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ルーマナ  作者: 黒キ万華鏡
第14話
120/132

黄龍、黄夏

●メイプル・ルーチェ・スリジエ(目線)


何だか今日は空気が騒がしい?

精霊、妖精は特に多いとかそういう訳じゃないのに


メイプル《アルセ今日何かあったっけ?》


アルセ《ん~今の所無いな。緊急でも入ってくる予感がするのか?》


メイプル《予感はしない、かな?何となくだけど空気が騒がしいと言うか、生き物の気配が弱い?少ない気がするんだけど》


アルセ《なるべく今日は何時もより範囲を広げておくが全方位の隣国までずっと気を配るのは無理だぞ。俺はシューベ国方面は多めに気を配っておく》


メイプル「《私は反対方向の範囲を広げておくね。何かあったら報告・連絡は宜しく》ご馳走でした。精霊達も何かあったら教えてくれると嬉しい」


朝ご飯も食べ終わったし学校行かなきゃ

流石に体調悪くないのに休むわけにいかないしね?

2時間目の休み時間に異変を感じる数秒前に精霊達も教えてくれたから3時間目からはサボりだね~はぁ


●??(目線)


これさえ持って帰れれば俺様は最強だ!


ガァーー


チッ!まだ付いてきてやがる俺はこいつを取り返される訳に行かねぇんだよ!


ガァーー


「そこの男何があったのですか?」


「み、帝様!?」


何故帝がこんな所にいるんだよ

鞄の中を見られたら終わりだ、俺が最強になる為に巣から離れた龍から卵を盗んだ事は誰にも内緒なんだよ


水帝「えぇ、何故龍があれ程怒っているのですか?」


「わ、分かりません、あ、あの、に、逃げてもいいですか?」


水帝「ん、あぁいいでs 陣帝「ねぇそこのおじさん~鞄の中にある物見せてくれる?」陣帝!?何故ここに居るのですか」


「な、中は見せられない。わ、悪いが俺は行かせても、貰います」


陣帝「『発動』あの龍が怒ってるのおじさんのせいだよねぇ~僕、勝手に盗む人嫌いだなぁ」


チャリチャリ


光の鎖抜け出せない!なぜこの陣帝と呼ばれたやつは俺が盗んできたことを知ってるんだ、このままじゃ不味い


「そ、そんなわけないじゃないですか。そ、それより、はや、早く龍を殺して下さいよ」


陣帝「僕光帝さんみたいな嘘つきは好きだけどおじさんみたいな嘘つきは嫌いだなぁ~『発動』あれれ?おじさんの鞄から出てきたのは卵かな?どうしておじさんが持ってるのかな?」


「な!どうやって鞄からだした!その卵を返せ!これは俺が最強になる為に龍から盗んだ卵だ!」


水帝「なっ!貴様なんて事を!」


陣帝「本当愚かだよね~龍を敵に回すなんて国が滅んでもいいの?」


「国が滅ぶ?何を馬鹿な事を言っている、龍如きにそのような事出来るはずがない!」


鎖が外れない、何とかしてこいつらを標的にして卵持って逃げなければ


陣帝「水帝さん、こいつを国王に突き出しておいて~僕は龍の方に行ってくるね~」


「貴様!卵を返せ!それは俺様のだぞ!」


水帝「分かりました、気をつけて下さい。罪人行きますよ『転移』」


くそっ!後少しだったのに、帝さえ居なければ!憎い憎い憎ィニくイニクイニクイ!


水帝「闇に取り込まれるとは愚かな・・・当然の結果ですがね」


「あぁあアぁアァあァアーー」


●メイプル・ルーチェ・スリジエ(目線)


ガァーー


陣帝「誇り高き黄龍よ落ち着いて!貴方の子供は無事です!どうか暴れないで、このままでは討伐対象になってしまいます!」


グガァーー


怒りで我を忘れてる、あの男本当に余計な事をしてくれた

今頃私が苦手な闇属性を少し植え付けたから闇に取り込まれてるでしょうけど

少しきついかも知れないけど心属性と幻属性で


陣帝「偽りの世界幻今ここに閉じ込め封じる喜びの世界を『夢の世界』、心よ繋げ全てを引き受け伝えろ『心の繋がり』く、ぅぁはぁ、きつ」


ガァーー!!


