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A君とBちゃんの対話。  作者: 夢探し
6/7

第6回 嘘

A君「そろそろネタも尽きてきたね笑 」

Bちゃん「それじゃあ今日は嘘がテーマね」

A君「Bちゃんがテーマ決めるんかい。」

Bちゃん「A君は嘘ついたことある?」

A君「どうだろう。あんまないけどなー。」

Bちゃん「あ、今嘘ついたね。」

A君「えええ。」

Bちゃん「人間って嘘つかないと人間関係を築けないよね。お世辞とか、何も言わない、指摘しないってのも含めて嘘ついて生きてきてると思うんだよね。」

A君「確かにそれはそうだろうね。嘘付きたくない、嘘つかないで正直でいたいって思ってるのも大変だよね。嘘ついちゃう自分との葛藤が絶えずあるっていう。」

Bちゃん「そうそう。だから嘘は必要悪と思って開き直る方がいいよね。」

A君「必要悪ねえ。」

Bちゃん「あと、正直が良くないこともあると思うの。何か後ろめたいこと、相手が傷つくことを正直に伝えることって、自分はすごく楽になるよね。言わない不安や負担が消えるから。でもそれって、その負担を相手に転化するってことだよね。言われて負担になったり、傷つくのは相手なんだよ。だから、何でも正直に!って思ってる人って自己中心的だったりするよね。」

A君「ぐう。Bちゃん相変わらず辛辣だよ。」

Bちゃん「あとはさ、人って会話の中で頭の中に思いついたことをそのまま言っちゃうか、遠慮して言わなかったり表現を変えたりすることが多いじゃない。あれも本心を言ってないってことからいえば嘘と言い換えることもできなくはないかなー。」

A君「それは広げすぎじゃないかなー。嘘ってのはやっぱ自分がした過ちを認めずに隠そうとすることって狭く見た方がいいんじゃないかな。それ以外は単なる円滑なコミュニケーションだよ。Bちゃんはそういう狭い嘘ってつくことある?」

Bちゃん「まあ確かにね。つくことあるよ。裏付けがない自分の非は認めないに越したことがないじゃない。無用な争いを生まないから。」

A君「ひええ。僕はあまりそういう嘘はつきたくないなあ。」

Bちゃん「つかないじゃなくて、つきたくないって言うところが正直ね。」

A君「つかないってのは嘘だからねえ。」

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