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痴話喧嘩

「流石アリス、これはお手上げね」


あのアリスが掛けた呪いが易々と解除できるはずもないか……


「まず、レンにはフリッグの加護があるんだから、ただの呪いなら自動的に解除されるはずなのよね。

つまり、レンの体に異常と悟らせずに性転換したってことは1度レンの体の時間だけを逆行させて、女として生まれるまで何度も繰り返したんでしょう。

そこからはアリスが時間を早送りしたか、世界が矛盾を修正したか分からないけど、私に時間を操るなんてできない以上これは元に戻せないわね」


「フリッグにも戻すことは無理そうか?」


「難しいわね、そもそもこの世界で、レンだけの時間を逆行させるだけでも相当な魔力が必要なのよ。

おそらく、アリスはレンの周りに『月の庭』を展開させたんじゃないかしら。

あそこならアリスの自由にできるわけだしね。

フリッグは世界は作れるけど、ルールは作れても世界そのものを成長させたり退行させたりできるわけじゃないはずよ」


俺を女にした魔法の理論は理解できたが、素人の俺でもこれはアリスじゃないと解除というか元に戻すことは不可能だと分かる。

つまり、あのアリスを説得しなければ元に戻れないってことだ。

不可能ではないが限りなく不可能に近い。

アリスを追跡したフリッグが成功したにしろ失敗したにしろ戻ってこないということはすでに懐柔されているころだろう。

最近のアリスの手練手管には関心すらさせられる。


「まぁ、女になったからって生活そのものが変わるわけでもないんだし、じっくり行けばいいんじゃない?

こっちからは手出しできない以上、様子を見るしかできないわけだしね。

それに、私の服じゃちょっと大きいかと思ったけど、それが逆にいいわね。

なんていうか、庇護欲を誘うっていうのかしら?」


「寒気がするようなことを言うな」


今回はアリスに目的が感じられない。

おそらく、本当に気まぐれでやったんだろうが、あのアリスがそう簡単に戻すとは思えない。

おそらく、アリスの方のしばらくは様子見だろう。

手っ取り早い方法がないわけじゃないが……


「しかし、ミナはやけに落ち着いてるな。

まさか、お前までアリスに賛成したりしないよな?」


「まさか、でも、この事態に感謝はしてるわよ。

レンが女になった、いえ、レンがレンとして認識されなくなったら、動きづらいでしょう?」


「……やっぱり、気付いてたか」


「まぁね、いろいろな意味で今のレンは危うい立場だってことは分かる。

レン本人には、フリッグやアリスがいるから直接的な手出しはできなくても社会的に脅かされる可能性もあるし、何よりレンの周りにも危害が及ぶ。

義姉の件もあったしね、その癖に、アルフヘイムには何も打診してこないんだから」


「公私の区別くらいはできる。

今の俺にアルフヘイムに手を貸してくれと言えるだけの手札がない」


「それくらい私がどうにかしてあげるわよ。

私とレンの関係を抜きにしても、いろいろ手を貸してくれて助かってるんだから。

それは、兄さんも同じ、この街でレンを嫌悪してる人なんていないわよ。

言ってくれれば、皆手を貸してくれるはずよ」


「それを信じてやりたいのは山々だが、それを公にするのはまずいんだよ。

今は水面下で動かなければ、動きづらくなる。

それに、俺1人の為にこの街の住人の生活を台無しにできるやつが長を務めていいはずがない。

上に立つものとして時に冷酷でいなければならないからな」


「……そうね、そこは私の考えが甘かったわ。

でも、私個人が手を貸すことくらいは容認してくれるわよね?」


「言っておくが、俺がやっていることは綺麗な事じゃないぞ。

相手の弱みを握って、無理矢理契約書に判を押させているようなものだ。

それを、自分の故郷にやろうとしている奴に手を貸せるか?」


「当然、それに、レンは失敗しても自分1人で責任を被って誰にも被害なんて被せないでしょう?

