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第44話『200文字でわかるプチ復讐』
「大丈夫、殺しはしない」
「染神ィ…調子乗ってんじゃ」
彼の言葉は、風にかき消された。
染神が空を切る形で放ったデコピン。
それはそのまま巨大な空気砲となり、
高橋をぶっ飛ばした!
「…あれぇ?手加減したんだけどなぁ…?」
幼馴染の朱美が駆け寄る。
「勇気君、大丈夫?怪我は無い?」
松田も駆け寄る。
「おいさっきのはなんだよ!すげえな!」
アリスは、ポカンとしていた。
何故、この程度の事で『すげえ』なのか。
朱美に、聞く。
〈第44話おわり〉




