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ルーマナ  作者: 黒キ万華鏡
第12話
101/132

呪術

ルード&ガルド目線入れる為に削除したページです


「・・・か・・で!・・・えで!」


メイプル?「あれ?僕何で此処に?」


アルセ?「ぷっ!自分の部屋だろう?熱は無いし顔色も悪く無い、体調悪く無いか?」


メイプル?「う、ん。大丈夫?」


アルセ?「自分の事なのに何で疑問形何だよ。全く」


メイプル?「ごめんね?多分夢見てたんだと思う」


アルセ?「・・・夢は、夢だ。きっと」


メイプル?「?」


胸が痛い、と言うより頭が痛い

僕は、僕って言ってたっけ?この目の間にいる人は、誰だっけ?

思い出そうとすると頭が胸が痛い


メイプル?「ねぇ・・・ひかる、今日学校、休んで、いい?」


光「いいぞ。かえで、体調が悪くても悪く無くても寝てろ。いいな?」


楓「うん。ごめん」


光「寝るまで傍にいるから寝ろ、ほら、横になって」


ねぇ楓って光って誰?

私は誰?楓?それとも・・・


アルセ「・・ろ、メイ・・メイプル、起きろー!」


メイプル「おは、よ」


アルセ「やはり寝惚けてるな~ルードに知らせてくるから大人しくしてろよ」


メイプル「ん」


喉乾いた、水欲しい。あれ?魔力が上手く練れない

しょうがない取りに行こ


フラフラ

フラフラ


メイプル「誰も、いない?」


ジャー

ゴクゴク


メイプル「ふはぁ美味しい~戻ろ」


何で誰ともすれ違わないんだろ?

普段なら1人や2人メイドや執事を見かけるのに

気になるし少し魔力察知を、出来なかったんだった


メイプル「寝て落ち着けば魔力操作も出来るようになるでしょ」


●アルセ・シャイン(目線)


書類多いな~何か変な感じ、嫌な予感に近い

メイプルに何かあるのか?もしそういう可能性があるなら休憩入れながらにするか


チリンチリン


アナ「アルセさんお呼びですか?」


アルセ「アナ、スッキリする紅茶を頼む。後、もし何かあれば許可を求めずマスター室に通せ。」


アナ「はい。こちらは終わった書類ですか?」


アルセ「あぁ、もうすぐアナも休憩だろ、一緒に朝食食べるか?」


アナ「はい!持ってきますね!」


気の所為程度だが魔力が乱れてる?

