サモナーに感染しました。
なんとなく思いつき。
ある年の冬。
いつもならばニュースを賑わせるのは、インフルエンザという言葉の筈だった。
だが、その年はインフルエンザが別に鳴りを潜めた訳ではなく、けれどインフルエンザなどよりも話題を誘ったものがあった。
【サモナー】
ネット上のゲーム用語でしか無かったその単語が老若男女、普段ゲームなど嗜んだりしない人々にまで浸透し、市民権を得ざるを得ない事態が起こった。
ピンポーン
ピンポーン ピンポーン
「生駒茜さ~ん。○○テレビです。お話をお聞かせ頂けないでしょうか」
玄関のチャイムを鳴らし、それまでの静寂を損なう無作法な呼び掛けに、リビングのテレビの前で絨毯に寝転がっていた女が上半身を持ち上げた。
「うるさい。ディック」
女‐玄関の外から呼び掛けられている家のただ一人の住人であり、そして名前もまず間違いの無い生駒茜が一言命じる。
するとキッチンに居た男が玄関へと向かっていった。
‐『昨晩の夜八時頃、A市において大規模な被害をもたらした事件を起こしたのは、サモナー罹患者達であることが判明しました。サモナー罹患者達が集まり築いたギルドという集団同士の衝突は全国各地で頻繁に確認される事が多くなっています。例えば…』
茜が丁度観ていたのは、玄関から諦めずに声をかけ続けてくる者達が語る、○○テレビ。ニュース番組を放送していた中で、昨夜の事件の概要を映像を用いて生々しく語り、それを起こした【サモナー】について説明を始めようとしていた。
『【サモナー】は五年前に初めて確認されてから現在に至るまで、未だに詳しい研究結果も出ていない状況です。罹患すると、伝説上、架空の存在とされていたモンスターを召喚するという、不可思議な現象を引き起こします。ゲーム用語でサモナーと呼ばれる召喚術師のような力を発揮することから、インターネット上から単に発し、サモナーと呼ばれるようになりました。サモナーの出現から五年、彼等による犯罪行為、非社会性行為は年々、その数を増加、そして激化させています。現在、政府が認識しているサモナー罹患者は約五千人。【サモナー】は罹患者との接触により、0.001%を大きく下回る確率で感染する事が判明しています。その罹患率は非常に低いものなのですが、多くの人々がサモナーになる事を自ら期待し、サモナー罹患者との接触を図る傾向にあり、過度な接触を図ろうという行動も大きな問題となっています。』
画面に映し出されているのは、フリップを利用しながら説明する女性アナウンサー。
『…を犯したサモナー罹患者の拘留、捕らえる事自体も今なお、同じサモナー罹患者に頼るしか術は無く…』
ホァァァ。
大あくびを洩らした茜の体がまた、柔らかな絨毯へと沈んでいった。茜にとって、何か目新しい情報でもあるかなと気を向けたニュース番組の語るそれに、期待していた程の特段注目すべきものが無く、興味は完全に消えていた。勿論、そんな彼女の頭にディックを向かわせた玄関の事など、露ほどにも残ってはいない。
「「マスター」」
体を絨毯の上に横たえ直し、瞼を閉じようとした茜に、耳で聞こえている筈なのに頭の中に直接響いてくるような感覚も同時に味わう声がかけられた。
呼ばれて茜がもう一度重たい瞼を何とか開けてみると、先ほどまでアナウンサーを映していた画面に、見慣れた一軒家の玄関先が映されていた。
『サモナー罹患者にはレベルというものが存在している事が分かっています。そのレベルが上がれば上がる程、彼らは召還出来るモンスターの数や強さを増していくのです。ギルドという集団も、レベルを高める事に成功した罹患者がトップとなり纏めています。このレベルは罹患者同士が確認しあう事が出来るのです』
「…まさか、生?誰よ、私の事ばらしたの」
先ほどの玄関からの呼び掛けの声が茜の頭に蘇り、茜は横倒しにした体を勢いよく持ち上げた。
