

アルセは言ってくるまでは基本私からは何も聞かないけど気になるなぁ〜


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