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ルーマナ  作者: 黒キ万華鏡
第13話
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入学

父さんに学校の行き帰りはどうするのか相談したら王族用の馬車を使わなければ好きにしていいって言われた

母さんは光帝アルセに学校近くまで転移してもらったら?と言われた

イル君と一緒に送るってアルセが言ったから部屋に迎えに来て貰うことにした


アルセ《後15分位でそっち迎えに行くぞ》


メイプル「《ん、了解》そろそろアルセが迎えに来てくれるので部屋に戻るね」


ルード「はい。部屋まで誰かつけますか?」


メイプル「大丈夫!それじゃルードさん学校で会えたらまた」


誰もいないし見てないね『転移』

態々15分前に連絡してって言ったのはシャワーで汗を流したかったから

時間が無ければ別に魔法使えばいいだけだけどシャワーの方が好きだし


アルセ《部屋に直接でいいか?》


メイプル「《うんもう支度終わってるよ》おはようアルセ」


アルセ「はよ、メイプル」


メイプル「あれ?イル君は?」


アルセ「受付に迎えに行く時間伝えといてって伝言頼んだら部屋で寝てたって言ってたから先に起きてるメイプルを迎えに来た」


メイプル「そっか~緊張して夜寝れなかったのかな?」


アルセ「イルなら有り得るな」


メイプル「それじゃお茶で一服してから行こ」


アルセ「だな『ボックス』」


入学式は9時からで今は8時20分

一服してイル君を迎えに行ったら多分45分くらいかな?

緑茶が美味しい~一息つくときはやっぱりお茶だよねぇ

ローブ羽織って準備完了


アルセ「『ボックス』そろそろ迎えに行くか」


メイプル「そうだね、アルセ転移よろしく」


アルセ「あぁ『転移』」


シュン


メイプル「イル君迎えに来たよ~」


イル「メイプルちゃん!アルセさん、おはよう。学校楽しみだね」


メイプル「そうだね~ちゃんとローブは着てないとダメだよ?」


イル「昨日も見たけどおっきいねぇー」


メイプル「すごく・・・おっきいです。彼処に地図があるよ、見に行こう」


言わなければいけないいけして言ったけど恥ずかしい

ちょっと速歩になっちゃった、チラリと後ろのイル君を見たら人に絡まれてた

あ、相手が殴りかかった、イル君躱した。特訓の成果出てるね~って観戦してる場合じゃなかった


メイプル「何してるのイル君?そちらの方は?」


イル「ぶつかっちゃって誤ったんだけど殴られそうになって躱した所にメイプルちゃんが来たんだよ。名前は分からない」


「/////」


殴りかかったのを見てたけど関わる必要も無いんだけど礼儀として聞いておいた

顔が赤くなってて相当怒ってて躱されて恥ずかしいんだろうなぁ


イル「メイプルちゃん行こう。早く行かないと遅刻しちゃう」


メイプル「イル君がぶつかってごめんなさい、私達行かないと遅刻してしまいますので失礼します。」


中等部の制服を着てたけどクラスは違うだろう

あの態度を見てる限りではSクラスには入れない、知らない顔だから貴族でも地位は低い筈だから金や権力で物を言わせる事は出来ないだろうし

ガルドさんは土帝って周知の事実だから土帝として言わせれば公爵家程度は必要かな?それを承知するかは別として


メイプル「長い」


入学式って言うだけあって長い

教師紹介が最後だってアルセが言ってたからコレで終わりね

イル君が驚いてない所を見ると寝ては無いみたいだけど聞いてないね

教室に移動って言われて大半が席を立ったからイル君は焦ってるし


メイプル「始業式終わったよ。イル君聞いてなかったでしょ?次は教室に移動だよ」


イル「あはは。メイプルちゃん教室の場所分かるの?」


メイプル「それもさっき説明してたし、地図にも乗ってたから案内出来るよ。皆行っちゃったから急がないと」


雑談してる間にどんどん人が教室に移動したから8割くらい居なくなった

教室集合の時間がギリギリだから少し速歩して最短距離の道を進んで扉を開ける


ガラガラ


メイプル「ギリギリ間に合った?」


イル「何だが凄く見られてるね・・・何でだろ?」


クロード「メイプル遅かったね、同じクラスだよ」


それは時間ギリギリで入ってきて、しかもクロード兄が近付いて来て話しかけてきたからだと思うよ

後で注目されるかの違いだから気にしないけどね


メイプル「そうですね、よろしくお願いします。〈〈ボソッ〉お兄様だって事は内緒だから気をつけて〉」


クロード兄が頷いて少ししたらアルセが教室に入ってきた


ガラガラ


アルセ「全員座れー担任のアルセ・シンだ、担当教科は数式、歴史、魔法実技。属性は秘密、魔力は多めで、好きなことは寝ること、趣味は寝ること、特技は寝ることだ。よろしく~」


イル「アルセさん!?」


アルセ「特待生いきなり目立ってるぞ~俺は寝るから自己紹介でもしてろ」


イル「すいません、僕が最初ですね。僕はイル・シンで歳は6歳です。属性は火と土、魔力量は約3000で魔物学の特待生で入りました。敬語はまだ不慣れですがよろしくお願いします」


アルセの念話したみたい、多分魔力量か属性の事かな?

トラブル防止と火属性貴族に生きていることがバレないようにだね

私も自己紹介しなきゃなぁ~属性貴族の後って少し緊張する


メイプル「私の名前はメイプル・シンと言います、属性は風属性と光属性で魔力量は5000です。全教科特待生ですが、数学の特待生として入りました。皆さんよろしくお願いしますね〈ニコ〉」


あれ?何故か全員固まった?

私が紹介し終わったらアルセが明日の予定を言う筈だったんだけど、寝かけてる?


メイプル「アルセ先生終わりました。今日は終わりですか?」


アルセ「んぁ?どうした?」


メイプル「今日はもう解散ですか?」


アルセ「あ~明日は9時までに教室に居るように、昼までには終わるから弁当などはいらん、以上解散」


クロード「メイプル一緒に寮に行かないか?」


メイプル「いいですよ。ファイヤーさんも良ければ一緒に行きませんか?イル君も一緒です」


セレナ「構わなくってよ、行くのなら早く行くわよ《こんな言い方でごめんなさいね。お父様からこう言うように言われてるの・・・》」


パーティの時も思ったけど属性貴族は屑が多い、火属性とは親、他は属性貴族は息子娘

唯一親子まともなのは闇属性貴族だけど純血じゃなくて魔族のハーフだし、やっぱり人間だけなのは駄目なのかな?

父さんが王をしている間は上手く調節して血を絶やさないようにしながら制御してくれてるから今の所は大丈夫

ただ火と闇以外は従兄弟等から養子に迎えることになるでしょうけど


メイプル「学園にいる間に更生出来なければ、ですがね」


イル「メイプルちゃん早くー」


メイプル「今行きます」


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