その甘さを気付かれないようにしなさいよ」


「……はぁ、分かったよ。

その時が来たら手を貸してもらう」


「そう、それじゃあ、今は休みなさい。

ニダヴェリールでのお願いもこうやって休ませるつもりだったしね。

退屈だったら差し入れ持ってきてあげるから声かけてね。

それじゃ、私は仕事があるから」


「この借りはいつか返すからな」


「楽しみにしてるわ」


敵わないな……

ミナが気付いているということはフリュネも気づいているか?

いや、ミナは俺の近くにいたからこそ不審な動きに気付き、そこから俺の性格を考慮したうえでの結論のはず。

そして、先ほどのやり取りを鑑みるにフリュネには伝わっていない。

急ぐ必要はあるが焦る必要はないか。

ここは、好意に甘えて休ませてもらおう。


「あの、もしかして、カザミネさんの親戚の方ですか?」


side ミナ


「……ふぅ」


旅行に行くための時間を捻出する為に、仕事を前倒ししたり後に回したりしてるから帰ってきたすぐって本当に大変なのよね。

アルフヘイムの案件の打診とかもあるけど、私はミズガルズにレポートも提出しておかないといけないから忙殺気味。

休憩がてら、レンの様子でも見に行きましょうか。

「ん?」


部屋の中にレン以外誰かいるのかしら?


「それじゃあ、まだ、カザミネさんは誰とも付き合っていないんですね!」


「まだ、私たちにもチャンスがあるのかな?」


「あのあの、カザミネさんってどんな娘がタイプなんですか?」


これはいったいどういう……?


「まぁ、あれだけ忙しければ周りに耳を傾けている暇もないか」


「リンネ、あれってどういうこと?」


「聞いたとおりだ、彼女たちもまた、君たちと同じようにカザミネに好意を寄せているということだ。

普段は君たちがいるから、表立つことはないが、今のカザミネを見れば血の繋がった親戚とみられてもおかしくない。

これを機に、いろいろ聞いておきたいんだろう」


「それは分かったけど、まず、前提がおかしくない?

こう言っちゃなんだけど、レンってそこまで見た目がいいわけじゃないわよ?」


「私もバイトで他の街に行くことがあったんだが、他の種族と違いエルフは基本的に美形だ。

長寿で一定年齢以降老化が著しく遅く、長い間若々しい。

つまり、エルフが多く住むアルフヘイムでは容姿は気にされにくい。」


「成程ね、それにレンのことを知らない人なんていないしね。

ある程度なら性格や人となりも伝わってるでしょうね」


「加えて言うなら、あのお人好しが困っているところを見て見ぬふりをできるはずがない。

しかも、たちが悪いことに有能だから、ある程度の事柄なら解決してしまう。

ミナやジンに用事があり、ここに度々訪れる機会があり、そのついでに手助けをしている場面なら何度も見たし、またその噂が尾ひれを付けて広がっている。

さらに、君達3人に好意を寄せられているのはこの街の誰もが知っている事だが、それを知っている若い男もカザミネに対して好意的、憎たらしいが人徳の高さが窺える。

これだけ条件が揃っていてもてないはずがない」


これは完全に盲点だったわ……

アリスもこれを知っているからレンを女にしたんでしょうね。

これでどんな反応が起こるか見るために。


「こう言ってはなんだが、彼女達ではカザミネを射止めるのは不可能だろう。

あの歪みに気付いてすらいないし、気付いたとしてもその道は茨の道だ。

常に危険が付きまとうし、生半可な意思で付き合えるものじゃない」


それは確かに納得できる。

でも、それとこれとは別だ。

レンがもてるのは誇らしいことだけど、それは憧れであって、直接的な好意なら話は別。

フリッグとアリスもだけど、私だって独占欲は強い。

正直に言うとあれは面白くない。


「これは忠告だが、今でこそカザミネに入れ込む奴はいないが、今後はどうか分からない。

あれには人を惹きつける力がある

加えて、相手に深く同調することができる。

洞察力もあれば、欲が薄い故に自我も薄いからな。

ようするに、聞き上手で、お人好しで有能故にその悩みをいとも簡単に解決してしまう。

そうなれば、相手の方はカザミネの悩みを解決してあげたいと思ってしまう。

本人に自覚がないからこれもまた性質が悪い」


しかも、本人も直す気はないでしょうしね。

確かにこれは、時間をかければまたライバルが増える可能性がある。


「あ、そろそろ休憩も終わりだからそろそろ行くね」


「また、お話聞かせてね」


ちょ、まずい、逃げ場がない!


