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新居へ

紅白の紐で縛られたトラックに積まれた、婚礼家具が新居へと運ばれる


最後尾には私も車で付いていった


田舎の4軒の家が固まっている場所だった

家の前は車一台が通れるくらいの細い道で、大型トラックは入るのに苦労していた


実家のお母さんは「バックしてはいけない!と言っていた」


後戻りすることは、縁起が悪いと言っていた


進むのを待っていると、知らないおばさんが声をかけてきた


こんなとこ通って迷惑なねぇ!


そんなこと言われてもこの道1本しかない

「どんな人、引っ越してござるんやろうねぇ?」

そう言われたので

「私です」と答えた

変な人がいるなぁと思った


どこに何を運ぶか、指示して荷物は無事納められた


後日私は、訪問着を着て、しんちゃんの、お義母さんと2人でご近所に歩いて挨拶まわりに行った


一軒一軒挨拶に回るが、ほとんどの家はお留守だった

集落を歩き回りとても疲れた

家の庭を通れば裏口から道路へ出れる

近道になっていた

お義母さんは、4軒の近所に


「どうぞご自由に通ってもらって構いませんで」

と、言っていた

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