潜在意識が現実を作り出す ~あなたの身に起こることはあなた自身が魔法で作り出した~
思考が現実を作ると言うがあれは正確ではない。潜在意識が現実を作るが正しい。
例えば誰しも金持ちになりたいと願っているがほとんどの人はそれを叶えることができない。それは潜在意識がそれを望んでない、あるいは出来るわけが無いと思い込んでるからに他ならない。
意識は氷山に例えられる。海から顔を出している部分が顕在意識、考えたり何かに反応したり他者と直接コミュニケーションを取ったりする。心と言っても良いかもしれない。
氷山の下に沈んでいる部分が潜在意識、顕在意識よりはるかに巨大で顕在意識が処理できない情報は全てここにインプットされており、顕在意識をコントロールする。
氷山は海に浮かんでいるが海にあたるのが集合的無意識。宇宙そのものであり神と言い換えてもいい。
潜在意識は集合的無意識(宇宙)につながっており、人は潜在意識を通じて宇宙に働きかけることができる。人一人で宇宙を変えることは出来ないが自分一人の現実ぐらいは変えることが出来るのだ。
と言うか、今の自分とその周囲の状況こそ潜在意識が作り出した望み通りの自分である。全然理想と違うと思ってる人は、先述の通り顕在意識と潜在意識が乖離しているから。
願望をかなえるためには顕在意識と潜在意識が一致していなければならない。しかし大抵の人は過去の失敗だったり(実は失敗ではない)、いわゆる常識というものなどに邪魔されて顕在意識と潜在意識が乖離してしまっている。なので冒頭に挙げたように金持ちになれないというわけだ。
人は潜在意識が全てと言って良いだろう。潜在意識を操れれば幸福も不幸も自由自在だ。
なんでこんな事を書いたかと言うと、私がブクマしているとある作家さんが理由。その人は週一の更新で、本編のあとに必ずあとがきを書いているんだけど、ほとんど愚痴と泣き言ばっか。
やれ体調が悪い、資格試験が上手くいかなかった、明日は出張だ気が重い、本を出していることを同業者が信じてくれなくてストレスだ、台風で窓が壊れたらどうしよう、パソコンの調子が悪い・・・
あんた個人の問題なんか知るか自分で解決しろ、暗いことばっかグチグチ書くな気が滅入る、とか書こうかと思ったけど書かないで、とりあえずこの人を分析しようと思った。なんでこの人こんなネガティブなの?
で、読者のコメントを見てると、作家さんへの気遣いや励ましのコメントが結構あって、ああこれかなと。
想像だけどこの人は読者からの心温まる同情コメントに病みつきになったのではないか。最初はただこんな事がありましたよ程度の軽い報告だったのに、同情コメントを見ているうちに味を占めてしまったんではないか。一週間、悪いことだけでなく良いことも絶対にあったはず。なのに書き込むのは悪いことばかり。多分本人は意識して無いと思う。しかしこれはまずい傾向。
先述した通り現実は潜在意識が作り出す。悪いことが起きればそれを書くことができる、また同情してもらえる、嬉しい、と潜在意識が認識してしまうと、潜在意識が不幸をどんどん作り出す(引き寄せる)ようになり、不幸スパイラルに落ちていく。今はごく軽いもので済んでるけどいずれシャレにならない不幸を作り出すのではないか。
その時に「なんでこんなことになったんだ、私はこんなこと望んでない!」と叫んでも、潜在意識は「いいや、これがお前の望みだった。俺はそれを叶えてやったのに」と答えるだろう。
この人にとっては不幸こそが幸福というおかしな認識が潜在意識にインプットされたことが原因なのでそれを書き換える必要がある。が、これが困難極まりなく、一般人にはほとんど無理。正しい知識、正しい手法、正しい手順を踏む必要がある。この技術こそ世の成功者と呼ばれる人が身に着けているものであり、支配者が大衆に秘匿したものであり、魔法と呼ばれる。
有名な魔術師W・E・バトラーはその著書「魔法入門」で、魔法を「潜在意識を自在に操る技術」と定義した。手から火や雷を出すのではなく、潜在意識を操るのが魔法。潜在意識を操れれば自分の望み通りの人生が送れる。それがどれだけ素晴らしいことか想像するまでもないだろう。
読者にはぜひ魔法を研究してもらいたい。冗談ではなく大真面目に言っている。アマゾンで魔術書で検索すればいくらでも出てくる。ちなみに先に紹介した本は1974年に角川文庫から340円で出版されたが、私は数年前に1万円で手に入れた。今見たら13450円から、高いもので23850円だった。プレミアがつきまくっているということで、本物である証左と言える。