「しゃべらず、私の傍から離れるな」


「やっぱり、カザミネさんの従妹だけあっていい娘だったね」


「うんうん、なんだかあれだけ悩んでたことも馬鹿馬鹿しく思えてきちゃった」


「今度、街を案内してあげようよ」


「賛成」


気付かれてない?


「ふむ、どうやら成功したみたいだな」


「なにやったのよ?」


「視覚情報は目を通して脳で処理されているだろう?

私達という視覚情報を耳から手に入れている音という情報で打ち消した。

いくら目から情報を得ていたとしてもそれを脳で処理できなければ私たちの事を認識することはできないというわけだ」


「いつのまに、そんな芸当を……

ねぇ、私の助手にならない?

給料ならはずむわよ。」


これだけ有能な人材はそうそういるものじゃない。

音を操る力で視覚すら誤魔化せるなんて、考えもしなかったわ。


「……そうだな、考えておく。

それじゃあ、私はこれからバイトに行ってくる」


「いってらっしゃい、ご飯は適当に見繕っておくわ」


さて、ここまで来て何もせずに戻るのもあれだし一応あっていこうかしら。


「どう、レン、退屈してない?」


「どうだと思う?」


レンらしい返し方ね。

さっきのやり取りを知られたくない前提なら、退屈してないと答えるわけにはいかない。

だけど、もし、さっきのやり取りを私が見ている可能性を否定できない以上、退屈だという嘘をつくわけにもいかない。

私の反応次第で答えを変えることができる返し方ね。


「隠さなくてもいいわよ。

随分もててるじゃない?」


「弁解くらいさせてくれると助かる」


「べつに怒ってなんかないわよ。

仕事が忙しくて、そのあたりに精通してなかった私の落ち度なわけだし」


「ちょっと待て、今なんて言った?」


……しまった


「べつに怒ってないって言ったのよ。

フリッグはどうか知らないけどね?

それじゃあ、私は仕事があるから」


「逃がすと思っているのか?」


まずい、まずい、まずい、正直に話したら絶対にレンは怒る。

いや、説教だけで済んだらまだまし、下手したら縛ってでも休ませようするはず。


「えっと、大丈夫よ?

ちゃんと休みは取ってるし、自分の体のことは自分が良く知ってるんだから」


「ほぅ、なら、ジンにニダヴェリールから帰ってきてからの日程を聞いてみるか?

もし、さっきの言葉が嘘だったら……分かってるよな?」


兄さんにはこれでもかという程口止めをしている。

それに私がしゃべらない限り、証拠はない。

この場を切り抜ければ……


「レン、可愛い顔が台無しよ?

ほら、もっとにこやかにしなさい」


「あくまでしらを切り通す気か」


「さぁ、なんのことかしら。

それじゃあ、おとなしくしてるのよ」


「まて、ちょうど退屈してたんだ。

やることがないから、ミナの仕事ぶりを見せてもらおう」


「そ、そんなことできないわよ!

いくら、レンでも見せちゃいけない物だっていっぱいあるんだから!」


「べつに書類を見るわけじゃないし、ミナの姿が確認できる場所ならどこでもいい。

ああ、見てるだけで退屈だろうなんて気は回さなくていいぞ。

幸い、話す相手には恵まれているからな」


うっ、こんな時まで皮肉を欠かさないなんてこの娘は間違いなくレンだわ。

どうする、今日も残って仕事するつもりだったのに、レンにばれたら絶対に制限を付けられる。


「異論はないな?

