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レベル1の最強賢者 ~ 呪いで最下級魔法しか使えないけど、神の勘違いで無限の魔力を手に入れて最強に ~  作者: 木塚 麻弥
第三章 エルフの王国

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世界樹のダンジョン攻略

 

 シルフの道案内でダンジョンを進む。


「あ、そこの部屋に宝箱あるよ」


 上級回復薬が入った宝箱があった。


「ここを左ね、次を右」


 その通りに曲がると、先に続く通路があった。


「そこの脇に分かりづらい部屋があって、宝箱があるんだけど、中身は空だから無視で」


「…………」


 なんだろう。


 ナビが優秀過ぎるとダンジョンを攻略している気にならない。


 しかし、もともと俺達はシルフに会いに来ただけだし、レアアイテムが貰えるなら別に問題は無い。


 それに案内してくれるシルフが生き生きとしてるので、これはこれでありなのだろう。


 シルフは冒険しているつもりのようで、かなり張り切っている。


 実際はただ、実家の案内をしているだけなのだが。


 いつか本当の冒険、ドキドキワクワクする未踏の地を進む旅などに連れていってやりたい。


 戦力としても申し分なさそうだしな。



「あ、この先次のフロアに行く階段があるよ」


 シルフの言う通り、少し歩くと階段があった。フロアボス的なのは居ないらしい。

 


 ──***──


 そんな感じで四層までやってきた。


 シルフの的確な指示により、レアアイテムの取りこぼしもなくここまでやってこれた。


 レアアイテムが多すぎて、持ちきれなくなったアイテムを幾つか捨てたほどだ。無限に物を収納できるアイテム袋とかが欲しくなる。


 残念なことに、俺たちの中にはそんなものを持ってる者はいなかった。ちなみに、このダンジョンは六層まであり、六層からシルフの住処まで移動できるのだそうだ。


「このフロアには何故か妖精たちがレアアイテムを持ってこないんだよね。だから部屋は全部無視で」


 そう言ってシルフはふわふわ飛んでいく。

 俺たちもそれについていくのだが。


「ん?」


 周りと変わらない、ただの壁なのに何故か気を引かれる部分があった。


「ハルト、どーしたの?」

「うん、ちょっと……」


 壁に触れてみる。


「──!?」


 俺の手が壁に吸い込まれた。


「ここ、入れる」


 足を入れてみて、壁の向こうにも地面があることを確認する。


「えっ、俺は入れないぞ?」

「私もです」

「我もじゃ」


 ルークやリファ、ヨウコが俺と同じように壁に入ろうとするが、まるでただの壁であるかのように入ることができない。


 シルフすら入れなかった。


 なんで俺だけ?


 よくわからないが壁の奥から、なにかが俺を呼んでいる気がして、俺は壁の中へと入った。


 壁の向こうには部屋があった。

 およそ三メートル四方の小さな部屋。


 その部屋の奥の壁に窪みがあり、赤く輝くルビーが置いてあった。


 お宝ゲット!!


 何も無いと言われていたフロアの隠し部屋にあったアイテム。めっちゃレアな気がする。


 ルビーを手に取る。

 ん? なんか、見たことある?


 そんな気がしたが、皆が心配していると思うのでさっさと部屋を出ることにした。


 普通に壁を抜けて戻ることができた。入るだけ入れて、出られないトラップの可能性とかも警戒していた。


 ただ悪意を感じなかったし、最悪の場合でも俺には転移魔法があるので、なんとかなると思っていた。


「ハルト様、ご無事ですか。よかった、おかえりなさい」

「ただいま、ティナ」


 部屋を出ると、ティナが心配してくれていた。


「ハルト、おかえりー。何かあったの?」

「うん、これが置いてあった」


 シルフと皆に取ってきたルビーを見せる。


「あぁ、これ! ここにあったんだ」


 シルフはこれがなにか知っているようだ。


「これは龍王の瞳っていう、どんな魔法でも封じられるレアアイテムだよ。昔の魔王がイヤリングとかにしてたみたいで、ふたつで一組なんだけど……あったのは一個だけ?」


「もしかして、もう一個はこれじゃないですか?」


 ティナが胸元からペンダントを取り出す。


 俺が訓練所を破壊した時に壊れてしまった魔具だ。


 確かにティナのペンダントに付いている宝石は、俺が見つけてきたルビーとよく似ていた。


「間違いない、同じもの。ティナが持ってたんだ。割れてるってことは使用済みなんだね」


 ティナのペンダントには、異世界から来た勇者の絶対防御魔法が封印されていた。


 俺が放った魔法から魔法学園の中央街を守ろうとした時、彼女の身が危険にさらされたので絶対防御魔法が発動し、ルビーが割れたのだ。


「これには俺が新しい魔法を入れて、ティナにプレゼントするよ」


「ありがとうございます。楽しみにしておきますね」


 どんなことがあってもティナを守れる魔法を込めよう──そう思いながら俺は、丁寧に布に包んでルビーをカバンにしまった。


 ところで、なんで俺だけあの部屋に入れたんだろう?


 ふたつで一組のアイテムを一個だけ勇者が持っていたのも気になる。


 そういえば俺はティナと一緒に冒険していたという勇者のことをあまり知らない。


 今度、時間のある時に調べてみよう。


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