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魔法

やはりお決まりの魔法には属性とやらがあるらしい。

5大元素の火 水 風 雷 砂

派生元素の光 闇

この7つがあるらしい。


人によってはすべての属性を使えるらしい。それと庶民といえばいいのだろうか、その人たちも魔法は使える。用途としては料理での火の使用や洗濯の際らしい。現代では電気がやっていることを魔法でやってるような感じだな。そんな感じで魔法は多くの所で使われているらしい


生活のなかで使う魔法を『生活魔法』とするなら戦いで用いる魔法は『戦闘魔法』というらしい。このなかには支援や治癒の魔法も含まれているとのことだ。


『生活魔法』や『戦闘魔法』に限らず魔法の使用の際、条件がいるらしい。それは『魔法の発動場所の決定』

と『用途』らしい。発動場所は簡単だろう、どこに発動させるかは重要だ。用途というとすこしちがうのだがようは料理とか鍛冶の火を起こすのに、人を吹き飛ばすような爆発は起こさないということだ。そんなことになったら一々危ない。それと発動場所は視野の中に限るらしい、まあそれもそうだ、いきなり空から魔法とか降ってきて周りに術者がいないとかチートだ。


そしてどうやらイメージが重要らしい。それもそうだろう、魔法を発動するのにその魔法をイメージできないとかアホすぎる。そうとなると俺にだいぶ有利だ、ゲームとかなんかでイメージ力は抜群だからな。


そんな感じでレミアの魔法の基礎についての説明は終了、因みにレミアは火と風の魔法がよくできるそうだ、しかし魔法には魔力が必要という超明白な事実を最初に教えられたが俺は異世界の人であり、そんなもんが俺の体の中にあるかどうか全くわからない。


「レミア、ちょっと質問」


「はい、なんでしょうユウキ様」


「魔力っていうのはどうやって感じればいいの?まったくわからないんだけど……」


手を挙げ質問する、別に目の前にいるわけだが教えられているというためちょっと雰囲気を出してみた。もし俺が床に座ってたら完璧に立場逆転だな。そう思ってたらレミアが急に手を握ってきた、なんだなんだとレミアの顔をみていると


「では、魔力を感じていただきます。いまから私の魔力を少しだけ流します、体の中に違和感というかなにか流れるような力を感じられると思います。それが魔力です」


そこからレミアが手に力を入れてくる。その瞬間体に違和感を感じた。まず指から伝わり腕、肩、背中などからだのあちこちに流れるようなものを感じる。体の内側から出てくるような力であり、なんか心地よかった。

レミアは俺が魔力を感じとったと分かったのか手を離した。


「ありがとう、魔力感じ取れたよ。でもこの魔力をどうやって魔法にするの?」


「基本的にはイメージを固定するために詠唱しますが、イメージが安定していれば詠唱はなくてもいいんです。ためしにやりましょう。火よ我らを照らせ《灯火》」


レミアが詠唱を言い、魔法が発動された。天井の近くでテニスボール程のサイズであろうか、火の玉いや光の玉のようにも見える。おそらくこれは照明用とかなのだろう。でもあんだけの大きさでこれほどの光がでるとは驚きだ。はやく魔法使えるようになりたい、自分の身を守るためにもな


「おー、それは生活魔法?」


「はい、しかし家ではあまり使いませんね。野営とかで用いるときがあります。最もそちらもあまり需要はありません。一番の用途は迷宮などでの移動の時です」


うん、こっちにも迷宮とかあるのか。だったら多分薄暗いんだろう、もしかしたら真っ暗かもしれない。でも家で使わないとはどういうことだろう


「この魔法を家であまり使わないっていうのはどうして?」


「それは、そうですね。では文字の力について説明しましょう」


そこからいきなり文字についての説明された。少し長いのでまとめてみると、この世界の文字にはそれぞれ意味があり力をなしているらしい。普段使う文字はどうやら意味を為さないらしい。現代でいうなら一文字で意味をなす漢字かひらがなやカタカナなどの文字の違いだろう。


意味を為している文字こちらでは『ルーン』と呼ばれるらしい。その文字は一文字で多数の意味を持っている。そこでその意味と文字の力を使おうとしたのが魔法符もしくは魔法カードとかいうらしいが、上質な紙またはカードに文字を書き込み様々な記号を周りに施す。そうするとその紙に擬似的な魔法の効果が表れるようになるらしい、発動には魔力を込めればいいらしいが、売りなのが少量な魔力で効果が長続きするらしい。そのおかげで先程レミアが発動した《灯火》は生活の中では使わないで魔法符で代用するらしい。


ここで思ったのが、じゃあ漢字とかでもいけるのかという話だ。漢字は組合せ通りで様々な意味をなす、まあ一文字でも意味をなすが……。例えば火を表したいとする。勿論火だけでもいいが、ほかにも炎や火炎、烈火など火を表すのが多くある。もしこれらの文字がこちらでも力を持っていたら、いい効果が期待できるかもしれない。まだ想像の範疇だが、実物をみてからまた考えよう。


「というわけで説明終了です。ユウキ様、なにかわからないことはありますか?」


「うーんと、魔法を覚えるにはどうしたらいいの?」


「それは、2通りの方法があります。1つ目は魔法を直接みて覚え反復練習、2つ目は知識共有または情報共有とよばれるのですが、脳に直接魔法を入れます。こちらは練習の必要があまりないのですが、共有する際に痛みが生じます。しかし習得がとても簡単にできますので知識共有のほうが魔法習得では一般的です」