黄龍(私の子何処!返して!人間がどうして)


幻覚にかかってないかも・・・これ以上幻属性は使えないし、魔法で気をそらせれば私に気付いてくれる?


陣帝「このままじゃどの人間でも襲いそうだし、音よ響け声を届けろ『音波』黄龍しっかりして!貴方の卵は無事です!怒りを鎮めて!」


ガァ?


黄龍(声?人間がいる、お前は盗んだ奴じゃない、盗んだやつは何処?)


陣帝「良かった。卵はここにあります、盗んだ者は闇に取り込まれている頃だと思います、勝手に処分してしまって申し訳ありません。」


黄龍「人間、何故、卵、欲しがる?」


陣帝「少し心と記憶を覗きましたが私利私欲の為に卵を奪い産まれた時に刷り込みをして自由に使うつもりだったようです。同種族が大変失礼をしました」


黄龍「・・・貴女、人間?攻撃、しない?」


陣帝「え?えーとエルフの血が数代前に流れていますが殆ど消えていると思います。龍に挑む人は居ませんよ、種族の中でも上ですので」


黄龍「貴女、加護、綺麗、子供、ありがと」


陣帝「いえ、同種族がした事ですから。卵はきちんと返しますので人間を見境なく殺さないで下さいね」


黄龍「我が名、黄夏、何かあれば、声に魔力、呼べ〈黄龍の加護を汝に我が名は黄夏〉」


陣帝「いたっ!えっと黄夏さん分かりました、ありがとうございます」


何か言われた瞬間手首がいきなり痛んだけど、敵意は感じなかった

まだ勉強してる途中だから後で調べておこう、本じゃ発音の強弱は分からないからシャル君で練習中だしね


黄龍「子、出来た、行く、本当、ありがと」


陣帝「いえいえ、気をつけて帰って下さい」


卵咥えて壊れないのかな、まあ終わったしルードさん、水帝さんに挨拶して帰ろうかな


陣帝「ルードさん何で此処に居たんだろ?『転移』」


シュン

スタ


陣帝「水帝さ~んあれ?そのおじさん闇に取り込まれたの?かなり弱かった筈なのに洗えば色々出てくるかもね~」


水帝「それは今調べさせてます、それより陣帝何故あそこに居たのですか?(俺は違う依頼で森に居たが、シルも同じか?)」


まだ発動したままだったか、まあ別に気付かれてないしいいや


陣帝「ちょっと用事を抜け出して龍と似た魔力を感じたからサボって寄っただけだよ~水帝さんは?」


水帝「そうだったんですか、私はギルドから依頼されたので(あの時間帯は依頼を受ける人が少ないからな、特定されないようにしないと)」


陣帝「へぇ~まあギルドから依頼されようがそうじゃなかろうがあの森に居たって事には変わりないけどねぇ~あ、そう言えばメイプルちゃんの担任光帝さんになったみたいだよ~ギルドマスターっていうのは隠してるみたい」


水帝「アルs光帝がですか?あ、光帝が教師・・・ぷっ、似合わない今度隠れて見に行きますか(学校でも殆ど喋ってないのか?それとも俺の時みたいに普通に話すのか、気になるな)」


陣帝「土帝に頼んで見たら?そろそろ僕は行くね、遅刻しちゃうからね~バイバイ『転移』」


アルセ焦るかな?楽しみだなぁ~と陣帝で戻るとこだったよ気をつけないとなあ

・・

・・・

疲れた~学校って何だがいい思いしないんだよね、何でかな?違う記憶があるようなないような


シロガネ「メイプルちゃん職員室行こ、メイプルちゃん?」


メイプル「ん?あぁごめんぼーとしてました、どうしましたか?」


シロガネ「体調悪いなら明日でもいいよ?アルセ先生に封印の事話に行こうって言ったんだよ」


メイプル「大丈夫だよ、アルセ、先生の所に行こ」


シロガネ「/////(手が~)」


もう使ってないんだけど何で聞こえるんだろ?別に嫌な事言われてるわけじゃないからいいけどさ~


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