表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔術学院の最下位だった俺に、世界が気づくまで  作者: じゃむ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

18/115

第6話 測定不能(1)

本作は「魔術が当たり前の世界」で、ただ一人そこから外れた少年の物語です。

静かに歪み始める学院の日常と、気づいてはいけなかった違和感をお楽しみください。


測定不能(1)


観測は、一度始まると止まらない。


前日の測定以降、学院の空気は明らかに変わっていた。

ざわついているわけではない。

むしろ、静かすぎる。


廊下を歩く生徒たちの視線が、

以前よりも慎重になっている。


「……また測定あるらしいよ」

「例の二年の……ほら、魔術使えない人」


名前は出ない。

だが、話題の中心が誰かは分かる。


俺――ゼル・オルディアは、

いつも通り最後列の端に座っていた。


成績も、席も、立場も変わらない。

変わったのは、

周囲の“見方”だけだ。


授業開始前、教師が名簿を確認する。


「……ゼル・オルディア」


呼ばれた瞬間、教室が一瞬静まり返る。


「本日の演習では、君も測定対象に含まれる」


反論の余地はない。

質問する空気でもない。


俺は、ただ頷いた。


測る。

分類する。

管理する。


魔術学院が異常に対して取る、

いつものやり方だ。

ここまでお読みいただきありがとうございます。

善意や好奇心が、必ずしも優しさにならない世界を描いています。

続きもゆっくりと深まっていきますので、お付き合いいただければ幸いです。

第6話 測定不能(2)へつづく

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