見覚えのあり過ぎる玄関。それは何処からどう見ても、茜の家の玄関だった。
『高レベル罹患者の名前は、同じ罹患者によって把握され、SNSなどによって広く知られるところとなっています。今日はその一人、多くが謎に包まれ、ただレベルの高さが全サモナー罹患者の中でもトップレベルであると話題となっている人物の元に、何とかお話を頂けないかと来てみたのですが・・・』
さすがに玄関横の表札と周囲の光景にはモザイクがかけてあったが、知る人が見ればすぐに茜の家であると知れる程度の情報に溢れた映像だった。
『あっ、誰か出てくるようです。すみません、お話を…』
玄関を開けて画面に映し出された姿は、ついさっきまでキッチンにあったそれそのものだった。
生駒茜は、先程のニュース番組に取り上げられていた【サモナー】罹患者の一人だ。
彼女が罹患者となってしまったのは、その存在が世間にも知られるようになりニュースに取り上げられるより前、つまりほぼ初期の事だった。
茜はゲームをしない人間だった。というよりもゲームに関しての才能が皆無なのだろうか、話題になる簡単そうなゲームに挑戦してみても、どうにもクリア出来た事が無かった。その為かいつしか、ゲーム事態に興味を示さなくなっていた。
だから、【サモナー】という言葉が何を意味するのかは知らなかった。だが、ゲームをしなくとも小説を読んだり漫画を読んだりということは楽しんでいた茜は、自分が起こし始めた事態がファンタジーな事だと考えることは出来た。
何より、役に立ったのはネットだった。
何が起こっているのだ、と混乱した茜が頼ったのはネット。すると、ネット上には自分と同じ体験をしているという人々の驚きと、そして喜びの声が溢れていた。
皆、喜んでいたのだ、混乱しながらも。
一番参考になったのは、なんといっても動画サイト。
茜と同じように【サモナー】となった青年の一人が、動画サイトに動画を投稿していたのだ。
彼はどうやら、ずいぶんとリア充だったらしい。
自分と同じような【サモナー】達と連絡を取り合い、現実でも集まり、その現象、自分たちが何を出来るようになったのかを話し合っていた。
これによって、茜は自分に起こった現象の詳細を知ることが出来た。
一つ、召還出来るものはこの現実世界で架空、伝説、UMAと呼ばれているもの。その定義に入るなら、どんなにマイナーな存在でも召還可能だった。
一つ、レベルによって召還出来るモンスター出来ないモンスターがいる。レベルが達していない場合、その旨が脳裏で宣言される。神と呼ばれる存在などはレベルをある一定以上高めないと召還出来ない。
一つ、レベルを上げる方法は人それぞれ。それも「どうしたらいい」と脳裏に尋ねると答えが浮かんでくる訳ではなく、自分で見つけ出さないといけないという面倒臭さ。動画をアップした青年の方法は、何故それを思い付いたというコメントが殺到した、「牛乳を十リットル飲む毎に一レベル。ただし、レベルがある程度あがってくると飲む牛乳が増していく」というものだった。戦って経験値を…と動画を見るまでは心を逸らせていたゲーマー達は愕然としたらしい。ただ、「レベルをあげる為ならば、お腹を下し続けようと俺はやる」と画面上で宣言していた彼の、青白くげっそりとやつれた姿には盛大な賞賛の声がかけることは忘れられてはいなかった。他にも、ジョギングの距離の合算百キロ、納豆一キロ、純文学を十冊熟読、人を殴る、など。なんだそれ、というレベルアップの方法ばかりが目についた。【サモナー】達は皆、あれやこれやと自分のレベルをあげる方法を躍起になって探した。
元から動画投稿を趣味としていたというその彼等は、自分達が実際に体験したり、研究した成果を動画サイトに投稿をし続けた。現在、政府が公式に発表している内容の殆どは、これらの動画に後追いして検証し発表したものに過ぎない。
