表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔術学院の最下位だった俺に、世界が気づくまで  作者: じゃむ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

80/109

第24話 関与(1)

本作は「魔術が当たり前の世界」で、ただ一人そこから外れた少年の物語です。

静かに歪み始める学院の日常と、気づいてはいけなかった違和感をお楽しみください。


回廊の扉を抜けた瞬間、

ゼルは理解した。


ここは、

判断を迫るために用意された世界だ。


空は曇っている。

だが、雲は動いていない。

風も吹いているはずなのに、

音だけが遅れて届く。


「……魔力が、薄いな」


正確には、薄いのではない。

成立していない。


詠唱は可能だ。

術式も展開できる。

だが、結果が生じない。


魔術が、

世界から“拒否”されている。


街の中心で、人々が集まっていた。

治癒魔術が使えない。

火を起こせない。

防護結界が張れない。


誰も暴れていない。

だが、恐怖は確実に広がっている。


「これは……」


背後から、ノクスの声がした。


基準(ゼロコード)

 “関与しない”状態を維持した場合の、

 初期段階の世界です」


ゼルは、拳を握った。


――もう、始まっている。

ここまでお読みいただきありがとうございます。

善意や好奇心が、必ずしも優しさにならない世界を描いています。

続きもゆっくりと深まっていきますので、お付き合いいただければ幸いです。

第24話 関与(2)へ続く

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