それじゃあ、行こうか」


おかしくない?

レンだって無茶してるのにどうして私ばっかり怒られるのよ。

そもそも、どうして私がレンの言うことを聞かなきゃいけないのよ

そう思ったら苛々してきたわね


「ああ、もう、レンの想像通りよ!

仕方ないでしょ、そうしないと時間が捻出できないんだから!」


「そうならそうと早く言え!

別にそんなに無理しなくても、間隔を延ばせばもっと楽にできるだろう!」


「楽しみにしてることの為に頑張ることの何がいけないのよ!

それに、旅先くらいでしかレンと遊べる機会なんてないじゃない!」


「それで体調を崩したら元も子もないだろう!

こんなことするくらいなら、どこにでも付き合ってやる!」


「自分の体のことくらい分かってるわよ!

あんたは私の親か!」


「危なっかしいところは子供と同じだ!

いつも勝手に無茶ばかりしやがって!

心配するこっちの身になってみろ!」


「それはレンも同じでしょ!

レンに比べたら私なんて可愛いものよ!」


「俺は確実な安全を確保してるからいいんだよ!

それに、自分の身も碌に守れないんだから大人しくしてろ!」


「私だって戦えるわ…よ!」


「──っぁ、こんの……」


零距離から寸勁、そして震脚を利かせた急所への正拳突き!


「攻撃があからさますぎだ!」


「上等、こうなったら本気でぶっとばしてやるわよ!」


「この距離で、魔法なんて使わせるか!」


「魔法なんて使わなくても最低限の護身術くらい弁えてるわよ!」


side out


side フリッグ


「なんだか微笑ましいですね」


最近アリスとばっかり戦っているせいでしょうか、レンとミナが戦っているところを見ても子供のじゃれあいにしか見えませんね。

アリスと戦っていると余計な事を考えると本気で致命傷を負いますからね。

先日なんてあと1cm踏み込まれてたら首飛んでましたしね


「は、お姉ちゃん馬鹿なの?

そんなだから、いつまで経っても妹扱いなんだよ!

もう、様子見は終わり、早く止めないと!」


「ちょっとまってください、いろいろ聞き捨てならないことがありますが、流石の私でもここは空気を読むべきところだってことくらいわかりますよ!」


「どうしてアリスの時に空気を呼んでくれないの!

どう見たって、あれは痴話喧嘩だよ!

喧嘩が終わったら仲直りして、良い雰囲気になっちゃうよ!」


「そんな、アリスは考えすぎですよ。

それにレンは今女の子ですよ?

ミナが同性を恋人にできないってアリスが言ってたじゃないですか」


「お姉ちゃん本気で馬鹿なの!?

今まで冗談で言ってたのに、冗談で言えなくなっちゃうよ!」


今までは冗談だったんですか。

あれはアリスなりに私の気を引こうとしていたんですね。

そう考えればなんだか、最初の頃のアリスと同じように可愛く思えちゃいます。


「どうして安心してるの!?

お兄ちゃんが危ないんだよ?

緊急事態なんだよ?

今すぐ、お兄ちゃんを元に戻さないと取り返しのつかないことになるんだよ?

天然も行き過ぎると苛々するだけだよ!」


「もう、アリスは照れ屋さんですね。

そんな風に気を引こうとしなくても私はアリスのこと大好きですよ」


「ちょ、お姉ちゃん離して!

