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人生つまらない病ー超糞理論ー

作者: 遺作またんき

糞の数を数えろ

・注意書き

ゴミのようにくだらない駄文と内容で相当に気分を害す可能性が著しく高いです

人生というものがどうしようもなくくだらないと思う方のみ読むことを勧めます

自分ならこんなゴミは読みません。気が触れた人間の書いたものに読む価値を感じません。




「撃てよ、俺はもう死にたいんだ」

黒く光る銃口を突き付けられた男がそう呟く

「ずっと死に場所を探していた。全てをもう終わりにしたい」


そこで目が覚めた

また今日も生きている。幾度となく繰り返されてきた代わり映えのしない一日がまた始まる

そんなのが本当に死ぬ日まで続くのだろう

こんな毎日を生きることに一体何の意味があるというのか自分は分からない

早く終わりにしたい。そして日常は今日も変わらないのだ

事故に合うことも、殺人に合うことも、落雷で感電死することもない

いつもと何も変わらない

生殺しだろうと思う

やりたいことも欲しいものも生きる目的も無い

これがゲームならば即電源を切り二度と起動さえしない代物なほど人生は、生きるとはつまらない

読みたいものも興味のあるものもない

今の自分には全てが灰色で全てがくだらなく思えた

他人にも興味がない、誰とも関わりを持ちたくない

さぁそして一日が過ぎて終わっていくのだ。今日も


布団に入り眠りにつくと今日も夢を見た

内容のないよく分からない夢

気づけば朝になり目が覚める

また一日つまらない日々が始まる

気づけばいつからこんなことになっていただろう

年齢を重ねれば重ねるほどこの傾向、病気はひどくなっていく

この「人生つまらない病」は一向に治る気配のない悪癖とも言える

薬もなく改善する療法もない

これはもはや止めようもない止めようのない癌なのだ

感情の起伏もないひたすら平行線の毎日にいい加減うんざりで

早く終わらせて楽になりたいのに今日も何も起こらない平和な時代に次第に嫌気さえしてくる

「この平和が悪いんだ」

「こんな平和な時代が続くせいで生きる意味が無くなってしまったのだ」

何のために生きているのか

生きる目的とは何か

それを見つけることは至難な時代だ

いや、いつの時代もそれは至難か

全ての生物に生きる意味など無いのだから

ただ、人間は寿命が長過ぎた

ただそれだけのことなんだと個人的に思う

やることはもう無いよ、やり尽くした

正しくはもう何もやりたくない

全てがどうでもいい、やったからなんなんだ

終わったら次はまたやりたいこと探しのループにいい加減飽きてくる

同じ事の繰り返しじゃねえか

何回やらすのだそんなことを。一体何のために

そして俺はそんなことを死ぬまで考えるのか

辞めてくれよ

俺は人生を辞めにしたい

辞めさせてくれ

そんな願いも虚しくまた何もない日々が続く

灰色だ。

また今日も何もないのだ

自ら行動を起こさぬ者には何も起こりはしない、これが仮に正しいとして

だからなんなのだ

行動を起こして、何か起こって、それがどうしたのだ

もう俺は何もしたくないのだ

そして何も起こらないのだ

それがたまらなく嫌なのだ

何か起こっても嫌だ

全部がもううんざりだ

そう勝手に嘆いてる訳だ

くだらない、自分も含めてこの世の全てがくだらないゴミだ

この世の何に価値があるというのだろう

くだらないベストセラー本、くだらない人気者、くだらない大ヒット映画、くだらない音楽、くだらない芸術

全部がゴミだ

何一つ心が躍動しない、感情が起伏しない

何もかも嬉しくない、何も喜べない

ニーチェは言っていた。

既存の価値観を否定し新しい価値を生み出す者が超人だと

そもそも超人とはなんだ

結局神も超人も存在しないんだ

全部まやかしだ、そうあって欲しいという邪推な願望に過ぎないんだ

ありもしないものをさも高尚で素晴らしいと有難がっている裸の王様だ

そんな訳あるかよ

そう人間にとって都合のいいものがあってたまるかよ

その辺の道端にある糞が「俺達糞は水に流された後天国に行ける」だの「水に流された糞はただの流された弱い糞だ。水に流されない糞は超糞だ!」だのほざいていたらどう思うよ

