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薄明かりの一族

 エーリンの、今はアイルランドと呼ばれている国の西の村には、妖精のお姫様が暮らしていました。古いゲルマンのお城に住み、ハケット姫と呼ばれていました。ハケット家は精霊の血を代々受け継いでいる家系で、不思議な力を持っており、皆容姿が美しいことで評判でした。……というのが、村に伝わる噂です。


 今のハケット姫は、確かに「妖精の姫」と呼ばれるに相応しい、若く美しい娘の姿をしていました。シーリーン、というのが姫の本当の名前ですが、シーリーンは生まれて二十年くらいで、容姿の美しさもさることながら、それはそれは健康な乙女なのでした。

 シーリーンは馬や羊の世話をして暮らし、たまに村の人々から農作物を分けてもらったり、自分で森にベリーを摘みに行きました。人々は、シーリーンを心から敬っていました。古くからの農村地帯で、言い伝えや信仰を大事にしていましたから……。


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