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私立・神楽椿学園探偵部の事件ノート  作者: サトル
5.神楽椿学園では事件が起きない
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5-10

「――まさか最後に裏切られるとは思いませんでしたヨ? ふーりさん」


 お帰りになる皆さんをお見送りしていると、最後に出られたアレンさんがそう呟かれます。

 恨み言と共に振り向くその顔はふくれっ面。不満を口にしたくなるお気持ちは察せます……というか、私が不義理を働いたのでございますから至極当然でしょうか。


「うふふ、ごめんなさい。……これも作戦だった、ということにしてもらえませんか?」

「むうー……ま、いいですケド。それなりに楽しめましたし」


 さすがに華澄さんは目ざとい方ですね。単純に私の事を信用していないという心理的要因もあるのでしょうが。司君が庇ってくれなかったら、言い逃れが出来なくなっていたかもしれません。


「……で。何が貴方の心の風向きを変えたのデス?」


 正直に申しますと、最初はどちらが勝とうともどうでも良かったのでございます。

 仲間の裏切りに気付けたのであればそれは探偵部の勝利。気付けなかったのであればアレンさんの勝利というだけの事。どちらにせよ華澄さんの成長へとつながるのですから、私にとってもプラスでしょう。


 ……そう、思ったのですが。


「……ただの気まぐれでございますわ。乙女の心は繊細で変わりやすいもの。容易く微笑みかけたりしないというだけです」

「どゆことですかあ……」


 私も所詮は風見鶏。ただ難しいことを考えずに、良い風に身を任せてみたくなるのやもしれませんね。


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