糞だけに糞滑稽な話じゃないか

いい加減にしてくれよ

俺はもうそんな茶番めいた話なんて糞どうでもいいんだ

もうなにもかも糞だ

そして俺は糞だ

何が正しい、何が素晴らしい

そんなのはもうどこにもないんだ

糞はどうあっても糞でしかない

糞を箱の中に入れて毒ガスがランダムで流れても箱にあるのは毒ガスを浴びた糞か浴びてない糞だ

シュレディンガーの糞の真意なんざどうでもいい

そんな糞を考えてる暇があったらもっと有意義なことを考えろよ

糞に有意義なものなんざ無いがな

つまりは、そういうことなんだ

糞が糞である以上何を考えても糞でしかない

これを超糞理論と名付ける

それを発見した俺は糞博士だ、糞教授だ、シットプロフェッサーだ

それが評価され糞トロフィーを貰いそれをトイレに飾って眺めながら糞をしたいぜ

ブリブリ出せる気がする。俺がうんこ製造機だ

まだまだ出すぜ、出したりないぜ

一日の出荷ノルマをクリアしたいぜ

もう全部出してくれて構わない

肛門も大腸も胃も肝臓も腎臓も肺も心臓も全部ケツ穴から出してくれや

それを流せばさぞスッキリするだろうよ

糞を全部流して空っぽにしたい

そしたら俺は糞じゃなくなるのかな

それともただの空虚な糞か

どうでもいいな

もう頭の中は語り尽くしたぞ

まだ人生は終わらねえのかよ

こんな排泄行為みたいなものに何十年も使ってんじゃねえよ

便秘にしちゃあまりにも長い

カタルシスもなにもない時間を何十年も続けなきゃいけない

これじゃあ囚人と一体何が違うと言うのだ

罪状、糞罪。被告は糞として生まれたために糞として生きなければならないよって懲役数十年とする

もういいよ、もう分かったよ、もう十分に理解したよ俺が糞だってことは

だからもういいだろ、もう許してくれよ

もう存分に糞として生きて糞を堪能したよ

許しを請うてもちっとも何も起こりやしねえ

だから神なんて信じられなくなるんだよ馬鹿が

宗教なんざなんの現実逃避にもなりやしねえ

超人だって同じだ

神という概念が超人というものに摩り替っただけに過ぎない

結局そんなものは何の救いにもなりゃしねえんだよ

大体なんだ、無邪気に意欲的に生きるって馬鹿か、いい加減にしろ

そうなってりゃ最初から苦労しねえんだよアホが

そんなもんお前な

それが出来るんだったらなんでも出来るわ

端から破綻した考えなんだよ

何もできねえから俺は糞なんだよ

一言で言えば何の力も才能も無い

それを超人になれだなれだ言われても苦しいばっかりだぞ

人生は苦であるべきだってか

ああ、そうかい。分かったよ

じゃあ死ぬまで苦しむとするさ

一生苦しんで苦しんで苦しんで死ねばいいんだろ

何とも救いのねえ考えだな超人思想は

そりゃ誰しも神にすがりたくなる

あるいは何もかもどうでもよくなるかのどちらかだ

生きるとは苦しみにあるのかもな

まだ苦痛で顔を歪ませながら死を待つ方がいいかもな

俺には分からない正直どうでもいい

どちらが良くても悪くても結局糞だからな

出来れば良いほうを引きたい気持ちもあるが別にさほど差なんてないだろう

ひり出した糞の形やサイズを競ったところで虚しさが増すだけだ

人生が終わる日を待つ

ただひたすら人生が終わる日を待つ

早く終わらせてくれ

もうたくさんだ、もう十分だ。


その後、この糞は地球の資源を無駄に消費しながら長く生きたという


おわり

生まれてきてごめんなさい

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