表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/14

視点

また僕がいたのは、真っ暗な闇の中。

今は、エルの声は聞こえない。

でも……何かが見える……。

『はい、あーん』

『……え』

ぼやけてよく見えないけど……これは昨日の僕と、ソフィーナさん?

ここは、リビング?

『あーん、です』

『……美味しい』

ソフィーナさんにシチューを食べさせてもらいながら、ミレイヌに服についたシチューを拭いてもらってる……。

僕が僕を見てる……いや、違う。

これってもしかして……アリティアから見た、僕ら?

ぼやけてよく見えないけど、真ん中にいる男の子……あれが、僕だよね?

『ふふ、もう一度。あーん』

『あ、あーん……』

どうして、見えるんだろう?

『うう、なんだかソフィーナさんが羨ましいですぅ……』

『まるで赤ちゃんね』

アリティアの、視点が……。


「――ッ!」

僕は飛び起きた。

明かりのついていない僕の部屋は、暗くて時間がわからなかった。

「今のは、一体……う……」

考えると、頭が痛くなった。

僕は考えないようにして、またベッドに潜り込んだ。

でも先程の光景がなんだか恐ろしくて、眠ることはできなかった。

しばらくしてミレイヌに呼ばれてリビングへ降りたけど、そこにはやはりアリティアはいなかった。

3人だけの夕食だったけど、ソフィーナさんもミレイヌも全く寂しそうにはしていなかった。

何だか心に、ちくりと棘が刺さったような気がした。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