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ルーマナ  作者: 黒キ万華鏡
第13話
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飛び級特待生のローブ

●メイプル・ルーチェ・スリジエ(目線)


メイプル「ふぅお昼食べたし、ミリナさんが用意してくれた鞄も大丈夫。うん忘れ物なし!《こっちは準備OKだよ!》」


アルセ《分かった、イルももう出来るから5分後に行く》


メイプル《ん、了解♪》


そういえば教師になるって言ってたけど学園に既に3人居るのに1箇所に力を集中させてもいいのかな?

土帝で学園長のガルドさん、水帝で学生のルードさん、闇帝で学生のルカさん

そこにアルセが加わるから4人だよね~いや、私も一応帝、陣帝だし5人?

あ、アルセとイル君来た


コンコンコン


アルセ「メイプル来たぞ」


ガチャ


メイプル「アルセ、イル君こんにちは」


アルセ・イル「おう(メイプルちゃんこんにちは)」


メイプル「行こっか」


アルセ「んじゃ申請あるから門前に『転移』っと」


シュン


~遙学園正門前~


「遙学園に何のようでしょうか?」


アルセ「アルセ・シンとメイプル・シンとイル・シンだ」


「学園長のお客様ですね。少々お待ち下さい」


イル「メイプルちゃん申請って必要なの?」


メイプル「必要だよ、例えばだが何か事件とかに巻き込まれた時に気付いて貰えたり無実を証明出来たりするの」


アルセ「それとこの学園には転移防止魔法陣があるからな、直接転移出来る事が知られると面倒な事になるのに加え転移出来ないようにしているのに出来ているのは厄介事が多い」


イル「厄介事です?」


アルセ「不法入国とか不法侵入がわかり易いか?国境には兵士が居るが転移防止がされている街に直接転移したら不法入国、禁止区域や貴族の私室やら宝物庫に不法侵入とかだな」


メイプル「因みにアルセはそれが疑われてるからね?」


イル「え!?」


アルセ「元の経歴が無いからな、不法入国か孤児かスラムかのどれかかも知れないと思われてる」


イル「アルセさんもしかして」


「お待たせしました、どうかされましたか?」


メイプル「いいえ何でもありません(ニッコリ)この証明書は首からぶら下げておけばいいのでしょうか?」


「/////み、見える位置にあれば問題ありません!」


メイプル「答えてくださりありがとうございます」


「いえ!仕事ですので!」


アルセ「メイプル、イル行くぞ」


メイプル「はーい!それでは失礼します」


アルセのは紐が長いから私とイル君のは子供用かな?

全員首からかけて、アルセはフードの上から首にかけてたけど

学園の地図は覚えてあるけど今回はイル君もいるのでアルセに案内を任せておきます


アルセ「3度目だがやはり豪勢だな」


メイプル「見た目に圧倒されるね~家も豪華だけどまた違った分野の豪華さ」


イル「すごーい」


三者三様とはまさにこの事、上からアルセ、私、イル君

アルセは少し慣れたようにノックして、私は扉に使われている宝石と鉱石を眺めて、イル君は口を半開きにして呆けている

家が家だから学園が豪華でも慣れてる


アルセ「アルセと他2人だ」


ガルド「開いとるよ」


ガチャ


アルセ「失礼す、仕事中だったのか?」


ガルド「仕事は片付いたのぉ~コレは孫に手紙じゃのぉ~」


アルセ「そうか、言われた通りメイプルとイルを連れてきたぞ」


メイプル「ガルドさんお久しぶりです」


ガルド「すまんかったのぉ、守れずに」


メイプル「いえ、あの時はどうしようもありませんでした。私はこの通りなので気負わないで下さい」


アルセ「暗いのは後にしといてくれるか?今日は2人じゃなくてイルもいる」


イル「あ、僕大人しく待っておきますよ?」


ガルド「すまぬのぉイル君、メイプル様と一緒に来てもらったのは渡すものがあったからじゃ。サイズが合っているかメイプル様は右の部屋、イル君は左の部屋で着替えてきてくれるかのぉ?」


メイプル・イル「分かりました」


中身は、ローブ?

帝用と違って太ももまでしか長さがないし、フードも額位までしか隠せない

多分替え玉をさせない為だと思う

成長するからか少し大きいけど特に問題なさそうね


メイプル「大丈夫でした」


イル「ガルド学園長、少し大きかったです」


アルセ「イルもまだ成長するから大きめを頼んでおいた、子供用を毎度特注するのは面倒だ」


ガルド「初等部と間違えられるから特待生のローブはなるべく着ておくようにのぉ〜」


アルセ「教室と食堂以外は着ておいた方がいい、普通の特待生用のも入学式後に貰える筈だがローブを来ているのは貴族じゃない飛び級の特待生だけだ。ガルドさん他に何か用あるか?」


ガルド「用事はローブを渡すことだけじゃのぉ〜」


アルセ「俺は少しガルドさんと話すことがあるがメイプルとイルはどうする?扉の前で待っとくか?」


メイプル「終わるまで図書館に居るね?」


イル「僕この後アチェロさんと会うからアルセさん送ってくれる?」


メイプル「送ってくれます?もしくは送って下さい」


イル「送ってくれます?」


アルセ「ガルドさん転移させてもいいか?」


ガルド「構わんよ」


アルセ「門の近くに転移するからな『強制転移』」


メイプル「終わったら念話してね」


「学園の図書館の利用は初めてですか?」


メイプル「はい」


「ルールは静かにして下さい。汚したり破いたりした場合弁償になります。左から3列までは読む事は構いませんが紙に写したり借りたりする事は出来ません。貸出期間は本の最後に貸出カードの色で決まっています、青が3日、赤が1週間、黄が3週間です。黄色は借りたいという人がいなければ貸出期間を長くする事が出来ます」


メイプル「分かりました。何か注意しておく事はありますか?」


「そうですね。専用の個室もございますので申請すれば先着順で使う事が出来ます。中には貴族の順位で強引に入ろうとする方もいますが図書館は平等を掲げているので他の貴族の方が助けて下さるので時間稼ぎをすればいいかと」


メイプル「特待生用の方でも同じ何ですか?」


「勉強会が出来るように2階の端にそこそこの部屋を設けているので特待生の方が居れば自由に使う事が出来ますよ。貴族だけや生徒だけでは使えないようにしているのとこちらはテスト前になると予約しないとほぼ確実に使えませんね」


メイプル「詳しくありがとうございました。図書館は時間があれば使いますので助かります。私はメイプル・シンです、よろしくお願いします」


「ご丁寧にどうも、私はアーニャです」


あの後アーニャさんにオススメの歴史の勉強本を2冊を見て勉強してた

多分30分位でアルセから心話が来たから本を直してアーニャさんに帰ることを伝えて別れてアルセが居る門前に行った

明日は入学式か〜楽しみだなぁ♪

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