無意味な超能力で新世界に!
目が覚めると、道路に俺は寝ていた。ここは田舎町ではあるけれど、車は通る。なぜ俺はここで寝ていたのかはよくわからない。記憶がない。頭が痛いので、酒のせいかと思ったが、高校の服を来ているので酒でないことはわかった。とりあえず考えるのはここまでにして歩くこうとした瞬間、車が走ってきた。「あ」と叫び、俺は全てを諦めた。
また目が覚めると、神がいた。女神を期待していたが、男だった。俺はガッカリして、「はぁ。」と言い、下を向いた。神はこう言った。「おい、不満あんのか!言ってみろ!」と大声で言った。「いや、なんでもないです」と言っておいた。だって男の神なんてつまらんだろ。しかもなんだコイツ、キレやすいやつだな。「おい、お前の名前は?」と神は言った。名前を聞くのか。「徳武悠真です。」と言った。「徳武悠真、異世界に行きたいか?」と言ったので「行きたい!」と即答で言った。いじめられていた高校生活より楽しめると思った。「わかった。異世界行った後にランダムでチートを一つだけ渡しておく」
「わかりました!ありがとうございます!」
「ではここの長方形の枠にはいってな」
「わかりました」長方形なんて特殊なとこだな、円陣かと思った。
「さあ、全世界を幸せにする冒険者の一人となれ!ハァァァァ!」と言った瞬間、即異世界についた。
とりあえず景色を見合わせた。景色をいろいろみたが、現代世界にあまりにも似すぎている。
「おい、神、ほんとにここ異世界か?」と言っても神からの反応がない。
「役に立たない神だなぁ」と言った瞬間、でかいタンスが落ちてきた。おれは咄嗟に避けた。
「あぶね!誰だやったやつは!」
「ワシだ、神を役に立たないと言うんじゃない。」
「名前知らねぇし」
「ワシの名前はラッキ-クルザ。超運の神だ。」
「わかったが、俺は何をすればいい?」
「…………とわけだ。」一応俺は理解した。魔王が百一個目の異世界にいるらしいが、魔王幹部を倒せなければならないらしい。魔王幹部は百人いて、一つの異世界に一人の幹部がいるみたいだ。つまりこの異世界では幹部一人しかいない。楽勝と思ったので神にこう言ってやった。
「余裕だ!任せておけ!こっちにはチ-トもあるからな!」とドヤ顔で。
「では、チ-トを授ける」
身体が熱くなったようなと思ったら
「あっつ!あっつ!水水水」
熱すぎて水溜まりの水をかけて熱を冷ました。
「お-い、神、おれの能力なんだ?」
「あ-バイトがすぐ決まるのと、日用品や玩具を想像すれば、それがすぐに手に入るだけだ。」と
軽々しく言ってきたのでキレた。
「おい!異世界だろ?ここ、幹部すら倒せねぇじゃないか!」
「異世界転生者は他にも送ってるんだろうな?」
「送ってない」
「ハァァァァ!?」
「俺が初ってことか?」
「そうだが?」
と当たり前のように言ってきた。
おい、その超能力在庫処理だろ、絶対と思ったけど
コイツキレやすいから俺は黙っておくことにした。
「俺って住所大丈夫なのか?」
「そこは安心せい、神の能力により勝手に作られて、それが住所と定められる」
「ふぅん、わかった、じゃあな、役立たねぇじじ神」
神はキれて雷を落とした。
「ギャァァァァァァァァ!」
「すいませんでした」
「よろしい」
神は去っていった。
まじ魔王倒した時覚えてろ。
「とりま、寝床は探すか」
歩いていたら、バイトの求人があった。
「ん?滅多に受からない?求人出してるのに?」
一瞬思考回路が停止した。
とりま超能力を使ってみる。求人の紙が光り、気がついたら、面接会場にいた。周りはめちゃくちゃ質問されていたのに、俺だけはされてない、超能力のおかげなのかと思った。後日紙飛行機が俺のとこに飛んできた。合格の知らせだった。この為だけの超能力かよ。