「ふむふむ、なるほどねー。じゃあさっきのレミアの魔法を真似たら私もできたりする?」


「はい、できると思います。簡単な魔法ですので習得は早いと思います」


やっと、魔法の発動だ。さっきの魔法はよく覚えてる。形、大きさともにテニスボールほど場所は天井近くよしやってみよう


「火よ我らを照らせ《灯火》」


魔法を発動したところ、成功したには成功したんだが。形や大きさは確かに似ているんだが、なぜか光の量が少なく熱量が増えているような気がした。よくみると光の玉というよりはメラメラとした火の玉といった感じ

んー少し熱いな。ミスったのかなー


「ユウキ様、少し魔力を込めすぎたようです。イメージが安定していても魔力の量が違うと失敗もしくは強力になり魔法が少し違う形になってしまいます」


そうだったのか、張り切りすぎた。魔力の量が違ったらそりゃ違ったのになるよな、ちゃんとした量っていうのを身につけなきゃな。それにしてもこっちにきてから覚えることがいっぱいあって大変だ。まだまだ覚えないきゃいけないことは沢山ある。会話はできるが、文字がわからない。国名や地名、あと国の組織とかだな。まあ王様はいると思う。そして最も知りたいのは帰るための情報、こればかりはレミアに聞いてもわからないだろう。


「なるほど、レミアありがとう。あのさ、お腹減ってない?」


「そういえば、魔法の方はいいのですか?」


「いいのいいの、じゃあいこっかー」


「ちょっと、あのユウキ様??」


レミアの手を引っ張り、食堂とやらに行ってみる。さすがに疲れた、まずお腹を満たさなければ。食事を済ませたら次は国の説明だな、よしじゃあ行くか


♢♢♢


食堂についたが、なかなか繁盛しているようだった。満席とまではいかないが、店員さんはせっせと動き、こちらから見える厨房もだいぶ慌ただしく料理を作っていた。ファミレスとかと同じようにメニューとかあるんだろうか、まずメニューっていう言葉があるかどうか疑問だが。


レミアと一緒に空いている席に座る。こちらでの食事は初めてなので知らないことが多い。レミアに聞くのが無難だろう


「レミア、なんか食べたいものある?あ、遠慮しなくてもいいよーお金はいっぱいあるし」


そういって、腰につけているお金をジャラジャラと鳴らす。普通なら注目されるが食堂は少し五月蠅いくらいなので大丈夫だろう。


「では、お言葉に甘えて。えっと、そのお肉が食べたいんですけど……」


「ん、お肉?りょうかーい、店員さーん」


レミアに食べたいものを聞いたので注文を言うため、店員さんを呼ぶ。


「はい、ご注文ですか?」


「はい、えっとオススメのお肉の料理ってあります?」


「それなら疾風鳥を使った焼き鳥がございますが、いかがでしょう?」


「おー焼き鳥!?じゃあ、それ2人前お願いします」


店員さんは注文を聞き、厨房に向かっていった。あ、勝手に焼き鳥でいいとか言ってしまった。レミアに聞いてない……


「レミアさっきので良かった?」


「はい!お肉は久しぶりなのでうれしいです!ありがとうございます!」


おーめっちゃ喜んでる。周りに光が飛びそうなぐらいの笑顔、相当久しぶりなんだろうな。奴隷とかだと肉は出てこないんだろうか、うーん可哀想だ。でもレミアが喜んでくれるのはうれしいな、これからもがんばろう。


「でも疾風鳥ってなに?」


「えっと、風のように移動が素早い鳥のことです。動くのが早いんで捕まえるのが大変なんです。雷や風魔法が捕まえるのに適しているんですが、やはり魔法を使うのでどうしても加減が難しいため傷がない状態で捕まえるのが大変ですね」


「ふーん、おいしいの?」


「はい!筋肉が発達しているため弾力があり、肉の旨みもよく味わえます!」


レミアは肉のこととなるとちょっと熱くなるな、久しぶりだからっていうのもあるかもしれないがちょっと大げさだなとも思う、でもレミアだから許す。え?女に甘い?違うな、レミアが可愛いからだ。レミアの笑顔は火とを癒す効果があると思う。いや、まじでだって癒されてるもん、おっとどうやら料理が来たらしい。


そこから料理を食べ進めていったが、レミアが食べる食べる。うれしいことなんだが、オール肉、肉肉だ。ほとんどが茶褐色といえばいいのだろうか。もっと野菜食べようよ。俺はそのあと健康のために野菜サラダ(ほとんどが前の世界とおなじような野菜だった)を食べていたのだが、レミアが『ユウキ様、肉を食べなければ体を鍛えられません』と言っていた。いや食ってるからね、焼き鳥大好物だよ?でも女になったからか胃袋が小っちゃいんだよ!、だから健康も考えて野菜サラダだ。ちなみに今のは心の叫びだ、レミアには言ってない


結局、1時間ほどだろうか食堂でレミアが満足しながら肉を食べているのを眺めていた。獣人族はみんなこうなのかな……

今回は説明回だったかな、次も多分そうだけど。多分名前については安直になりますがツッコマないでください。


最近、1人称のせいなのかユウキが女である必要なくねと思っちゃうんだが、このままおし進める!レミアのキャラの確立もまだまだだし、不安は残りますw


皆様、感想や指摘などできたらよろしくお願いします

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