お土産
「すごいねロイド!どうしたのその服装は?」
「少しいろいろありまして……」
頬を赤らめるロイド。それはまるで夕日が燃えているような赤さだった。
「とっともにあってるよロイド」
いつもは白黒のロングスカートのメイド服を着ていたロイドであったがなぜか、白いドレスを着ていた。
「ご主人様に気に入っていただき私はとても幸せです。ペンシルさんこれでいいでしょう?」
「そうですね。ご主人様がより幸せになって頂き。私はとても幸せです」
するとペンシルは、俺の腕によりかかり頬を腕にくっつけるのであったのでペンシルのぬくもりを感じた。
「そうだ、今日はお土産を買ってきたんだよ」
「「本当ですか!」」
二人はとてもうれしそうな表情で言った。
「じゃあまずはロイド。いやーこんなに立派な服を着ていてくれてとてもよかったよ。ロイドにはこのネックレスを差し上げますよ」
「素敵です!いいんですか私がこんなにきれいなものをもらって……」
「もちろんだよ」
ロイドの首に、とても大きなダイヤモンドがついたネックレスをつけてあげた。
ロイドが来ているドレスと色調のバランスがあっているのでとても素敵に見えた。
「すごいです!ご主人様。やっぱりご主人様のセンスは最高ですね」
ルームは俺のセンスをほめてくれた。そう、率直に言われるとちょっと照れ臭くなってしまう。
「もちろんペンシルにもお土産を買ってきたよ!」
「三人を平等に愛してくださるご主人様は素敵です……」
「この服なんだけど……気に入ってくれるかな」
「こ、これは!私が以前ほしかったものです!」
「おっ、そうだったんだ!イヤーペンシルなら好きそうかなって思ってね」
「ありがとうございます!いま着てみてもいいですか?」
「もちろんだよ」
ペンシルが服を着替える。すると、
「とてもよく似合ってますね!」
ロイドが驚くように言った。
「ご主人様。いつも私たちのために……ありがとうございます」
ペンシルは深々とお辞儀をしながら言うのであった。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
市場で買った食材を料理し、盛大に晩餐を楽しみ、皆が寝静まった夜のことであった。一人のメイドが皆がねしずまったのを確認してトランクを持って外に出た。
「ここなら大丈夫ですね」
トランクから無線機を取り出すペンシル。それは、桜柳咲蘭がミツマタで作ったものではない。ペンシルが以前から所持していたものである。
「これを使うのも久しぶりです。でもこれがないとご主人様が危ない……」
するとペンシルは無線機につけた電鍵で次のように発信した
「 -・- ・・ ・-・ ・・ --・ ・- -- ・・ -・ ・ -・- ・・ ・-・ ・・ --・ ・- -- ・・ -・ ・ -・- ・・ ・-・ ・・ --・ ・- -- ・・ -・ ・ -・・ ・ ・--・ ・ -・ -・-・ ・・ ・-・・ ・・・ ・・- --・ ・・- -- --- -・・ --- ・-・ ・ 」
すると、
「・―・」
ノイズ交じりであるがRという意味の信号が聞こえてきた。




