新世界の脱獄バイトー脱獄協力
第五章 新世界の脱獄バイトー脱獄協力
いきなり牢屋に連れてかれた俺は、反抗しようとしたけど、刀を見せつけられ、俺の第十感が危険を感じたのでやめた。
「侵入者はここで、過ごしやがれ!」
と警備の人は言い、俺を檻に放り投げた。そして去っていった。
「いってぇ、なんだあいつ」
「おい、お前侵入したんだって?どこ盗んできたんだ?」
なんだこいつ、俺を盗人と勘違いしてるのか?まぁちゃんと説明するか。
「いや俺は急に逮捕されたんだって、ここに来たら。」
「何言ってんだ?おめぇここの牢屋は盗人が来るとこだぞ?」
おい、ガチか、あいつ勝手に入れやがったのか、くそ野郎だな。
「まぁその話はさておき、おいアンタ、いい事教えてるよ」
「なんだ?教えてくれ?」
「俺の脱獄手伝ってくれたら、八万濃涼だぜ?」
「それは高いのか?」
「あったりめぇよ!役人ですら五万濃涼だぜ?」
『おい、じじ神、日本円で何円だ?』と適当に心の中で言ってみたら、雷落ちてきた
「ギャァァァァァァ!」
「お?あんちゃん光るとはたまげたなー」
「あ、ありがとうございます」
神のせいでこうなっただけなんだけどな。はぁ。
『てか神、日本円で八万濃涼って何円だ?』
『あ---ーーーーーー--』
『お前知らんの?』
『知っとるわ!待ってろい!』
微かだけどごそごそ音が聞こえる。あいつ探してんな。
『え-、ゴホン、日本円にして30万だ』
え?ガチか?受けるしかねぇな!こりゃぁ!
『お前、何する気だ?』
『脱獄手助けバイト』
『は?この神が許すわけねぇだろ?』
こいつ、誰のせいでこうなったと思ってんだ。魔王倒した後、絶対に殴ってやる。
『江戸にバイトなんてあるわけねぇだろ!あとお前のせいでもあるから許せ!このじじ神』
雷落ちてきた。
「ギャァァァァァァ!」
『仕方ない、許してやろう今回だけだ。口調は改めろ、ニート』
『ニート?は?てめぇ』
神はその言葉を残し去っていった。
「その脱獄手助けやりましょう!」
「お、いいのか?あんちゃん!あんがとよ!」
「ま、でもバレたら死刑だからな?静かにしろよ?」
え?死刑?けどそりゃそうか?ん?てことはこれ中々にやばい約束してしまった?
「わ、わかりました!」
やべ、高校時代いじめられて、ほとんど俺はイエスマンだったから断れなくてつい返事してしまった。