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ルーマナ  作者: 黒キ万華鏡
第13話
108/132

???目線と罪状

シード・ボルケーノ

カトラを唆しリリーフを殺そうとした馬鹿

カイルの親友で幼馴染み

スリジエ国大臣・6代目炎帝

馬鹿だが頭は良い


●???(目線)


トックントックンドックン


頭の中が加速して行く、心臓が加速して行く

この世界の数人を除いた全て命と数人の命、どちらも選べない優しく甘い

ねぇメイプル・ルーチェ・スリジエとしての記憶しか無い状態での貴方ならどちらを選ぶのかしら?


メイプル「此処は」


「時の間」


メイプル「誰かいるの!?」


「いる、今のお前では自分の手足さえ見ることが出来ないのでしょう?」


メイプル「え、本当に見えない。時の間、と言うのはどういう場所なの?」


「多くが精神の癒し処、精神の保護場所と言うわ。」


そしてその多くの中の殆どが心の魂の最後の場所、と言う

本物の魂は神界の魂のの所に送られるけど、死んでいない状態での精神破壊された場合、呪いを解呪出来ず死んだ場合、呪い返しをされた後死んだ場合


メイプル「何時まで私は此処に入ればいいの?」


「貴方は世界と数人の命どちらを取るの?」


メイプル「え?」


「貴方は世界と数人の命どちらを取るの?」


メイプル「えーとそれって選ばなくちゃいけないの?」


「選ばなければいけない」


メイプル「数人の命と世界の命の1部を取る、かな~大切な人達を取って少しでも多くの世界の命を取るわ。数名の命の為に世界が犠牲なるのは、避け、なければ、いけなく、て・・・」


思い出して来てる

メイプルとしての意見は聞けたそろそろ強制的に返さないと幼い身体は持たない

あの心の空間も含めて外の世界との時間差は激しい

メイプルなら1分が1日以下程度、普通の者なら1日なんて優に超す


メイプル「でも、だから」


「帰りなさい」


メイプル「え?」


「もうこれ以上此処に居るのは危険なのよ」


メイプル「どうやって、帰れば」


「今回は手伝ってあげるわ。帰ってから元に戻るまで大変でしょうけど頑張ってね」


メイプル「ふぇ?」


生を早め戻せ、その輝きは消え、生の輝きは戻る、世界に介入し、生きとし生きる者達の元へ

まあこんな所かしら?魂の心配してるでしょうけど、これが今にところ最前なのよねぇ~


「時の間とはよく言ったものだわ。言うなら時じゃなくて生命、ね。」


天使「お早いおかえりで、あの方は?」


「あの方は戻した」


天使「引き止めて戻らなかったのですか?」


「まだ戻る時じゃなかったからね」


天使「ならば仕事をして貰えますか?」


「力が無いのが分かってて言うの?まあやるけどね~『転移』なかなか多い、今日帰れないかもね」


もし何時か心に思う相手が見つかって共にそばに居たいと思った時、私は使命と役目を、傍に居たいと思っていても選べるのかな?

本当なら今すぐに戻って戻すべき何だろうけど

今の私でも何とか持ちこたえられているんだから自由でいて欲しい

好きな人を作って、仲間と笑って、楽しい生活をして欲しい


「ありがとう」

「ありがとう」


「次の生がいい生であるように・・・力の無い私ではいい生にはならないんだろうけど」


「分散した力を集めた集合体じゃ大した力は持たない、だろ?」


「そちらこそ私と対して変わらんだろう、鱗片で力を還元出来ないから力が減っていくだけなのだから」


「今の所こちらの方が力はある。まあ今回メイプルと会ったことで力の2割が無くなったけどね~」


「少し持っていくか?私もそれ程力が残っている訳では無いから余りあげられないけれど」


「いんや、止めとくよ。メイプルに戻る時間を稼ぐのは君にしか出来ないのは分かってる。じゃまた来るよ生命の」


「また、があればいいわね」


あれだけ消耗すれば暫くは接触も出来なくなるのが分かってるのに空間に留めていたのよね

私はメイプルが生きている限り漏れ出た力を吸収して力に出来る、でもあっちは違う。使ったら使った分だけ無くなりいずれ使い切る、力を使う程弱っていく。私の神力では吸収が弱いのかあまり回復しない


