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ルーマナ  作者: 黒キ万華鏡
第12話+
106/132

ルード目線

本編に殆ど出てたので読んだことあるなと思っても間違っていません


●ルード・ストリーム(目線)


朝の訓練をやっている時に目に入ったメイプル様はいつもより少し眠そうにしてるように見えた

寝不足なのだろうか?それともシルに聞いた魔力不足が残っているのかもしれない

メイプル様とアランが何か話している、楽しそう、では無いな。アランが近づいて来る、何か問題でもあったか?


アラン「ルード様少し報告したい事があります」


ルード「メイプル様と話していた事か?」


アラン「はい。勘違いなら良いのですがもしそうだったとすれば間違っていたとしても言っておきたくて」


ルード「常に最悪を想定して話して対処出来る場合もある。教えてくれ」


アラン「メイプル様は呪われているのではないかと思いまして」


ルード「呪いだと!?分かった間違いだったとしても感謝するぞ」


アラン「いえ、僕もやられた事あったんでもしかしてと思いまして」


ルード「カイル様に報告してアルセに伝がないが聞いてみる。今は弱いだけで今後強くなり手足が痺れる可能性もある、今日は付いていてくれるか?」


アラン「はい!」


アランは潰れ掛けの貴族の子供として此処に入ってきたから貴族から、平民から呪いを受けた事がある

家族からの愛情妬み、上の者との仲の良さの恨み、才能の憎しみ

他にもあるんだろうがアランは呪われることが多かった

養子でも貴族だ、表立って攻撃する馬鹿は潰せても裏から呪いなどをされるとどうしようもない


カイル「可能性の話、かい?」


ルード「はい。まだ確証も無く只の勘違いかも知れません。ですがもし前兆が出ているのならば持続系統の呪いではないかと思いまして」


カイル「持続呪だとしたら質が悪い。ルード調べてくれるかい?」


ルード「私が、ですか?」


カイル「他の手を使って構わない、ただ何か起こっている可能性があるのなら疑われないルード、君に頼みたい」


ルード「承知致しました。国王様直々の任務承ります」


とは言え俺は呪いにはさほど詳しく無い

呪いには種類があって呪ったその日に体調を崩す速呪(死までは逝かない)、呪った日から徐々に強くなっていく持続呪(日が経つにつれて死ぬ確率が出てくる)、呪った数日後に急に体調を崩し早くて1時間長くて14日以内に死ぬ延呪

こんな感じの呪いって軽く勉強しただけで予備知識として知っているだけ

俺自身呪われた事も少なくないが精々体調が悪く身体が重い程度で必要だと思わなかったのも調べなかった理由の1つだ


ルード「メイプル様の部屋の前に居るのは、見回り?この時間は見回りにはいっていなかった。このような所でどうされましたか?」


「!」


ルード「おい!」


逃げた、見覚えが無いから新人か

誰だか分からねぇが何かしてたのか?


ルード「見た所何もねぇが」


コンコンコン


ルード「メイプル様いらっしゃいますか?」


コンコンコン


ルード「ミリナメイド長メイプル様は部屋にいらっしゃらないのですか?」


ミリナ「ガルド様とお出掛けされております。」


ルード「ガルド学園長と。教えて下さりありがとうございました」


土帝が居てくれてるのなら大丈夫か

土帝にも呪いの事を聞きたかったんだが、土帝が無理ならアルセ、だな


ルード「リェヌ、外出してくるから通行表に書いといてくれ」


リェヌ「はい。あぁルードさんメイプル様とガルドさんなら平民エリアの西区に居ますよ」


ルード「神秘の桜方面か、情報をありがとう。行ってくる」


リェヌ「気をつけて早いおかえりを」


転移せず『肉体強化、脚』の駆け足で行くのは安全の為、緊急時以外は街中での安全を確保出来ていない転移関係は禁止にされている

副団長である俺が破る訳にはいかないだろ?


~神秘の桜~


ルード「はぁはぁアルセ、さんはぁ居るか?」


アナ「ルードさん、こちらへどうぞ」


ルード「はぁはぁあぁ」


コンコンコン


アナ「マスター連れてきました」


ガチャ


ルード「アルセ、はぁはぁ、聞きたい、ゴホゴホ、事が、ゴホ、ある」


アルセ「あー取り敢えず落ち着け」


ルード「はぁはぁはぁ。すぅ、はぁ。悪い、落ち着いた。と、それよりも聞きたいことがある。俺とアラン、アランってのはメイプル様と仲が良い2番隊隊士の事だ、そのアランがメイプル様から魔力を多量に使っていないのに眠気が取れない上身体の痺れは無いが怠いと聞いた。アランには今日バレないように護衛するように言っておいたがこの情報だけ聞いて何か知らないか?俺とアランの予想では・・・呪術だと思う」


アルセ「ルード1つ聞きたい、お前はメイプルの為に命をかけれるか?」


試されている

だが俺はまだカイル様だ。どれだけメイプル様を大切に思っていてもカイル様より優先は出来ない

カイル様以外を庇って死ぬことは許されない

だが何時かはメイプル様を主とし命すら捧げたいと思っている


ルード「俺は、出来ない。今は」


アルセ「ふっこれでかけられるって答えたら追い返すつもりだったぞ。さっきの答えだがほぼ間違いなく呪いだ、俺の推測では少し前から徐々に力が強まっていってる筈。呪いは精神力が強い程弱まる傾向がある、眠たいだけで済んでいるのはメイプルの魔力の濃度(質)と心が強いからだろう」


ルード「やはり。呪いを解くには確か2つの方法があったよな?えーと」


呪い、なのか・・・外れていれば良かったのに

呪いを解く方法は何だったか、確か返す方法と、後は、えぇっと


アナ「呪いを解読し消す方法、呪いを返す方法、ですよねマスター?」


アルセ「正解だ。呪いの形式にもよるが早くしないと手遅れになる、特にメイプルが倒れでもすれば本格的に不味い」


命はかけられなくても、何か、何か手伝いたい、何でもいいから、見てるだけはもう嫌だ


ルード「何か俺に手伝える事はあるか?何でもいい、言ってくれ」


アルセ「何時倒れてもいいようにメイプルの傍にいて欲しい、俺はかけた本人を探してくる。もしメイプルが倒れたら直接触れずメイプルの部屋、じゃなくギルドのメイプルの部屋に寝かせてくれ。呪いの中には触れたものにも呪いがかかるものもある、ギルドのメイプルの部屋の方が安全だし何か襲って来ても問題ないからな」


ルード「城が安全じゃないっていいたいのか?確かにこのギルド(の結界)は凄いとは思う、城に発動してる結界の方が上じゃないのか?」


アナ「マスター達が張ってるんです、城にだって負けません!それに」


アルセ「その話はまた今度な、一刻を争う事だろ?少しでも分かってくれたならこの話は切り上げてメイプルの所に行ってくれ」


アナ「あ、ごめんなさい」


メイプル様が倒れるのだとしたら、心配だ。早く帰って無事な姿が見たい

ガルドさんとはもう分かれたのだろうか?早く帰らねば


ルード「メイプル様が心配だ、俺は早くメイプル様の所に行く。急に現れて突然帰って悪いな、それじゃ」


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