お兄ちゃんのところに行かなきゃいけないって言ってるでしょ!」


「ほら、暴れないでください。

お姉ちゃんがぎゅってしてあげますからね」


「離して、離してってば!」


「ん~、アリスは可愛いですね」


「も~、お姉ちゃんのばかああああ!」


side out


side ミナ


「はぁ、はぁ、はぁ、どう、私だって戦えるでしょ?」


「この、部屋ごとぶっ壊すやつがあるか……」


レンが男だったら負けてたけど、今は女。

筋肉や体の大きさも違うし、戦いづらいことこの上ないはずよね。

まぁ、それでも勝ちは勝ち。

とはいえ、私も満身創痍だから立っているのがやっとなんだけど。


「ほら、手を貸せ。

疲れただろ?」


「そういえば、レンはすぐ回復するんだったわね。

これって、最初から私に勝ち目ないじゃない」


「すぐに熱くなるのもミナの悪い癖だな」


「──ごめん、レンには休めって言ってるのに私は休まないなんて都合が良すぎるわよね」


「それが分かったなら、次からは素直に助けを求める事だ」


「うん、その事なんだけどリンネに正式にお願いしてみる」


「確かにあいつなら申し分ないか、正直いけ好かないがな」


「ふふっ、リンネも同じようなこと言ってたわよ」


ああ、やっぱり私レンのことが好きだ


「ねぇ、もしレンがこのままずっと女の子だったとしても私はレンが好き」


「不吉な事を言うのは止めてくれ」


「肝心なところは触れないのね。

それじゃあ、行動で示してあげる」


「ちょっと、まて!」


「いやよ」


うわ、今私凄く大胆なことしてる。

ベットの上でレンの首に手を回して、レンが私を覆いかぶさるような形でキスしてる。


「───レン」


「ミナ、頼むから離してくれ」


「いや、それよりちゃんと私を見て」


「──っ、俺にも理性の限界というものがあるぞ」


レンが私に欲情してる。

心臓がうるさいくらい跳ねて、どうにかなりそう。


「いいよ、きて、レン」


「──っ、ミナ」


「「すとーっぷ!!」」


「へ、フリッグ、アリス、そのいつから……」


「最初からだよ。

はぁ、はぁ、危なかった」


「これはどういことですか!?

ミナは同性を恋人にしないって言ったじゃないですか!」


「ああ、もう、お姉ちゃんは少し黙ってて!」


「む~、私だってレンとキスします!」


「むぐっ!?」


「あんた達、空気よみなさいよ!

最初から見てたんなら、どう見たって今から本番でしょうが!」


「アリスがそんな事許すわけないよ!

それと、お姉ちゃん、早く離れて!」


「い・や・で・す~、私だってもっとレンといちゃいちゃします!」


「それはアリスの役目なの!

お姉ちゃんの相手はあっち!」


「最近姿を見せてくれないと思ったら、久しぶりだな、フリッグ」


「ど、どうして、リンネがここにいるんですか!?」


「そんなことはどうでもいいだろう?

さぁ、隣の部屋に行こうか、もちろん今晩は帰らなくてもいい」


「ひっ、れ、れれれれレン助けてください!」


「ねぇ、お兄ちゃん、アリスとエッチしよ?

アリスならどんなプレイでも受け入れてあげるよ」


「どさくさに紛れて何やってるのよ!

レンは私に欲情してたのよ、今から続きをやるから出て行きなさい!」


「そんなの雰囲気に流されただけだもん!

アリスだってお姉ちゃんが邪魔しなかったらもうエッチの1回や2回やってるよ!」


「私がいつ邪魔したっていうんですか!

って、変なところ触らないでくさい!」


「ふむ、フリッグは着やせするタイプなのか。

これは調教のし甲斐がありそうだ」


「わ、私を苛めていいのはレンだけです!

ひゃ、だから変なところ触らなでください!」


「なんていうか平和だな……」


う~む、喧嘩してるように見えて、言ってる内容がいちゃついてるようにしか聞こえない内容にしたかったんですが力量不足でした(ノ_・。)


フリッグの天然度が上がってアリスもたじたじ、でも、アリスはフリッグのことを嫌いではなく、むしろ大好きです。

レンを取り合う関係でなければ素直に姉として慕っています。

それでも、突っ込みは変わらずやってそうですけどね。


次回から、レンは男に戻ります。

百合展開を期待してた方済みません<(_ _)>


近々GWですがとりあえずだらだら過ごす気なので気が向いたら更新、不定期更新は変わらずです。


それでは良い休日を☆⌒(*^-゜)ノ~♪see you again♪~ヾ(゜-^*)⌒☆

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