「生命の」


「闇の久しぶりね。何か用事かしら?」


「弱ってる、聞いた、大丈夫?」


「大丈夫よ。闇のは関わりが薄くなって干渉出来ないんだったのよね?」


「そう。魂の、仕えて、眷属、近付けない。生命の、魂のに、命令、出来ない?」


「無理ね。メイプルに関わろうと思うのなら生を得ないと出来ないようにされてるわ」


「そう、分かった。死んでない、良い」


「死んでない事は良いことでも、皆さびs、生きている事は良いことだわ」


闇のは生を得たことが無い、だから残してくる気持ちが分からない。でも周りの者が悲しむから死んでない事は良いことだと言える

周りの者を残してくると言うのが寂しく悲しい事だと分からないから、生き地獄の話を聞いたことが無いから


「また、来る」


「えぇまた来てちょうだい」


●メイプル・ルーチェ・スリジエ(目線)


此処は身体痛いし重い

声は掠れて出ないしどうなってるの?


ガチャ


シード「ルード、寝てるのか。メイプルちゃんが起きたら風邪引くって心配するぞ?」


カイル「メイプル、もう朝だ、早く起きてくれ、起きて笑顔を、笑顔を見せてぐれ゛」


父さん、泣かないで。私起きてるから、声が出せないけど起きてるから


メイプル「、ぇ」


シード「カイル!口が動いてる!」


カイル「ぇ゛本当だ!」


ルード「さわ、がし。カイル様シードさん、メイプル様のお見舞いですか?」


シード「メイプルちゃんの口が動いてるんだ、でも声が聞き取れなくて」


ルード「な、か、な、い、て。泣かないででは無いでしょうか?」


伝わった!そうそう合ってるよ

じゃあ次は何日眠ってた?


ルード「な、ん、に、ち、ね、む、て、た。何日、眠てた、何日眠ってたですかね?」


シード「1ヶ月と半月程度だから」


カイル「47日だ。アルセは19日、ルードは21日眠っていた」


47日!?声は出せないし動けないのは47日も眠っていたからか!

魔力は暴走しないようにアルセが封印してくれたからか中級魔法1発分程度しかない魔力すら制御出来ずに漏れ出てる感じ

声の代わりに念話って方法は使えないわ


シード「カイルよく数えていたな、メイプルちゃん何か欲しい物とかあるか?」


ルード「み、す。水ですね!」


カイル「其処のメイド、水と料理長に消化に良い食べやすい物をと伝えてくれ」


「畏まりました、お待ち下さいませ」


色々と一方的に聞いたところ私は呪詛を掛けられて倒れてしまって、アルセとルードさんが解呪してくれたんだと

不調を感じてたのは呪詛のせいで、アルセとアチェロにも影響が出ていたからいち早く行動する事が出来たって言ってたんだって

何で呪われたのかと思えばルードさんと1番仲良くしていたからだそう。え、仲良くしたら呪われるの?と思ったら違ったらしい

僕ルードさん愛してる!って言ってる人がA

そのAさんを好きな人がBだとすると

簡単に纏めると

Aの事が好きで役に立ちたいと伝えるB→AがBに呪いを促す→Bは呪いをAの頼まれた人に呪いをかける→私呪われる

って感じになったんだって~

Bは行方不明、Aは国家反逆罪、王族暗殺未遂、呪術使用、殺人未遂の4つになった。王族暗殺未遂と殺人未遂は2重の罪になるんだって


ルード「無期懲役で火山送りになりました」


カイル「本当は嫌だったけど、ルードの近くにいただけで呪われたのは理不尽な事だが死罪には出来ない。だが俺は未遂で済んで良かったと思っている」


シード「カイルが膝上で手を握って我慢してたのを見てたからな、起こる前に止められれば言うことは無かったんだがすまなかった」


呪われてる間夢を見ていたような気がするんだけど・・・何だったんだろ?

私も死んでないし、火山送りの人も死んでないのなら良かった、のかな?

行方不明の人は気になる、アルセが何かしたのかも


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