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きみに想う ~王の妃~  作者: 間宮沙紀
魔力、そして始まり
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城までの帰り道はお迎えの馬車で戻された

翡翠は馬で使者と供に先に帰り

何かがあったことは分かるが

葵には具体的に知らされることもなく

葵は馬車に揺れながら

華原のプレゼントを握りしめていた


城へと到着するも

後宮には慌ただしさなど皆無であり

翡翠らの姿もない

まだ夜遅い時間でもない


街で得た楽しみを華原にも話そうと思い

いつものお礼だとプレゼントを渡したらどんな顔をするだろうか

自然と顔が緩むのを抑え

葵は後宮の隣の使用人塔へと向かった

いつもなら

行き交う人がすれ違う程人がいるのに

何故か今日は

シーンとした静けさがある

不思議に思いながらも

華原のいる部屋の前に着く


「華原ー?」


葵が呼んでも返事が帰って来ない


「華原?私よ?」


葵が扉に手を掛け、開ける


「ひっ…キャーーーー!!!!!!!!!」


葵のただ事ではない声に

女官や兵たちが飛び出している


扉を開けるとあたりは血の海で

横たわる華原には深い切り傷にぴくりとも動かない体

葵は躊躇うことなく

血の海に足を踏み入れ、華原の体を揺らす


「華原ー!!!」

「やめろ、芙蓉」


騒ぎを聞きつけてきた翡翠が葵を止めに入る


「華原!なんで?どうして?起きて!!」

「芙蓉!離れるんだ!」

「イヤ!!!早く医者を!華原っっ」


翡翠が引き連れてきた青と白の部隊により葵は華原から引き離された


「芙蓉を部屋に入れて、華原は医者を!城を閉鎖する。城門も全て閉じろ」


素早く周りに指示を出し

連れてきているメガネの黒髪の男に現場の後処理を頼み

翡翠はすぐにその場を離れた



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