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神様がくれたもの  作者: 姫野杏奈
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復讐心

(な、泣かないもん!)

わたしはベットに入り、気をおさめようとした。

『お誕生日おめでとう、杏奈』

『ずっと一緒、杏奈』

『大好き』

(や、やだ…)

今までの言葉がよみがえって涙が出てしまった。だって、いつもそばにいたのに。急に目の前からきえて・・

「と…智宏…なんで…?」

裏切られた、この悲しさ。今までのことは、うそじゃないよね…?一度は、愛してくれたよね…?

私って、見栄っ張りで、「ふられたことはないよ」っていうけど…

3回以上きっとふられてる。それも、付き合ってる途中で。

その理由のすべてが、「ほかの人を好きになった」なのだ。

(きっと、智宏も…)

そう、ほかの人をきっと…好きになったのかもしれない…

忘れられなかった。智宏のことが。だって、今までに一番好きになれた。

わたしは知らず知らずのうちに決心していた。







(絶対、その人に復讐してやる…)

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