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魔術学院の最下位だった俺に、世界が気づくまで  作者: じゃむ


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第20話 世界が気づく(4)

本作は「魔術が当たり前の世界」で、ただ一人そこから外れた少年の物語です。

静かに歪み始める学院の日常と、気づいてはいけなかった違和感をお楽しみください。


学院は、沈黙した。


誰も勝っていない。

誰も正しくない。


ただ、

取り返しのつかない一線を、

越えただけだ。


アーヴェルは、

自分が“正しかった”と信じていた論理が、

世界に通用しなかったことを悟る。


エリシアは、

世界が動いた方向を見て、

歯を噛みしめる。


リリアは、

担ってはいけない役割を

一度、背負ってしまった自分を理解する。


そして、

ゼルは知る。


もう、

隠れてはいられない。


力を使わなくても、

世界は気づく。


存在するだけで、

秩序が変わる。


ノクスは、

背を向けながら最後に言った。


「次に会うときは、

 あなたが“選ぶ側”です」


空間が、閉じる。


事故は、終わった。


そして――

物語は、

世界編へ入る。


事故編・完

ここまでお読みいただきありがとうございます。

善意や好奇心が、必ずしも優しさにならない世界を描いています。

続きもゆっくりと深まっていきますので、お付き合いいただければ幸いです。

次章・世界編-第21話 学院の終わり(1)へ続く

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