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きみに想う ~王の妃~  作者: 間宮沙紀
実家編
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30

夜になり、部屋から出れるバルコニーから街の灯りを葵は眺める

ポツポツと見えるオレンジ色の光はとてもキレイでまるで映画の世界のようだ


「王都もここも、違う世界だなぁ…」


バルコニーから部屋に戻るとベッドに寝そべっている菖蒲の姿がある


「うわっ!びっくりした!!何してんの?」

「今日もここで寝ようかな?とか思って」


葵はため息をつく


「なんでよ?自分の部屋があるでしょ?」

「娼屋に行ったんだって?」

「行ったというか、偶然見ちゃったというか・・」

「確かに、娼屋はある。けど昼間から営業しているのはおかしい…ましてや入口から見えるところでヤッているなんてありえない。って父さんが芹兄さんと話しているの聞いちゃった」

「そうよね・・普通は入り口から見えるところにいないわよね・・」


他人の営みを見てしまったことに気をとられていたけど、何かがおかしい状況になっていることは葵にもわかっていた。しかし普段の様子が分からないことには疑問は解決出来ない


「ねぇ、菖蒲!おねぇさまの頼みを聞いてくれる?」


葵は今ふっと思いついたことを菖蒲を巻きこんで実行に移すことになる


「ほら、菖蒲!遅いよ!」

「動きにくいんだよ!この服!それに僕は夜行性だから昼は動けないの!」


葵は昨日とはうって変わった簡素な服を纏い

同じような女の服を菖蒲に着せ、お忍びで街に出ていた


「なんでこんな格好をしてまで街に出ないと行けないの?格好がどうであれ芹兄さんにはバレるって!

あの人どういうネットワークあるのか知らないけど、何でも怖いくらい知ってるんだから」

「もう、うるさい!静かにして!そんなに話していたら見つかるじゃない!」


コソコソとした態度で街に出た2人は顔の半分を布で隠し歩きだす


「この行動力、突発性本当に芙蓉そっくりだよ」


街に出てまた見に行きたいなんてなんて物好きなんだろう

連れ出したって怒られるのは僕なんですけど・・


菖蒲は乗り気ではなかったが葵に負けた

深いため息をついて、葵に続いていった

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