疲れてるか?いや、どちらかと言うと・・・そうだな、メイプルが疲れてる感じだ

後で様子見に行くか~


ガチャ


アナ「アルセさん今日はサクさんが魚が美味しく出来ましたって言ってましたよ。岩魚のムニエルとお米と味噌汁と緑茶です」


岩魚ってのは川じゃなく土の中を泳いでいる魚だ

取れた場所が土なら土魚、岩なら岩魚だ

中は柔らかく弾力があって美味い、外が硬すぎて普通の包丁が入らないのが難点だがな


アルセ「腕上げたな、味噌汁も丁度いい濃さで魚の塩加減が絶妙だ。ん、ルード?」


アナ「ご馳走様でした。ルードさんですか?今日は訪問予定は無いですよ」


アルセ「凄い速さでギルドに近付いて来てる、ギルドに一直線に来てるからもしかしたら来るかもな~」


アナ「行って来ます。今居るのは新人ですし勝手が分からないでしょう」


アルセ「頼む。俺に用事ならそのまま連れてきてくれ」


魔力が乱れるのが酷くなってる

誤差の範囲と言われればそうなんだが、気の所為程度があれ?って感じだ

休憩しててコレは可笑しい=メイプルに何かあっただからな

ルードがギルドに入る頃に分かったがルードの魔力が揺れてる、体調が悪いのか動揺してるのか、この場合動揺の確率が高い

体調が悪い時、嘘付く時、誤魔化す時に大体魔力が揺れる。俺は揺れるじゃなく乱れるだからな~俺でコレだと本人のメイプルは魔力の使い過ぎて常に眠たくなったりする筈だ


ガチャ


ルード「アルセ、はぁはぁ、聞きたい、ゴホゴホ、事が、ゴホ、ある」


アルセ「あー取り敢えず落ち着け」


ルード「はぁはぁはぁ。すぅ、はぁ。悪い、落ち着いた。と、それよりも聞きたいことがある。俺とアラン、アランってのはメイプル様と仲が良い2番隊隊士の事だ、そのアランがメイプル様から魔力を多量に使っていないのに眠気が取れない上身体の痺れは無いが怠いと聞いた。アランには今日バレないように護衛するように言っておいたがこの情報だけ聞いて何か知らないか?俺とアランの予想では・・・呪術だと思う」


・・・あぁ納得だ

メイプルが魔力を大量に使ってるんじゃなく呪いだった訳だ

しかもメイプルの魔力量で打ち消せない程強力な呪術、一般人ならとっくに死んでるレベルの

メイプルが眠たいのは呪いの相殺に使われた魔力と精神を回復させ消費を極力減らす為

運がいい事に俺とメイプルで呪いが分かれて威力が少し減ってる、比率で言うならメイプル:俺=8:2


アルセ「ルード1つ聞きたい、お前はメイプルの為に命をかけれるか?」


ルード「俺は、出来ない。今は」


アルセ「ふっこれでかけられるって答えたら追い返すつもりだったぞ。さっきの答えだがほぼ間違いなく呪いだ、俺の推測では少し前から徐々に力が強まっていってる筈。呪いは精神力が強い程弱まる傾向がある、眠たいだけで済んでいるのはメイプルの魔力の濃度(質)と心が強いからだろう」


ルード「やはり。呪いを解くには確か2つの方法があったよな?えーと」


アナ「呪いを解読し消す方法、呪いを返す方法、ですよねマスター?」


呪いとか聞いて絶句してたが復活したか

呪いはあまり使われないから軽く呪いの対策しか教えていなかったのによく覚えていたなぁ

正確には3つだ。もう1つは呪いの力の数倍以上の魔力を使い浄化する

神力か聖属性で使うものだが光でも出来ない事はない

因みに1番簡単なのは返す方法、呪いが弱いものなら解読の方が簡単だがな


アルセ「正解だ。呪いの形式にもよるが早くしないと手遅れになる、特にメイプルが倒れでもすれば本格的に不味い」


ルード「何か俺に手伝える事はあるか?何でもいい、言ってくれ」


アルセ「何時倒れてもいいようにメイプルの傍にいて欲しい、俺はかけた本人を探してくる。もしメイプルが倒れたら直接触れずメイプルの部屋、じゃなくギルドのメイプルの部屋に寝かせてくれ。呪いの中には触れたものにも呪いがかかるものもある、ギルドのメイプルの部屋の方が安全だし何か襲って来ても問題ないからな」


ルード「城が安全じゃないっていいたいのか?確かにこのギルド(の結界)は凄いとは思う、城に発動してる結界の方が上じゃないのか?」


アナ「マスター達が張ってるんです、城にだって負けません!それに」


アルセ「その話はまた今度な、一刻を争う事だろ?少しでも分かってくれたならこの話は切り上げてメイプルの所に行ってくれ」


アナ「あ、ごめんなさい」


ルード「メイプル様が心配だ、俺は早くメイプル様の所に行く。急に現れて突然帰って悪いな、それじゃ」


行動だけ見れば騒々しい奴だ

ルードは良い意味でも悪い意味でも真っ直ぐだ、疑うことは出来る、だがメイプルやカイルさん王族に関して信用し従い過ぎている

今回の事家族が犯人でも可笑しくない、ルードには言わなかったが呪いの媒体として1番いいのが呪いをかける人が長く持っている物などが1番呪いがかかりやすい

1番使われやすいのが髪と爪だな~爪は定期的に切るが女性は髪を伸ばすやつ多い、髪の先っちょは特に長年持ってる事になる。だからこそ呪いに使われる

物は捨てたり持っていなかったりするから魔力が移りにくい

まずは城に行って王族を調べる、それからだな~


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