【サモナー】の罹患が確認され始めた頃、罹患者達の反応は大きく二つに分かれた。
手に入れた、周囲で自分だけが、現実には存在しない筈のファンタジーな力、これだけで興奮を沸き立たせた罹患者達がその興奮をそのままに、手に入れた力を試さずにはいられなかった。罹患したばかり、その詳細も分からぬままに振るわれたモンスター達の力。レベルの存在やそれをアップさせる方法も分かっていなかったその時の罹患者達は全員がレベル一と振るえる力や出来ること技の方が少なかったとはいえ、初めて遭遇するモンスターの存在に、科学では立証しきれない現象を起こす力に、社会に与えられた混乱は大きく、大きな騒動を巻き起こすのは必然のことだったのかも知れない。
そんな事態を引き起こしたのが、大方過半数以上の罹患者達。
残りの三分の一以下の一部の罹患者達は、というと沈黙を保ち、自分は関係ないという顔をして息を潜めるという判断を下した。
それは、ファンタジーな世界に迷い混んだとか、異世界転生でもしたならともかく、現代社会に突然【サモナー】となってしまった状況では賢明な事だった。
茜も、息を潜めた一人。
レベル一ごときの力では出来る事は少なくも、警察、機動隊もしくは自衛隊の出動によって、興奮のままに騒動を起こした罹患者達はすぐさま捕縛され、政府の管理下へと収められることになる。冷静で懸命な人間はそれを理解することが出来たのだ。むしろ、不思議でならなかった。自分たちが突然力を得たというのなら、政府の側にも力を得た人間が居るかも知れないと考えないのか、と。
と、後に聞かれた際に茜は偉そうに語ってみせはしたものの、実際のところで言えば全く違う理由だった。
茜はただ、面倒臭かっただけなのだ。
全部が全部。
だから、茜は【サモナー】とは何か、動画から学び自分のレベルアップの方法を探り出して知った時、彼女は真っ先に選択した事があった。
―一身上の理由にて、退職させて頂きます。
そんなメールを上司に送り付けたのだ。
茜は商業高校を卒業してすぐに就職していた。【サモナー】になったのは、就職して二年目の事。二十歳の時だった。勿論、退職する時は周囲の迷惑も考えて最低でも一月前にするのが社会人のマナー、だとか、
学校の紹介によって就職した卒業生が三年にも満たない内に辞めてしまうと、次年度から学校へ人事の話がいかなくなるとか、そういう事情はしっかりと理解した上で、茜はそれをあっさりと実行した。
もともと、茜は相当な怠け者だった。
ただ、生活をしなければいけないから就職して、毎日毎日会社に通っていただけで。辞めていい理由があったら、とっくの昔に辞めていた。
幸いな事に、【サモナー】のレベルアップの方法が、茜の怠け癖を支持してくれたのだ。
茜の方法、それは定めた空間から出ない事。始めは一二時間だった。仕事に就きながらも辛うじて達成出来る時間ではあったが、レベルが上がってくると間に合わなくなった。二十四時間、三十六時間・・・。茜が指定した空間は自宅。生まれる前から建っている田舎の一軒家な我が家だった。元々、インドアで仕事と買い物くらいにしか外出の予定のない、コミ障な茜にとって、これ幸いに適応した方法は無かった。
「天は我に味方せり!!」なんて叫び声をあげたことは仕方ない事だったと、今でも当時を振り返って茜は満足げに笑う。
そして、茜はニートの引きこもりを始めた。
「「マスター、お電話です」」
「ありがとう。ハイハイ?あっ、鈴木のおじさん、どうしたの?えっ、コボルト?また貸して欲しい?いいよいいよ、そんなかしこまないでよ。鈴木のおじさんのお願いなら喜んで受けるからさ」
受話器をとって用件を聞いた茜は一切嫌がる様子もなく、電話をしながら手を動かして召還を始める。
