新世界の脱獄バイトー手助けしたやつは魔王幹部でした。
ここの牢屋は木でできているから、玩具で壊せるか?手ではさすがに怪力男ぐらいじゃないと壊せないけど、玩具使えばいけそうだ。さっそく俺は牢屋を破壊できる玩具を想像することにした。
「お?これはアームか。いけるかな?」
アームで柵の木の棒を掴んだが、何回やっても行けなかった。やっぱ厳しいか。玩具のとんかちなら壊せるか?壊せないとは思うけど、物は試しというので早速出した。
「オリャァァァァァァァァ!」
思いっきり叩いたら反動がじりじりきて、めちゃくちゃ痛かった。
「くう、壊せないか」
「お?あんちゃん、凄いものもってるな?貸してくれんか?そのハサミみたいなやつ」
「どうぞ」
まぁアームだけど。貸した瞬間、その人はすごい力を入れ、牢屋を破った。
『え?ガチか』握力ばけもんかよ。
「よいしょっと。脱獄できたぜ、あんちゃんもほらよ」
「ありがとうございます!」
「さて、人々をどうやって呪ってく……おっと」
その人は咄嗟に口を両手で抑えた。
『呪いだと?魔王幹部か?』
この世界には魔王幹部が使う呪い以外の魔法は存在しない。俺の場合は役に立たねぇじじ神からもらって無意味な超能力ならあるけど。呪いはいちばん強いのは上位呪というものらしい。これは不治の病で死ぬものではなく、神の蘇生能力すら効かないみたい。と前じじ神が言っていた。
「あの-呪いとは?」
「う、それは」
その人は数分間黙っていたが、いきなり怖い形相になって、
「仕方ない、わしの名はホワイトブレイク、
お前に言っても仕方ないと思うが、魔王幹部の一人だ。」
「残念だったな!ホワイトブレイク!俺はチート持ちの転移者だ!」
「なに?まぁいい。邪魔者なら倒すべし」
さて、調子に乗ったのは良いが、こいつ何が苦手なんだ?
「お前の呪いはなんだ?」
「人間を悪魔化し、命令した人物及び悪魔化した人を殺す呪いだ」
『待って、俺、これやばすぎね?え?悪魔化できんの?』
玩具の盾とりあえず用意するか。
「よし!来い!」
「人意味をなし、悪心天心の意味をなくし、無となり、我が命令に従え!ハァァァァ!」
ほんとにまじもんの呪いのビームが放たれた。
俺は盾を構えた。そしたら見事に命中された。
「ギャァァァァァァァァ!」
俺はその場で倒れた。そして目が覚めると、
また神にあったときのようなところにいた。