晴耕雨読　～秋～

　「晴耕雨読」

　僕には、この言葉が一番似合っていると思う。なぜなら、僕の時間を過ごしている人間は、非常に活発になるからだ。

　晴れている日は、運動をしたり、植物鑑賞をしたり、美味しい食べ物を手に入れたり食べたりする。雨の日は、「晴耕雨読」の文字通り、人間は読書を進めるようになる。

　あまり僕は人間に嫌われることがない。だが、それは僕が特別何かをしているわけではない。周りの環境が僕を支えてくれているのだ。

　僕の時間になると、人間は田舎や山に集まってくる。だが、これも僕が何かをしているわけではない。僕の時間に大活躍してくれている仲間がいるからだ。人間は、彼らに癒しを求めに来る。だが、残念なことに彼らが癒しを与えられる活動が出来るのは、期間限定だ。彼らの中には、僕の隣人の時間でも活躍出来るものも居る。彼らは、期間限定でしか現れないが、僕を支えてくれていることには、とても感謝している。