茜が片手間に召還したのは、コボルトというモンスター。爬虫類のような鱗のある体に頭の上に角がはえた小人を十を超える数、召還する。先ほど、アナウンサーが言っていた通り、無駄にレベルだけは高い茜にとって、それはなんという事のない召還だった。
「ちょっと、前にも行った鈴木のおじさんの所で、畑仕事と家事、手伝ってきなさい。お礼にたっぷり、ミルクと米を用意してあるってさ」
ギャーギャーグギャー
主人である茜の指示と共に告げられた言葉に、コボルト達は人には理解できない声で絶叫を上げる。茜にはそれが悲鳴を上げているかのようにも聞こえるが、人の言葉を介するモンスター達の通訳や、その小躍りしている様子をみる限りでは、大喜びしているのだという。
「そういえば、小田さんが山の手入れしたいから手伝いが欲しいって言ってたっけ。あと、みっちゃん家のおばさんは草刈りだっけ?天狗とカマイタチでいいかな?」
茜の引きこもりを成功させたのは、まず自宅周辺の環境がものを言った。
茜が生まれる前から、祖父の祖父の代から生駒家はこの田舎町に住んでいる。出ていく人達はあっても、入ってくる人など滅多にいない、閑散とした田んぼや畑も多い田舎の、町というよりは村の方があっているような町では、血の繋がりは無くとも全員が親戚のように付き合いがあった。
そんな中で茜が、「私、今話題の【サモナー】になっちゃったから。何か手伝いが居る時は言ってね、モンスターに手伝わせるから」と唐突に宣言しても、まぁ茜ちゃんなら・・・と簡単とは言わないが受け入れられ、手伝ってくれた代わりに便宜を図ってくれることも多かった。
今では、茜が召還した人型の、人の言葉を話しもするモンスターが八百屋や魚屋へ買い物に来ても、誰も驚いたりせず、平然と受け入れ、客同士でのお買い得品の話に加えさせたりもしている。
茜は家から一歩も出ない。
五年間ずっと。
だが、茜の家を中心とする町では、畑仕事をコボルトが手伝い、草刈りはカマイタチ、ピクシーが足の悪い老人の家の家事をこなし、狼男が肉屋、エルフが八百屋、吸血鬼が夜コンビニに買い物へ訪れる光景が普通に目撃されている。
【サモナー】罹患者、生駒茜。家から一歩も出ない引きこもりの生活で、何もしない内にあがっていくレベルを無駄に駆使して、自身の生活と近所付き合いを良好にこなす為に、彼女はその【サモナー】という力を全力で利用していた。
『マスターは自身が持つ【サモナー】が他者に感染し、何らかの騒動の引き金になってしまうかもしれないという事態を危惧しておられるのです。ですから、誰とも接触がないよう、自分自身を家に封じられているのです。ですが、マスターがこの町に住んでいるというだけで町を訪れ、騒ぎを起こす【サモナー】も少なくありません。その危険から生まれ育ったこの町を守る為、マスターは我々に町の治安、平穏を守るよう命令を下されているのです』
ただ、茜にも恥という感情があった頃があった。引きこもりを始めたばかりの頃、今では何も思うこともなくぐーたらしているのだが、あの頃は何かとレベルアップの為などと言い訳を口にしていた。その頃に、仲間になれよ、と誘いをかけてきた輩達にも、一応社会人であった名残を発揮して丁寧な物言いで、善人ぶった言い訳を展開するなんて、今では恥ずかしくたまらない事をしでかしていた。
「ディック!!!!」
そんな恥ずかしくて恥ずかしくて溜まらない言い訳が、よくよく見知った自分の家の玄関先で、よくよく知っている自分が召還した吸血鬼ディックによって、何のためらいもなく発言されている映像をテレビ画面から見る事になるなんて。
当時の自分を殴りに行きたい、と茜は顔を赤面させて絶叫した。
「「マスター、お電話です」」
「き、絹」
