未開の世界
この話はなんとなく続きを書いて見たんですよね。
「……あなたはの精神世界に連れてきたという話は覚えていますか?」
少女は俺を見つめながら言う。
「ああ脳裏に焼き付いてるよ」
少女から白い光が発光したが特に何も起こらない。
「あなたがこれ以上ここにい続けるとあなたの魂は現実世界に戻れなくなってしまうのです」
「なっ、うっ嘘だろ!」
少女の突然による発言に俺の心は驚きのたうちまわる。
「戻るには一体どうするべきなんだよ!!」
「そうですねえ…戻る方法はあることにはあるのですが…」
戻る方法があると聞いて俺は安堵の息を吐き出す。
「じゃあ、とっとと、その方法をはやくしてくれよ!」
「あんまりオススメはできないんですけどねえ」
「構わないとっととやってくれ」
「じゃあ、死んでもらいます」
「はあ?一体何を…」
そのように言おうとするその刹那、少女の姿が消え去りお腹に痛みを感じる。
少女の腕は俺の身体を貫き、とれる。
「がっ、一体何を…ゴフッウ」
言葉を紡ぐごうとする口からは言葉ではなく血が出てくる。
「いったでしょう。オススメはすることはできないと。少し苦しみが纏わりつくでしょうけど、まあこれで帰還することができますよう」
俺の血が少女の顔面に飛び散る付いているなか、笑顔で言って来る。
「ぐっ、はあはあ」
大量による出血により視界が点滅してフラフラする。
「ああ、そうそうこの精神世界で起こったことは全て忘れます。目が醒めると多分違う世界にいると思うので頑張ってください。あと、その世界には桜柳さんがいるので頑張ってください」
俺は体力の限界が底をつき意識を失う…
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目が醒める…
視界に光が差し込む
鳥の鳴き声が響く
流れる海から波の音が大きく聞こえる。
「う、うぅ、」
うめき声を出しながら大きく目を見開く。
青い広大な空に純白の雲とあと太陽がうかんでる。
体を立たせる。
「たしか俺は海の高波に飲まれて、そしてなんかあったような気がするのだが全く思い出せない」
ふとあたりを見渡す。
見たことがない木が生い茂っている。
その中俺は木々の中の生物の気配を察知する。
しかもそれも大量に囲まれていることが理解できた。
「ざっと、20〜30ってとこか。襲いかかってきたらたたかわなくてわな」
そのように言っていると木々の間から猿のような見たことがない生物が現れ出現する。
「キシャー!」
一匹の咆哮を機に潜伏し機会をうかがっていた生物共々襲いかかってくる。
「はあ、仕方ない、上下関係ってやつを思い知らせてやるしかないな」
俺は半身を落とし構え走る。
その一帯はしばらく生物の鳴き声で埋め尽くされた。
「まったく、大して強くもないくせに数だけ多いな」
そう言いながら俺は生物の倒れている大地を見ながら呟く。
「だが、見たことないやつだな。各国の生物図鑑を完読してる俺でもみたことがないな、そして見たことがない植生、そして見たことがない大地、そして見たことがない生物…本当に異世界に来てしまったようだな」
流れる海を見る。
「海の波に飲まれる前…確かに桜蘭とあった。桜蘭は必ずこの異世界にいるはずだ!」
俺はそう決意する。
「さてこれからどうするかな、異世界だから何をすればいいのかわからん」
果たして桜蘭を見つけることができるのだろうか…
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