まだまだカメラに向かって何かを言おうとしている吸血鬼を止める為、玄関へ走り出そうとしていた茜を、真っ白で光沢のあるドレスを纏った女が止めた。
だらけたい茜が家事の一切を行わせる為に、ずっと召還し続けた状態を保っている、シルキー。茜は、絹という名前を与えていた。
「はい、もしもし!?」
「テレビの取材をどうするか楽しみに観てたんだけど、なんか面白いことやってんな」
「ここをばらしたのは、お前か!」
【サモナー】になる以前からの知り合いからの電話だった。中学時代のクラスメートのその男に再会したのは最近の事。高校に進学もせず、フリーターをしていた男は、茜と同じ【サモナー】になっていた。そして、その上でニートな茜とは違い、それを利用して就職まで果たしていたのだ。
そういった【サモナー】達は意外ではなく多い。
モンスターという未知ではあるが、人よりも確実に優れた不可思議な力を持った存在は、あらゆる点からの利用する価値があった。それを見逃す企業も、そして政府ではない。
引き込まりな茜の下にも誘いは数多く舞い込んでくるが、茜は一切応じてはいない。
「いや、お前の家ってネットでバレバレだから。モンスターが闊歩してる町なんて、注目集まんねぇ訳ねぇだろ。俺はただ、あぁあれなら押し掛けたら話してくれるぜって言っておいただけ。でさ、いい加減ニート辞めて働かないか?俺の部下に雇ってやんよ」
「うっさい、結構、間に合ってます」
ガチャッ
仕事はいくらでもある。国家の犬という中二チックな言い方で呼ばれ、【サモナー】を取り締まる側になるという公務員から、力こそ正義ぃ!なんて叫んでいそうな裏な方々と仲良くなる仕事まで。
でも、茜はそのどれも、話を聞く気さえない。
茜は平穏が一番なのだ。
だらだら、ごろごろ、堂々と引きこもりでニートをしていても生活出来て、誰にも責められないなんて、そんな最高な事はない。
特別な力を手に入れたからって、なんで活発に動こうなんて思うのか。
喧嘩をしたり、仲間を集めてみたり、悪さをしたり、仕事をしたり・・・。力を持つ者の義務という者もいるようだが、そんなボランティア精神を茜は持ってはいない。
そんな茜を最低だと言う奴も居たが、最低で結構、茜にとって大切なのは自分と自分の生活とよく見知っている顔見知り達が喜んでくれる顔くらいだ。
自分が直接知りもしない奴らの為に働くなんて、茜にはそこまでの情熱はない。
若いっていいなぁと茜は年寄りのような感想を抱くだけだ。
別に全国に五千人も居て、希望者はたくさん居るのだから確実に増加していくのだから、一人くらいは茜のような【サモナー】が居てもいいだろうと、茜は絶対に今のこの状況を改めたりしない。
ただ、もしも茜が積極的に活動を始める時があるというなら、と仮定すると。
それは、【サモナー】を【サモナー】では無くす何かが始まった時だろう。きっと茜は、それを阻止する為にもてる全てをかける。
だって、こんな生活を捨てたくはないじゃない。
生駒茜、二十五歳。
平均レベルが五十程度である中で、彼女は何も話題を提供することなく、レベル八十九を記録している。確実に日本国内では十本の指に入る【サモナー】だった。
今、トップランカー達に強い注目が集まっている。
トップのレベルは九十二。
だが、まだ主神、創世神レベルのモンスターが召還された例は報告されていない。
もしも、それらの神が召還されるということがあったなら。
何が起こるのだろうか。
少なくとも、それらの神を召還する事になるのが茜だったとしたら、まず間違いなく今と一切変わりのない日常が続くことになるのだろうが。
他の【サモナー】達がどうするかなんて、それこそ神のみぞ知る未来のことだった。
現代社会で感染症扱いな【サモナー】
たぶん、うつして貰いたいからって罹患者を襲う奴らが絶対に現れると思われる。普通に猟奇的シーンしか思うつかない。